この前、到着したスリップユニバーサルジョイントなのですが、
ブログには全く書いていなかったものの、
実は問題が発生していました。
画像を見て頂くと判ると思うのですが、
新しい方(右)と古い方(左)で
ユニバーサルジョイント廻りのゴツさが
全然違うんですよね。
(縦方向の長さが違うように見えますが、
そちらは同じで問題がありません)
その他にも内臓されているスライディングスリーブも
元々付いていたものとは違ったりしたので
ひょっとしたら違う車用の部品では?と思い、
部品を仲介していただいている方に確認をお願いするのと同時に
パーツリスト等を活用して独自調査を進めていました。
一番最初にチェックしたのは
スリップユニバーサルジョイントの品番だったのですが、
EPCで見ると2回しか載っていなかったものの、
オリジナルパーツリストも合わせると
全部で4回品番変更があったようなんですが、
最終的な品番はひとつしかないので種類は無いみたいなんですよね。
ただし、何故か不思議な事にそれに使用される、
ユニバーサルクロスに関しては
車体番号による区分けで2種類存在しているんですよね。
ユニバーサルジョイント廻りのゴツさは
ユニバーサルクロスのニードルベアリングブッシュの大径化(30mm→32mm)によるもののようで
古い品番と新しい品番はその違いなのか?とは思ったものの、
それじゃあ、何故スリップユニバーサルジョイントの品番は車体番号で区別されていないんだろう?と思ったんですよね。
32mm径のベアリングブッシュなのが
新しい品番のユニバーサルクロスだと言う事が
おぼろげに見えて来たところでその品番を調べてみると、
220SEb用とは違う品番の250SE用のスリップユニバーサルジョイントにも
それが使用されている事が発覚…。
えっ?250SE用って事もありうるって事??
と更に深みに嵌ってしまいました(苦笑)。
その後、色々と悩みながら調べを進めていった結果、
テクニカルデータブックのひとつの記述に辿り着きました。
それはアクスルシャフトのスプラインの山の数でした。
220SEbでは25山、250SEでは27山で、
ドイツから送られてきたスリップユニバーサルジョイントは
ちゃんと私の220のアクスルシャフトと結合出来るので、
これは220SEb用と考えて良さそうだという事になったんですよね。
その他にも内蔵のスライディングスリーブのニードルベアリングの数が
250SE用は一列に付き2個多い、114個であるらしい事も判りましたが、
部品が違った場合に返品しなきゃならないため、
これに関しては確認はしていません…。
で、今日、ドイツから連絡が来たのですが、
やはり前後のスプラインがそれぞれの接続する部品に嵌れば間違いないとの事で
ようやく解決に至りました(やれやれ)。
結局、ユニバーサルジョイントには元々2種類あったけれども、
スリップユニバーサルジョイント自体は現在新しい方の1種類しか出ないって事なんですねぇ…。
実は内臓されていたスライディングスリーブに関しても書きたい事があるのですが、
今回は長くなったので別の機会に書く事にしようと思います…。
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Posted at
2009/03/12 01:05:36