海洋産業って人材不足

海洋産業セミナー「日本の海洋産業の発展のために」
https://www.joho-nagasaki.or.jp/info_offer/6625/murc-jp_seminart_150326/
--------
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが長崎県の委託を受けて開催したセミナーに行ってみた。ってMURCのサイトはすでに撤去済みって早すぎじゃね。

スコットランドのオークニー諸島で海流や波力や洋上風力などの再生可能エネルギーをやってるので、長崎もそれらの技術を導入して産業化しようっ、ってのは良いことだとは思うよ。明治維新頃のトーマス・グラバーもスコットランドから来たんだし、マッサンもスコットランドでウィスキーの勉強したしね、って脈絡ないじゃん。

で、オークニー諸島って北海油田で産業集積した実績を転用して再生可能エネルギーをやってたと思うのだけど、長崎って造船はあるけどエネルギーセクターの産業って炭鉱が衰退して以来存在しないから、ちょっと状況が違うんじゃないかなぁ。電源開発の発電所はあるけど、地元産業とは言い難いしね。

それにスコットランドはダウンレイ（ドーンレイ）核施設の送電線を解放させてるはずから、再生可能エネルギーは流し込み放題だぁ。電力自由化が出来てなくて送電インフラが未発達な長崎とはえらく違うよ。自由化されても送電インフラを構築する投資は難しいだろうなぁ。電源開発の北松から関西方面への系統を解放させればかなり便利になるだろうけどね。


で、ちょっと話題として面白かったのが、日本人の船員が減少してるけど、海洋産業全体でも人員不足が顕著になってきている、と言う話。潜水作業員やROVオペレーターなどの現場も減っているけど、研究開発の領域でも少ないそうだ。だって商船学校や海事学校でもそんなコースはないし、大学でも海洋関連の学部って減っちゃったよね。少なくなってて当然だ。逆に言えば今からその領域を狙えば就職ビシバシってことだな。
とは言え海の仕事は辛いからねぇ。待遇も良いとは言い難いし。お勧めできるかと言えば難しいねぇ。



でもホテルニュー長崎こんなに大規模なセミナーやるってのは意外だなぁ。ここって金子さんが知事から退いてからは自治体イベントは避けてた雰囲気だったのにね。やはり県北地域でやる事業が多そうだから、ここになったのかな。どーでも良いんだけどさ。（笑）




http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033247381.html