今日は海外物件を2台ご紹介致しましょう。
先ずは低走行の220SEbカブリオレから。
その総走行距離は60000キロだそうです。
フロントサイドの小さいサイドマーカーと
テールランプのウインカーがアンバーになっている事から、
これはイタリア仕様ですね。
以前から言っている事ですが、
本当にイタリア仕様は走行距離が少なめな好い車が多いと思います。
お金持ちの複数所有のケースが多いという事なんでしょうかねぇ。
当時物のテイルカッターが残っている車両も程度が良い確率が高いと思います(笑)。
斜め後ろからのオープン姿。
恐らく外観は手付かずでしょうねぇ、、、ほんっと綺麗。
申告もunfallfrei(事故歴無し)となっていますが、
全体のチリ等も綺麗だし、不自然なバランスな所が無くて隙がないから
それは恐らく間違いなかろうと思います。
幌姿2態。
幌も綺麗ですねぇ。
流石にこれは張り替えてるだろうけど…。
あぁ、この車、この位置にアンテナがあるんですね。
後ろにアンテナがある車って殆ど左側のこの位置だから、
規則性があるという事はやっぱりアンテナって前だけじゃなくて
後ろのメーカー設定もあったという事なのかもですね。
内装は黒革。
多少、日焼けチックな感じはしますけど、距離が距離だけにコンディションが良さそう。
低走行で保管が良かった車かどうかは、
運転席のカーペットがオリジナルの好い状態を保っているかどうかで判りますが、
この車のそれも見事な状態を保っていますよね。
ウッドトレイの底敷きの革は紛失しちゃってるんですかね?
だとすればそこだけはなんとかしたいところですね。
個人的にボディが白系だったら、内装はタン系か赤系が理想なので
そこが少々残念なところだなぁと思いますね~。
にしても、その思いを払拭出来るだけのコンディションの好さだなと思う所でもあります。
残念ながらエンジンルーム画像はありませんでしたが、
きっとそれなりの好い状態を保っているのでしょうね。
さて、気になるお値段の方ですが、89000ユーロで、今のレートで1170万チョイという感じですね。
これ、距離から想像する通りに、走る機能に問題がないとすれば、
お買い得な感じがしますね~。
久々に好さ気なカブリオレを見ました。
で、お次は3.5クーペです。
外装色は私が好きなモスグリーンメタリックなのですが、
内装が何と赤革なのですよね。
う~ん、悪くはないんですけど、一寸MBっぽくない組み合わせかなぁと。
緑と赤って結構難しい組み合わせだと思うのですよね。
昔、アストンマーティンのヴィラージュがデビューした時に
CGで紹介された車両が緑外装の赤内装の緑パイピングだったのですが、
この緑と赤を上手く着こなしている所は流石に超高級車メーカーだな、、、と
当時感心したものでした。
あれに使用されていた赤は結構鮮やかな赤だったように記憶していますが、
相当吟味されて決定された赤なんだろうなと思っていました。
でもこの車の組み合わせは私的にはちょっと違うのかなという感じ。
果たして正解かどうかは判りませんけれども、
少なくともMBが普通に用意している組み合わせではなさそうに思いました。
で、内装画像を見ると素晴らしい状態のオリジナル内装。
画像にはブース内で塗装が終った所です的な物もあったので、
革内装の方がオリジナルなら、ボディが色替えなのかな?と思ったのですが、
文章の方を見てみると、外装は2020年に再塗装したとあり、
加えて、どうやらこれが元色だったような事が書かれているのですよね。
まぁ、用意されている色どうしならば、
当時のMBなら客の要望通りに組み合わせる事はしたのだろうなとは思うし、
売主がデータカードが2枚あると言っていて、且つこれが元色だというならば、
それで間違いないんだろうなぁと思う所です。
で、床下の画像を見てみると、、、
何故かベージュ系。
これ自体も新しい塗装な感じは受けるのですけれども、
もし、床下の色と赤革の組み合わせだったら、納得いくんだけどなぁという感じです。
で、更に変なのはホイールハウス内と燃料タンクの横だけ
緑色で塗っている所なんですよね。
私のもホイールハウス内だけボディ色で塗ってはいますが、他の床下は黒塗りです。
これは外からちろっとでも見える部分は仕方ないからボディ色で塗るけれど、
見えない部分は補修で調達に苦労しない色をって事で黒を選んでいるのですよね。
仮にこのベージュ系が新しい塗装だったとして、
何故にその色を選んだの?それならいっそ全部ボディ色にしようよ、、、
と思う所ですから、
これ、一寸怪しいなって思うのですよね。
因みに二玄社の訳本であるSLの本によると、
モスグリーンメタとの組み合わせとしては230SLの時代に
私の220君の内装色であるラストレッドとの組み合わせというのはあったみたいですね。
あれならどっちかというと茶色に近い赤で
このような真っ赤じゃないからアリなんだろうなって思うのですけどね。
こういう色の組み合わせっていうのは
ここで一発自分のセンスを見せてやろうと意気込んでも
実は我々素人には結構難しいものだったりするので、
その道の専門家が選んでいる筈の、メーカーが当時設定していた組み合わせの中から選ぶのが
一番だと私は思うのですよね。
お値段は125000ユーロ、今のレートで1650万チョイって感じですね。
状態からすると私的には納得だけれども、
じゃあ、日本でさらっと売れるか?と言われるときっと難しい所でしょうね。
PWもクーラーも付いてないし(笑)。
比較用に並べたわけじゃないけれど、私なら断然前者を選ぶ所で御座います(笑)。