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イイね!
2009年08月15日

やれやれ、、、

リアアクスルのスイング軸のクリアランス調整ですが、
散々からかって、何とか調整が完了しました~。

とても疲れました…。

先ず、昨日のブログの内容について、いくつか訂正しなくてはいけません。

砥石で均したらばらつきがなくなってしまった、、、と言っていた部分
(昨日は何と表現すべきか判らなかったのですが、テクニカルデータブックの表現を採用して以下ボスと記します)
なんですが、アホな勘違いだったんですよね(苦笑)。

どうもチェックしたのはばらつきが生じていたボスとは反対の方だったようで
今日、調べたらちゃんとばらついていました(苦笑)。

因みにこのばらつき、テクニカルデータブックを見たら、
パラレリズム(平行度)という名前で限度が書いてあったのですが、
この部分のパラレリズムは限度値ギリギリの0.05mmでありました。

で、パラレリズムが少なくなってしまった、というのが勘違いだったという事は
内側のクリアランスがそれによって広くなった、というのも勘違いだったという事になります。

いちどこじてクリアランスをチェックして広いように感じたのも、
外側のシムのクリアランスを広く取り過ぎていたので
こじた時にアクスルチューブ側のボスの腕が弾性変形した為だったみたいです。

故に昨日から今日に掛けて2.2→2.1mmに加工していたシムも、
(加工が終わってから上述の件に気付いたので)無駄な作業となってしまいました。

でもこの事に気付いたのはこのシムを組んでみたからなんですよね。

コレを組んだら
外側は一杯一杯までクリアランスが開いているのに
内側のクリアランスは殆ど無いような状態になっちゃいました。
一応組めるのでクリアランスはゼロではないんですよね

しかし、ここのクリアランスをどう調整したら良いのかが判らなくなってしまい、
暫し悩んでしまいました。

アクスルチューブ側のボスの内側同士の距離とそれで挟むハウジング側の部分の距離が判れば、
シムの厚さを計算で出してクリアランス調整出来るんですが、
磨耗や元々の精度の問題で各部の平行度が大きくなったりしているので
そこで計算の狂いが出てくるみたいなんですよね。

散々悩んだ挙句、逆のアプローチで攻める事にしました。

今までは内側のクリアランスを決めてから
それを基準に外側のクリアランスを決めようとしていたのですが、
先にシムで挟まれている部分のクリアランスを決めることにしました。

ボスの中にクリアランスを生み出す基になるスリーブを入れて
その左右をシムで挟んでクリアランスを確認しました。

そのクリアランスも今までのようにシックネスゲージで測るのではなく、
シムの一方にダイヤルゲージを当てて、
挟んだシムを軸方向に動かして移動量を測る事にしました。

これなら一番狭い部分の寸法が判りやすいですからね。

因みに上記の2.1mmのシムを組んだ時にどうやら先日思った事は誤りで、
規定トルクで締め付けた時に殆どクリアランスは詰まらないようだ、
という事が判ったので、シムは手で挟んだ状態でチェックしました。

その結果、前側のボスのクリアランスは0.05mmにギリギリ足りないかな、って感じ、
後ろ側のボスは0.1mmを微妙に超えている感じでした。
後ろ側のボスはボスの削り過ぎ&チェックに使ったスリーブが前用だったんですが、
実は後ろ用のスリーブがそれより若干長かったせいでこうなったみたいです。


クリアランスは0.07mm位に設定することにして、
前側はボスを削って、後ろ側はスリーブを削ってその値に持っていく事にしました。

ボスの削りは前日散々やったので、そんなに大変じゃなかったのですが、
スリーブはやっぱり硬くて一寸大変でした。

で、それが完了したらお次は内側のクリアランス調整です。

ここでこの部分の仕組みをざっくりと説明しますと
アクスルハウジングのボスの相手の部分の両側に
内側から調整シム→スリーブ→シム→ワッシャーの順に積み上げていって、
意味合い的にはそれを通しボルトで締め付けているような感じなので
内側の調整シムが薄すぎれば両端のシム間の距離が詰まって
ボス外側のクリアランスが無くなり、内側のクリアランスが拡大、
厚すぎればボス外側のクリアランスが拡大して
内側のクリアランスが無くなるようになっているんですよね。

上でボス毎のシムの間のクリアランスは0.07mmに調整したので
理屈から言えば両方のボスとアクスルハウジングとの間のクリアランスを
それに近づけていけばOKということになります。

しかし前述の通り平行度の問題があるので、
そこの部分はシムを入れ替えながら探っていきました。

先ずは1.97mmと2.07mmのシムでテスト。
これは外側のクリアランスが足りないのでアウトでした。

続いて1.97mmと2.10mmでテスト。
これも外側のクリアランスが足りずアウト。

更に2.07mm×2でテスト。
今度は行き過ぎで内側のクリアランスが少なくなりアウト。

この結果から大体2.05mm×2位で行けるんじゃなかろうかという事で
2.07mmのシムを削って2.05mmにサイズダウン。

細かい事をチェックするときりが無いので
0.05mmのシックネスゲージが入って、0.1mmが入らない事を確認出来たという事で、
調整完了、、、という事に相成りました。

ホント、やれやれ、、、という感じであります。
何とかなって嬉しいんですが、ほとほと疲れてしまいました…。

このお盆休み殆どこの調整で終わってしまったのにはホントガックリであります。
お陰で代えのバンドが間に合わなかった事はチャラになりましたけどね(苦笑)。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2009/08/15 23:47:25

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