日曜は220君のステアリングギヤボックスを分解してきました~。
本当は整備手帳に書いた方が良いんでしょうけれども
ブログの方が書きやすいのでこっちに書いてしまいます(笑)。
一応マニュアル通りにバラシている積りではありますが、
私がちゃんと理解出来ていなくて間違っている部分もあるかも知れませんし、
あくまでブログネタ兼私の備忘録として書きとめておくだけですので、
もし、模倣される方が居られるとしたならば、自己責任でお願いしたいと思います。
って、なかなかやる人、居ないでしょうけど(笑)。
先ずは、ピットマンアームのクラウンナットから割ピンを抜いてそれを外し、
ピットマンアームにプーラーを掛けて抜きます。
って、硬くて抜けないじゃん(苦笑)。
んー、どうしようかな?と考えて、
そーだ、ヒートガンで温めてみよう!って事でやってみました。
プーラーで少し力を掛けた状態のままヒートガンであぶったのですが、
5分位あぶり続けたらそのままぽろりと外れてしまいました(笑)。
ヒートガンの熱程度でも結構侮れないものなんですね。
次にステアリングのガタの調整ねじに締めつけてある、袋ナット、ナット、
それに画像の、、、
円ナット?を外します。
そしてロアハウジングカバーを固定しているボルトを外した上で
ナットを取り去った調整ねじの頭をプラハンでロアハウジングカバーがちょこっと浮くまで叩きます。
んで、浮いた隙間に指を掛けて、ステアリングシャフトを奥へ押し込むようにすると、
ロアハウジングカバーが外れます。
ステアリングウォームをステアリングシャフトが抜けるポジションまで回して、
ステアリングシャフトを取り出します。
コントロールバルブのバルブキャップを取り外します。
そのバルブキャップの丁度反対側にある、高圧、低圧ラインの口金を外して、
それらで固定されている反対側のバルブキャップを取り外します。
ベアリングリッド?の取り付けボルトを取り外してステアリングウォームを(確か)左に回します。
するとワーキングピストンがステアリングハウジングの底に突き当たるので、
そこから更にそれを回すと今度はベアリングリッドが浮き上がってきます。
ベアリングリッドがステアリングハウジングとの嵌めあいから外れた時点で
ステアリングウォームを回すのを止めます。
因みに回し過ぎると循環ボールが中でバラバラと脱落してしまいますので要注意であります。
ベアリングリッドを手前に引っ張ってくると、
コントロールバルブが引き出せるポジションがあるので、そこでコントロールバルブを引き抜きます。
ベアリングリッドの位置はそのままでコントロールバルブのスリーブを
何か傷の点かない柔らかい素材を使って叩き出します。
って、私はソケットのエクステンションを使っていますが(苦笑)。
で、取り出したバルブとスリーブがこんな感じになります。
このバルブを以前、昔220君を入庫中に倒産した車屋が
同じ資料を貸し出してあったのに、
この手順を踏まずに叩き出して抜こうとして居たようなんですよね。
お蔭で一部変形しちゃっていました(怒)。
一応変形した部分は私が修正しておいたのですが、
今回のパワステの異音・不調問題はひょっとすると
この時の変形がまだ若干残っていて影響しているのかも、、、
と一時期は思っていたんですよね。
しかし、音源はポンプの方でしたので違ったようでした。
さてさて話を元に戻すと、
ベアリングリッドとワーキングピストンをステアリングハウジングから取り出します。
因みにコントロールバルブとスリーブが抜けるのを邪魔していた場所はこの画像の、、、
横に長い長方形の部分でその右側にあいた空間のポジションで
コントロールバルブとスリーブを抜いてくるというわけです。
これで本体からの部品の分離は終わったので
ステアリングウォームからワーキングピストンを外す事にします。
循環ボールの配管のネジを外して、、、
配管を外しかけると、、、

配管の先にボールが顔を出しているのが見えるでしょうか?
そしてボールを1個1個取り出して、
無事ステアリングウォームがワーキングピストンから分離出来ました。
循環ボールの数は30個でした。
ステアリングウォームをベアリングリッドに固定している、
ナットと、、、
ベアリングのマウンティングインサートを外して、、、
ステアリングウォームをベアリングリッドから取り外します。
ふとロアハウジングカバーの裏側を見てみると、、、
結構なスラッジが溜まっていました(汗)。
ってな感じでステアリングギヤボックスの表面のパーツが全てバラバラになったので
塗装を全て剥離ました。
んで、プラサフで下地塗りした上で、シャシーブラックで塗装しました。
これで塗装ももう少し持つようになるでしょう(笑)。
ホントはこれ以上まだ分解は出来る部分があるのですが、
それには専用工具が必要ですし、そもそもの目的はシール交換で、
ここまでバラしてあればその目的は達成できる事なので、
これ以上はバラシません。
と、いう感じに日曜の内にこの位まで終わらせる事が出来たので、
今度の日曜にはポンプとギヤボックスの組み立てをやろうと思っております。