昨日、薄くしてもらった調整シムを届けてもらったので、
今日はやるぞぉ~、と気合十分で
デファレンシャルの調整を開始しました。
しかし、、、
スフェリカルワッシャー込みで
デファレンシャルピニオンがするっと
デファレンシャルケース内に滑り込むようにはなり、
一応ギヤもまわるようにはなったのですが、
一番薄い1.05mmのシムを使っても少々回りが重いんですよね。
そこでアクスルシャフトギヤを片方ずつ入れて
デファレンシャルピニオンを組んでテストしてみたのですが、
右側は1.05mmでそのままいくか、あと0.05mm落とそうか、
というレベルだったのですが、左側は重く、
どうやら2つとも組んだ時の重さはこちらのせいだったようです。
多分、どのデフでもデファレンシャルケースが新品の時には
左右とも同じサイズのシムで調整出来るようになっていると思われ
このケースにも同じ1.5mmのシムが両側に入っていたのですが、
同じサイズを入れて左側が重いという現象が見られる、という事は
デファレンシャルケースの右内側の、シムとの当たり面が減っている、、、
という事なんでしょうね。
右側のアクスルシャフトギヤには
スリップユニバーサルジョイントがボルト留めされているので
恐らくその存在が負担になって右側が減りやすいのだろうと思います。
これはこの前発覚したガタの原因と直結しており、
その時に判らなかった減っている部分のひとつが
実はデファレンシャルケースだったという事がこの事で判りました。
因みに右側に1.05mmのシムを入れた状態からシムを増やしていくと
1.15mm位で左と同じ位の重さとなるので
恐らくケース右内側の磨耗は0.1mm前後だろうと思われます。
あとはケース右外側とスリップユニバーサルジョイント側で0.1mmずつって感じなんでしょうかね?
というわけでさらにシムを薄くしてもらう事に決めました。
なかなか思うようにいかないものですよねぇ…。
塗装屋さんに行く必要もあったので、
そちらは午後一でまたレース屋さんの方にお願いしてきました。
戻ってきてから、今度は
デファレンシャルケースとスリップユニバーサルジョイント間の
クリアランスがどうなっているかのチェックを行う事にしました。
ところが、、、
新しい方のスリップユニバーサルジョイントとデファレンシャルケースの
クリアランス測定は初めてだったのですが、
いざ、アクスルシャフトギヤにスリップユニバーサルジョイントの先の
スプラインを差し込もうとしてみると、
なんとこれが入らない…。
えっ、なんで?と
デファレンシャルケースからアクスルシャフトギヤを外して試してみるも
やっぱり駄目。
プラハンで叩き込むと一寸入ったので
抜き差しを繰り返して少しずつ入るように数時間頑張ってみたのですが、
どうしてもあと10mm位を残して進んでくれませんでした。
もっと強く叩き込めばもしかしたら入るのかも知れませんが、
抜けなくなるのが怖くて(実際、何度も抜けなくなりそうになりました)
そこから先は試す事が出来ませんでした。
嵌った部分はスリップユニバーサルジョイントのスプラインが
一寸削れたような感じになっていて、
ひょっとするとガタなく嵌るように若干削られながら嵌っていくのかな?
とも思ったのですが、
それにしても残った部分は硬いので
ここからどうしたものかと考え込んでしまいました。
最終判断はもう少し考えてからにする積りですが
何らかの対策が見付からなかった場合には
当初ガタの原因と思われた(今はシロだと思っています)、
古いスリップユニバーサルジョイントの
ユニバーサルジョイントとスライディングスリーブを
新品に交換して使うしかないかな?と思い始めております…。
新しいスリップユニバーサルジョイントですが、
700ユーロ以上もしたので、
使わない事にするにはかなり度胸が要ります…(涙)。
準備が出来て、ようやく作業開始、、、
という段階になってから作業ごとに引っ掛かっている感じなので、
本当に一寸泣きたい気分です…(とほほ)。
画像は新(右)、旧(左)のスリップユニバーサルジョイントに新しいアクスルシャフトギヤを嵌めた状態です。
古い方だとキッチリと最後まで嵌り、ガタもないんですよねぇ…。
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Posted at
2009/03/15 22:52:42