チャラになんか出来ないんだよ

石川和男の霞が関政策総研
“太陽光バブル”処理は新政権の責任
前民主党政権の“不良債務”を全チャラにせよ！
http://diamond.jp/articles/-/62933
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石川和男 [NPO法人 社会保障経済研究所代表]
http://iigssp.org
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いやいや、言いたいことはわかるよ。日本の停電の少なさ、電力品質の安定度を維持するために再生可能エネルギーはちょいと扱いが面倒だよね。買取原資の問題もあるし、私も今の固定買取制度は多々問題あると思ってます。

でも一旦決めた法律はチャラにできないってのが法治ってもの。「チャラにする」ってことは「遡求して法や契約の効力を無くす」と言う事。そんなんてことをやると、信用すべきものがない事になっちゃうからね。

そう言うのはある意味で徳政令みたいなもの。それができるなら財政赤字もチャラにしちゃうぞ。国債発行して日銀からの借金はし放題だ。（笑）

なので出来ることは未執行の認定の取り消しの推進と、固定買取の費用原資の出処の見直し程度しかないよ。
で、前者はすでに話が進んでいるから良いとして、後者は原発の電源促進費用を割り当てればいい。だって発電してないんだからさ。原発の支援は使用済み核燃料を負債ではなく資産として扱うだけで十分だと思うよ。

賦課金の話をするとき、再生可能エネルギーの事ばかり扱われるけど、実際には原発だって賦課金が電力料金に含まれているってのは忘れられてるよね。電力量の請求書では別会計になってないから見えてないだけでさ。
その辺りを全部表に出して、何がどこに使われているのか明らかにしてくれないと、賦課金の妥当性とかさっぱわからないよね。

と言う訳で何チャラ研究所とか言うのであれば、具体的な対応策を提示してちょうだいね。
欠点を挙げつらって言うだけなら床屋談義と変わりゃしないもんね。