カブリオレですが、久々にイイなぁ、、、と思う、220SEbを見付けてしまいました~。
それはコチラ↓
新車時フランスにデリバリーされたという車両です~。
見るからに少し放置されていたっぽい感じがして、綺麗ではないのですが、
これがあまり見た事がない位オリジナルを保っているんですよねぇ。
後ろを見ると、、、
一寸バンパーのコンディションは悪そう(人の事言えないけど)なんですが、
オリジナルのマフラーカッターが付いてます。
私も今までネット上で結構な台数の220SEbを見ている積もりですが、
これが付いている車って、本当に少ないんですよね。
以前にも書きましたが、私はそれの新品を3つ持っているのに、
今付けているのは恐らく220Sb用の形が似ているマフラーカッターなんですよね。
純正マフラーに嵌らないその220Sb用を売主(ドイツの業者)がSEb用だというので、
それを真に受けてオリジナルだと信じてしまい、
純正のマフラーの方が径を勝手に変えたのだという位に思い込んでいたので、
マフラー屋さんに純正リアマフラーを持ち込み先を絞って貰って
それを無理やり付くようにしてしまった為に、
現状はオリジナルが使えなくなってしまっているんですよね(苦笑)。
なので、たまにこうしてオリジナルが付いている車両を見ると、
イイなぁ、、、って思ってしまいます。
ホントはあまり早くそうなってもらうのは(金銭的に)困るのですが、
オリジナルのカッターを付けたいがために
リアマフラーが腐る事を期待している私が居たりします(笑)。
いけない、一寸脱線しました(笑)。
内装も、一寸汚れてはいますが、きわめてオリジナル度高しです。
私が220君の内装張り替えで再現したように、内装の革は上下で2色使っていますし、
革生地もその仕上げも見る限りオリジナルのままのようです。
個人的に状態を保ってさえいれば、革内装はオリジナルに勝るものはないと思っていますが、
これも被った汚れを取り去れば、(勿論ヤレは多々あるでしょうが)素晴らしいだろうなぁ、、、
と思います。
ウッドパネルはマカッサルエボニー好きの私としては
これがウォールナットなのが少々残念ではありますが、
ツヤは無くなっていても割れなどはなさそうで綺麗さを保っているので
良いなぁと思います。
私的に素晴らしいなと思ったのはコチラ。
それは運転席の足元なのですが、
オリジナルのカーペットは前半分がこんな感じにラバー素材になっているんですよね。
これ、220君も私の所に来た時には風化してあちらこちらバラバラだったものの、
辛うじて形だけは残っていたのですが、
結局バランバランに分裂してしまって、後ろ半分だけ残っていたんですよね。
それだけに形がしっかり残っている物を見ると羨ましく思っていまいます。
以前、ドイツに行った時にキンレで見た
オリジナル超極上の220SEbクーペ(これもフランス仕様だった)でも、
とても綺麗な状態で残っていたんですよね。
全てべロアのカーペットだった方が高級感はあるかと思うのですが、
そんなのお構いなしに実用的な方を採るのがMBらしくってイイなぁと思います(笑)。
気になるのは2箇所くらいで、それも些細な事です。
一つは何がどうなっているのか判りませんが、
シフトブーツとカーペット側の縁取りゴムの間が白く見える事。
もひとつは(恐らく)ラジオの時代が違う事なんですよね。
ラジオを交換しちゃえば解決じゃん、、、と思うかもですが、
1DINより縦方向が短いスペースに1DINのデッキを押し込んだように見受けられるので、
もしそうなら多分ウッドパネルやその下の金属パネルまで切断して
空間を広げている事が想像されるので
当時モノのオリジナルは付けられないと思うんですよねぇ。
まぁ、一つ時代が後のベッカーでも付ければあまり違和感はないので良いとは思うのですがね。
実は写真を見てから説明文をちらっと読んだのですが、
これだけオリジナルなら、ひょっとしてワンオーナーだったりして、、、と思ったところ、
やはりそれに近い感じで、
1962年の4月26日にメルセデス・ロイヤルエリーゼからフランス空軍に納車されて、
その翌年以降は現在のオーナーのお父様が所有されていた車だという事でした。
1980年代に外装と床廻りには手が入っているみたいです。
1990年以降は乗られる事無くガレージに収まりっ放しだったようなので、
色々とメンテはしなきゃダメそうではありますが、
(買えないけど)これは欲しいかも、、、と思う一台でありました(笑)。
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Posted at
2014/10/14 22:41:08