2020年05月09日
オイルレベルゲージのOリングも、、、
本国オーダーとなった模様です(苦笑)。
注文に当たって品番を調べ、その頭三桁がヤバいなと思ったので、
そんな気はしていたのですが…。
その頭三桁というのが198でして、
これってひょっとして元々は300SL用の部品なんじゃない?って思ったわけなんですよね。
ただ、300SLはドライサンプなので、
オイルレベルゲージがあるとすればオイルタンクの方で、
ブローバイのベント機構の付いたレベルゲージじゃない筈だから、
違うかもなァという気もしました。
で、やはり本国オーダーだと判って、改めて調べてみたのですが、
確かにこのOリング自体は300SLクーペに使用されているようですね。
ただし、やっぱりレベルゲージ用ではありませんでした。
因みに300SLではやはりオイルタンクの方にレベルゲージが付くようで、
オイルタンクの蓋にそれが付いているらしく、
その蓋にも勿論Oリングを使っていますが、
残念ながらそれとは違うOリングを使用しているようでした。
んじゃ、これってどこに使っていたOリングなのよ、、、って話になるのですが、
インジェクションポンプの駆動用のスプロケットを回すアイドラースプロケットの
ベアリングシャフトの先端に使用されているらしいです。
(その辺りのボルト用と書かれているのですが、用途がイマイチ判りません)
あとは、エンジンのタコメータードライブの近辺(笑)にも使用されているようです。
因みにオイルレベルゲージ用のOリングは元々は180品番だったらしく、
それがのちに198品番のOリングに統合されたという形のようです。
220君のと同じ用途でそのOリングを使用しているのは、
ドライサンプ車両を除く、
W186/W187以降(4気筒車はW120の180a以降、但しW121は最初から?)、
W111の220系以前の世代の車両で
同じ系統のM127エンジンを搭載している230SLでは
前半のモデルのみとなっているようです。
その230SLで途中で切り替わっている事や、
W100の600に関しても初期のモデルのみとなっている事などから判断すると、
W111の220系が終了する1965年10月辺りで一斉に
このシールリングを使用するベント機構を持つレベルゲージは廃止になったっぽいですね。
因みに300SLと同じ筒内直接燃料噴射を採用している300Scって
ひょっとしたらドライサンプ?と思って、
以前からずっと調べようと思いつつ延び延びになっていたのを今回ようやく調べた所、
やはりそうだったと判明したのですが、
エンジン本体にゲージ棒は無いけれど、そのベント機構自体はあり、
ベント機構の部分に同じOリングを使用しているみたいです。
しっかし、ボディが殆ど一緒の300Sがウェットサンプで成立していて、
且つ、300c/dとオイルパンが共通である300Scが
ドライサンプにしなきゃいけなかった理由が良く判りませんねぇ。
まぁ、MBが無駄な事はやりそうに無いように思うので、
ドライサンプの目的がオイルパンのハイトを低くして低重心化する事でないとすると、
シリンダ壁からの筒内直接燃料噴射的に何か都合の悪い事でもあったのでしょうかね?
、、、と、いう感じで一つの事柄から色々と調べ始めてしまって
気が付くとここまで話が広がってしまっている、ぽおるさんなのでありました(アホ)。
さてさて、明日は多分、雨ですが、
車検の為、220君をクンストさんに入庫させに行く予定です。
車検以外に内装の手直しもお願いする事になっております~。
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Posted at
2020/05/09 21:26:04
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