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ちょっと話題な2ストロークエンジンを検索してたら「ＯＨＶエンジンの可変動弁機構」とか言うのがあるぞ。
「特開2015-124707」だ。

開いてみると、これはOHV用のVTECだね。
さっきの2ストエンジンの作動モードを切り替えるのに必要なメカニズムなんだろうな。
プラグ着火と自己着火で必要な圧縮比が異なるからね。

でもさあ、こんなのあるんだったら４ストロークのOHVエンジンを作ってよ。
究極の街乗りエンジン。

って、訴求力無いかぁ。
欲しがるのはメカフェチな人だけになっちゃうもんね。（笑）

なんだかホンダが新しく２ストロークエンジンの特許を出願してる、と話題になってるので検索してみる。
検索するのは日本の特許情報プラットフォームだ。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
IPDLは無くなっちゃったんだよ。

で、2ストロークで検索すると「特許出願2013-269850」「特開2015-124704」が出てくるよ。
汎用エンジン向けだって書いてるよ。バイクとかに乗ることはなさそうだな。

特許のキモは74の上むきのインジェクタ。
ピストン裏に燃料噴射してピストン冷やすぞ、ですと。
たしかに2ストは熱に厳しくて比較的容易にピストンに穴空いちゃうもんね。
でも燃料を直接掛けて冷やす、ってのはすごい発想だな。
ピストンから熱を吸って気化した燃料はサイドポートからシリンダーへ。

リンク機構でクランク直径の2倍近い超ロングストローク化してる。
でもこのリンク機構のおかげで高回転は使えない。
コージェネ用エンジンのEXLinkの簡易版みたいなものだ。
でもこのリンク機構でストロークを稼がないと冷却インジェクタを使えるほどのポート開口が得られない。
それにクランクをオフセットしないと垂れたガソリンがクランクに掛かって潤滑異常になっちゃうかも知れない。
さらにはオフセットさせないとインジェクタを置く場所も十分には確保できない。
なので、組合せ的に必須の機構。

で、OHVなヘッドのバルブは排気用なんだろうけど、下死点付近で開く構成なんだろうな。
特許の文中の【0058】辺りに書いてるよ。
でも調子が良いと予混合圧縮着火しちゃうよ、って本気かな。
汎用機で特定負荷状態での運転だから可能な話ってことだろうな。

まあ、そんな感じ。
面白いけど、話題にするほどの発明じゃないよ。