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イイね!
2020年09月08日

少しずつですが、、、

220君の作業は進んでおります。

本国のMBが珍しいミスをして本国オーダーの部品の一つが
間違っていたので、全部揃っていないのですが、
とりあえずスタートはしております。

キャリパー右バラシ



キャリパー左バラシ



そうそう、恥ずかしながら知らなかったのですが、
こういう左右の油路が配管タイプの物でも、
キャリパーはこんな風に割ってはいけない物らしいです(汗)。

そう聞いたので、マニュアルを見てみましたが、
『六角ボルトはメーカーによって特定の締め付けトルクで締め付けられているため、
ブレーキキャリパーは分離させないでください』
みたいな事が書いてあるんですよねぇ(苦笑)。

いや、そう言いながら、そのページにキャリパーを割った状態の分解図があるので、
以前、それを見て、あっ、割って良いのね、、、と思い込んでしまったわけです(苦笑)。

英文とはいえ、ちゃんと読まなきゃダメですね。

まぁ、割っちまったからには仕方がないですな。
(というよりこのキャリパーも既に以前割っちゃってるし…笑)

という事なので、よい子は真似をしてはいけませんよ~(大笑)。

で、抜き出したピストンの綺麗さには感心しました。
布で拭きとっただけですが、こんなに綺麗でした。



残念な事に右の1ピストン側にこれだけ錆びが出ていましたが。



左右共1ピストンの方の表側(つまり窪んでいる方)はザクザクに錆びてしまっていたのですが、
2ピストン側は表も裏もメッチャ綺麗。

何のためらいもなく再使用出来るコンディションでした。

シリンダー側もシミはあるけど、窪みのような物は皆無で良い状態でした。





これ、やっぱり普段から良く乗っているのも良いのかなって思います。

で、洗浄したキャリパー



新品のピストン。



ピストンインストール完了。



で、いよいよ問題の締め付けという事になるのですが、
ガーリングはイギリス製という事もあって、ボルトはなんとインチでした(汗)。
2本は3/8-24(外側)、もう2本は7/16-20(内側)でした。

調べてみると物が強化ボルトだとして、
3/8-24の方は大体50Nmくらい、7/16-20の方は80Nm弱位という感じのようなので、
段階的に締めて行って、最終的にその辺りのトルクで締め付けました。

以前、キャリパーOHをやったのはみんカラを始める前ですから、
15年位は経っていると思うのですが、
その時も恐らくこんなトルクで締めていて
今までまともに使えてきているのですから、まぁ、きっと問題ないでしょう(笑)。

そうそう、思い出した。
右側のキャリパーの左右を繋ぐ配管の片方が固着していて、
何とか外す事は出来たのですが、結局固着を解く事が出来ませんでした。

故にこの部分はスペアから貰ってきました。

後、左側のエア抜きの工具を掛ける部分が元々は11mmなのですが、
腐食なのか磨耗なのか判りませんが、11mmのレンチが掛からなくなったので、
私が削って(笑)、10mmにしてあったのを、
やっぱりちょっと不便なので、それも合わせてスペアから貰ってきました。


ってな感じでキャリパーの組み込み準備は出来たので、
今度は今回のトラブルの元であるブレーキブースターの交換です。

先ずは前回箱だけだったので全景をば。



ちゃんとシリアルも入ってるのかしら?と思ったら、
入ってました。



一番下に略さずに『Alfred-TEves』って書いてありますね。
W111の頃のマニュアルとかだとAteじゃなくてTevesの方を使っているんですよね。

T50/26の26が印字なのは、この容器がT50/24/1と共用だからなのでしょうね。

その後、古いのを車両から摘出して並べて記念撮影。





シリンダ部は青色が濃くなっていました。
22年程前に買って11年程前にドイツでOHしていますが、
その時に色替えされたという印象はありませんでしたから、
今回の製造分で濃くされたという事なのでしょうね。

こちらにも253というシリアルナンバーのようなものが打刻されています。



で、車両に新品を取り付け。



やっぱり新品は良いですなァ。

そうそう、新品の取り付けが終わった後で、
古い方をシェイクしてみたのですが、
やっぱり中でジャブジャブと音がしていました(笑)。

ひょっとしたら漏れた分が全てバキュームで吸いとられてしまっていて、
ジャブジャブ言わないという事もあるのかも?と思ったりもしていましたが、
ハッキリした形でそこが原因と判る状態で良かったです(笑)。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2020/09/08 22:14:36

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この記事へのコメント

2020年9月8日 22:33
今晩は。

ガーリングのキャリパー、小ピストン側のダストシールが繋がった形状で面白いですね。

ブースターの取付け場所はラジエーターの隣ですか?
中にフルードが吸い込んでいましたか。
ウチのミニのブースターが吸い込んだときは、ブレーキペダルを踏む度にグチュグチュ音がしていました。
中のダイヤフラムはリペアキットの設定はないでしょうか?
コメントへの返答
2020年9月9日 6:23
おはようございます~。

ひょっとすると、W113_250SLさんから、
小ピストン側のダストシール形状について、
コメントが頂けるかな?と思っておりました(笑)。

小ピストン同志の距離間が近すぎるので、
止む無くこういう風になったのでしょうが、
繋げてしまうという発想が面白いですよね(笑)。

ブースターはラジエターの左側のスペースにあります。

私としてはバキュームで
失われたオイルの大部分がエンジンの中に吸われてしまっていると思っていたので、
ジャブジャブいう程ブースターの中に残っているとは思いませんでした。

なるほど、マスターと一体式の場合は
室内まで音が聞こえてくるのですね。

私の記憶違いでなければ、
昔は部分リペアキットが2種類?と
フルリペアキットの3種類のリペアキットがあった筈なのですが、
今は供給が無いんですよね。

OHに出した時にWさんに聞いたら、
リペアキットで自己リビルトしても
まともにならない事が多いので
OHに出したのは正解です、、、と言われました。
2020年9月10日 7:08
ご無沙汰しています。
SLのbスタも逝ってしまい(T51)苦労しました。
コメントへの返答
2020年9月10日 18:20
こんばんは~。
御無沙汰しております~。

あらま、hau2さんのSLのブースターも逝ってしまったのですか!

部品が無い時に逝ってしまうと最悪ですよね(汗)。

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「E9レジストリージャパンミーティングの見学中。因みに220君、絶不調。無事帰れるか?」
何シテル?   05/18 10:31
1962年式の220SEbクーペに乗っています。 物心ついた頃からMBファンである私が (何度も買い替え出来るご身分ではないので) 最初で最後のMBに...
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