午後からコペンさんでも綺麗にしてやろうかと思ったのですが、
もう、220君のブレーキの件でくさくさしていたので、
昼食を摂ったらもうやる気が無くなってしまいました(苦笑)。
んじゃ、いーべーでも見るか、、、と、色々眺めていましたが、面白い物はナシ。
海外物件もこれという物はなかったのですが、
こないだ見た時にこりゃ怪しいと思った車両があったのを思い出したので
それをご紹介しようと思います。
220 220Sのコンビのラングバージョンという名目で売られていた車です。
あのー、確かにコンビのロングバージョンといえばそうなんでしょうが、
説明には一言も書いてませんけど、これハース(霊柩車)ですよね?
こんな風に荷物を置いてあくまでただのコンビだと言いたげですけど、ハースですよね?
だから、フロントドアガラスより後のサイドガラスが一枚もので、
リアドアがこんな開き方するのはハースだってーの(苦笑)。
んでね、ハースっていうのはともかくとして、
220bか220Sbっていうなら、1965年までで
売主の説明にも1962年式だって書いてあるんですけど、
この内装はどう考えても1967年末以降のそれじゃないの?って所なんですが。
ステアリングもインナードアオープナーハンドルも新しい方ですからねぇ。
車体番号も1110051236173とあったのですが、???という感じ。
111に005なんてあったっけ???思ったのですよね。
で、エンジンルームを見ると違和感バリバリ。
なんで、ラジエターコアサポートが2重になってるの???
で、ようやく気付きました。
これ、111005じゃなくて110005なんですね。
因みに110005は調べてみると、
これが230のアンビュランス向けのボディ無しロングホイールベースシャシーなんですね。
元々の姿はどうやらそれにハースのボディを架装したものだったという事のようです。
で、後から、スカットルから前の元々の骨格とラジエターコアサポートをそのままに
W111セダンのフェンダーとボンネット、バンパー等を被せるのと同時に
ラジエターコアサポートとバンパーの土台となるクロスメンバーを
もうひとつずつ取り付けたという事の様であります。
(無論、何らかの方法でそれらの部分も内側から支持されているのだと思います)
で、一寸調べが甘いので100%断言は出来ないのですけれども、
恐らく先程の車体番号は11000512036173の誤りだと思われ、
その想像が正しければ、やっぱり1967年の終わりの方の車両だろうと思われます。
故に先程の内装の特徴の方はオリジナル状態と考えて良さそうに思うのですよね。
最初問題にはしませんでしたけれども、
W111には230Sのウニヴェルザールのような車両はあったものの、
少なくともEPCを見る限りでは
ボディ無しシャシーというのはなかったみたいなので、
そもそも220bや220Sbのロングホイールベースのコンビなんて存在しようがない筈なんですよね。
車は書類がないらしいですし、230の改造車をW111系車種と偽って売ろうとは
いい加減な業者だなァと思います。
お値段は14900ユーロとのこと。
書類があって、オリジナル状態のハースだったら
もう少し強気に出られた所だったのかもなァと思ったりしています。
因みにW110の230には全部で5種類のバリエーションがあったらしく、
110002が通常ホイールベースのアンビュランス用ボディ無しシャシー
110003が(恐らく通常ホイールベースの)スペシャルボディ用ボディ無しシャシー
110005がロングホイールベースのアンビュランス用ボディ無しシャシー、
110011がセダンボディ、
110017がロングホイールベースのタクシー用ボディ無しシャシー
という事になっているらしいです。
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Posted at
2020/10/18 23:28:24