アノニマスというハッカー集団が
ロシアの国営放送をアタックをして、
戦争の現実を伝えるというニュースがありました。
アノニマス。
もう20年以上前、アノニマスという名前のメールをもらいました。
確か1998年か1999年だと思うのですが、
インターネットショッピングは日本でもまだ黎明期。
それまでネットでの海外の買い物は、
エージェントを通してはチケットなどはありましたが、

サイトを通してのネットショッピングはその時が初めてだったと記憶しています。
MLB公式サイトでバットを買いました。
日本では1万5000円近くする硬式バットがのセールで39ドル。
サイズも34インチ=84cmで重さは930グラム。
軟式用のバットだと重くても850グラムぐらいのものがあったのですが、
今では680グラムぐらいです。
軟式に対応するのにスウィングスピードをもう少し落とした方がいい
とのアドバイスを受けたので、この値段で買えるならということでした。
さすがに39ドルぐらいだと、5000円ぐらいの送料を払っても、
日本でバットを買うよりは安くなります。
その後、同じMLBショップでNBAとNHLのTシャツを買いました。
当時は、MLBショップのサイトも立ち上がったばかりで、
野球用品や他スポーツのグッズも買えたのです。
商品は無事届いたのですが、
その後にanonymous(アノニマス)と名乗る人から英語のメールが届きました。
「あなたのカード番号が漏れているので、すぐに使用を止めた方がいい。
その販売会社のセキュリティは信用できない」
という内容でした。
どういうところに、どんな形で漏れているのかはわかりませんが、
いずれにしろ一見で不正使用ができる状態だったのだろうと思います。
当時、MLBのサイトで販売を委託されていたのが、
スターなんとかコーポレーションというところだったのですが、
すぐにカード会社に
「こういうメールが来たのですぐに使用をストップして欲しい」
と伝えました。
カード会社も初めての例で、
漏れた経緯なども確認をお願いしたのですが、
詳細まではわからず「今後の参考にします」とのことでした。
その時にanonymousのことを調べたところ、
金融などの違法な情報を監視している匿名の有志の人たちということでした。
wikiでは2006年ごろアノニマスが結成というような記述がありますが、
それよりはは数年も前のことです。
利用歴の長い分、セキュリティ確認も含め、
ネットショッピングにはある程度慣れていたのですが、
インターネットショッピングには慣れているはずなのに、
昨年、一度だけフィッシングサイトに引っかかりました(笑)。
以前からくり抜きのお弁当を探していて、

どうしても必要と言うわけでもなく、
どこかに旅先で買えればぐらいに思っていました。
ある時、くり抜き 弁当箱
で検索したら、通常より安いところがあり、
キッチン用品やらなんやらが並んでいるサイトで、
「防犯関連グッズ生活館」という名前でした。

その他、キッチン雑貨なども扱っていて、
防犯グッズも含めて雑貨のサイトと勘違いし、
値段につられて買ってしまいました。
ご丁寧に会員登録もさせた上に、買った後にはこんなメールも。
翌日の朝、paypayで数百円程度の買い物をしたところ、
(自動的にカードとひもヅケされているので)
カードが使用不可に。
理由がわからずカード会社に電話したところ、
昨日の夜、違法な手順で買い物をしようとした形跡があり、
自動的に使用不能にしたとのこと。
昨日の夜といえば、そこしかありません。
再度、サイトの社長の名前やら会社の住所やらすべて調べたところ、
そもそも住所がありそうでないところでした。
特定商品を検索をして探したときほど、
こういうサイトをサーチしてしまう危険性があるので要注意です。
すぐに
フィッシング110番に連絡して、
そのサイトは今はありませんが、
他にも似たようなフィッシングサイトがいくつもあり、雰囲気はこんな感じです。
こちらの
摘発サイトの方がフィッシングサイトを随時アップしていますが、
車用品から
ゴルフ用品、
楽器や自転車、
さらにはふるさと納税まで、

ありとあらゆるタイプのフィッシングサイトがあります。
フィッシングサイトを摘発しつづけるこの方もある意味アノニマスですね。
ネットでいろいろ買われる方ほどピンポイントでリサーチしがちで、
そこに落とし穴があるわけです。
商品の直接リーチしてしまうと、
サイトや商品を買うまでの流れでは、
それがフィッシングかどうかは見分けが付きません。
買う際には、販売会社の住所とメールアドレスを検索した上で、
実在する会社かどうかをチェックするのが一番です。
特にメールアドレスのチェックが重要かなと思います。
この件ではカード作り直し以外被害はなかったのですが、
二重認証などセキュリティを高めているはずの自分が
そんなものに引っかかるなんて恥ずかしい限りですが、
アニノマスの名前を聞く度に、あの時のメールを思い出します。
世の中には親切で匿名の人がいるもんだなと。
Posted at 2022/03/10 12:19:53 | |
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