お駄弁り会に向かう途中では14V以上出ていた事からして、
ジェネレーター本体には恐らく問題はなかろうと判断した私は、
恐らくボルテージレギュレーターが上手くないのだろう、、、と考えて、
お駄弁り会から戻ってから、一寸お勉強してみました。
拘ってDCレギュレーターを使っている割には、
今まで何の問題も起らなかった事もあって、
その電圧コントロールをしているボルテージレギュレーターについては
どうやらチリル式というらしい、、、という事以外、
殆ど構造を理解していなかったんですよね(苦笑)。
どころが、ネットで調べると、オルタネーター用のチリル式レギュレーターが出て来るばかりで
DCレギュレーター用のそれが出て来なくて少々難儀しました(苦笑)。
それらしき物についての記述を何とか見付け、
自分なりに解釈してみた結果、
まず、バッテリーの充電自体はアーマチュアからの電圧が
設定電圧まで上がってくると閉じる
カットアウトリレーという物で制御されているという事が判り、
それに加えて電圧が緩やかに上昇した時に開く低速接点というのと、
急激に上昇した時に閉じる高速接点というのがあって、
その高低の接点の作用により上がり過ぎた電圧を
抑え込むようにコントロールされているらしいという事が判りました。
この低速接点というのがフィールドコイルとアースの間に入れられた抵抗を
バイパスした回路の途中に入っていて、
これは通常がバイパス状態(つまり閉じている)状態で
電圧が上がると開くわけなんですけど、
そうするとフィールドコイルの回路に抵抗がプラスされる形になるので
フィールド電流がドロップし、発電量が落ちるという仕組みになっているらしいんですよね。
ワタクシ、素人考えでどうもここいらの機構が怪しいような気がしまして、
ひょっとして本来電圧が低い時には閉じていなければならないこの接点が
閉じているけど焼損等で電気が流れないような状態になっている為、
回転を上げればそれなりに電圧は上がっていくけれども、
フィールド電流がドロップしているために、全体的に発電量が少なくなってしまっているのでは?
と思ったんですよね。
そう思い立つと居ても立っても居られないワタクシですので、
それをチェックしに月曜日に車庫に行ってきたわけで御座います。
んで、早速レギュレーターの蓋を御開帳(笑)。
ゲッ。
お勉強したレギュレーターは3接点だったのに、これ、パッと見ただけで5接点ありやがる(苦笑)。
向かって右側にあるのがカットアウトリレーらしいのは何となく判ったんですけど、
高低速の接点は組になっているから判るだろうと思ったら、
同じような接点の組が2つ並んでいたんですよね(苦笑)。
これは改めて勉強し直さなきゃ判らないので、
とりあえず持参したドライタイプの接点復活剤をその5箇所に向けて吹いてみて、
会社まで試運転してみる事にしました。
とりあえずキーオンの状態では12.3V位だったので、
お駄弁り会行きから戻って来た感じでも
バッテリー上がりが心配されるような状況ではなさそうだな、、、と思いました。
で、エンジンを掛けてみると明らかに電圧の出方が違う。
喜び勇んで出発すると2000回転+位で、この位、、、
の値が出ていました。
がっ、残念ながら段々値は落ちて行ってしまいました。
変化があったという事はやっぱり接点に問題があるのでしょうかねぇ…。
で、会社に到着すると、とりあえず信頼の置ける電圧計で実際のバッテリー電圧を測定。
アイドリング時の11.6~7V表示の時にもメーター内の赤ランプは点いていないので、
ひょっとするとこのデジタル電圧計も怪しいのかな?と思ったんですよね。
結果、11.6~7V時に12.2V位出ているのが判りました(笑)。
ここの0.5Vは大きいなぁ(苦笑)。
これには一寸不満だけど、これで一寸安心しました。
んで、その後には
220君に常備しているスペアレギュレーターが今まで一度も使った事が無かったので、
それに交換してみて変化が出るかどうか実験してみる事にしました。
がっ。
スペアを付けようとしたら、向かって左下の取り付けボルトがねじ山に噛まないので
おかしいなァ、、、と思ってみると、
相手のナットが室内側に脱落しており(苦笑)、
室内側に回ってそれを回収するとナットを包み込んでいるバネ材の爪が
片側飛んでしまっている(汗)。
でも、確かこれ、在庫あるよな、、、と思い、漁ってみると、、、、
やっぱりあった(笑)。
という事でサクッとそれを取り付けてスペアレギュレーターを取り付けて試運転へ。
エンジンかけたての時はう~ん、あんまり変化ないかな?と思ったのですが、
試運転に出掛けるととても好い感じ。
ずっと使っていなかったからか、最初は一寸鈍かったけど、
段々電圧が上がるようになってきて、2000回転で13V位出るようになりました。
仮にこの辺りでも0.5V低く表示されているとするならば、
13.5V出ているという訳ですから、そうだとすれば言う事無しですよね。
これで後は性能が垂れて来なければ、、、という感じだったので、
会社を出てから多分15キロくらい走りましたが垂れはなし。
お片付けをしてから車庫に引き揚げましたが、
車庫に着くまで全く性能は落ちませんでした。
このレギュレーター、以前程度の良いジェネレーターを落札した相手が
出品していたのをまた落札した物だったので、
きっとコンディションは悪くないだろうと思っていましたが、
どうやらアタリだったみたいですね(笑)。
まぁ、これでお出掛けは心配せずに行って来れそうですので、
この問題に関してはこれで好しとしますが、
今度時間のある時にチリル式のボルテージレギュレーターを改めてお勉強し直すと共に
外したレギュレーターもチェックしたいなァ、、、と思っております。