今日は午後からVDOの時計の針外し作業を行いました。
(って、タイトルに結果を書くなって話ですが…苦笑)
とりあえず、会社の散らかっている自分の机の上に作業出来るだけスペースを開けて
先日買ったトレイを置いて作業を開始しました。
、、、と、すぐ壁にぶつかりました(苦笑)。
こないだ購入した針抜き用のプーラーを早速使おうと思ったのですが、
穴に入る大きさのアタッチメントを入れてみると、、、
をいをい、細くなっている部分が浮いていなければ押し込んでいけないというのに、
先端が相手の心棒に届いてすらいないじゃん(苦笑)。
私が買った一番大きなマイクロプーラーには4種類のアタッチメントバーが付属していたのですが、
細い方は細い部分が太いモノより短いのですが、
それが長い太い方でも届かなそうな位、穴が深いのですよね。
そのアタッチメントはこんな感じ。
さて、どうしましょう?って所で、
とりあえず穴径がどの位あるか調べてみる事にしたのですが、
入らなかった中で一番細いのが1.8mmって事で、
それ以下で入るものを探した時にヘックスのアレンキの1.5mmが入るのは判り、
ノギスでその角々を測ると1.6mm位なら間違いなく行けそうだなァという感じでした。
ところが社内にあるもので1.6mm径の物がない。
仕方がないので、DIYのお店に行って考える事にしました。
最初に考えたのは1.5mmのステンレスの丸棒でもあれば、、、って事だったのですが、
2mmの『穴』径のステンレスパイプがあった位で、
丸棒はアルミしかありませんでした。
むぅ~ダメか、、、って事で店内を歩き回っていると、釘が目に入りました。
しかも径のサイズが書いてある…。
ステンレス釘ってあるのかしら?と思って探すとちゃんとあって、
径も1.4、1.6、1.8mmと揃っていました。
ん~、これは行けるかも?と思い、サイズ的に一寸悩めるところではありましたが、
プレスされる用途なので、可能な限り太い方がイイだろうという事で
1.6mmを買って帰る事にしました。
これね。
75本も要らないんだけど…(苦笑)。
で、サイズ的にはドンピシャり。
流石に長すぎるし、先端が尖ったままって訳にもいかないので、
カットして先端を平らに仕上げました。
んで、先程のアタッチメント以外に(ついてくるとは書いてなかったけれど)
ずん胴の棒も1本入っていたのでそれを使ってこんな感じにセット。
腕時計の針を抜く場合でも、こないだのこの工具の紹介ページにあった写真でも、
長針と短針をまとめて引っこ抜く事にはなっているようだったのですが、
どうも、短針と文字盤の間が狭い感じがしたので、
1本ずつ抜いてみようかなと思って、この画像では長針のみにプーラーが掛かっています。
この部分が頑丈そうに見えたので大丈夫だろうと思ったのがそもそもの間違いで、
このままプーラーのバーを様子を見つつ押し込んでいったのですが、
気付いた時にはプーラーの爪に引っ掛けた部分が曲がってしまいました(苦笑)。
こりゃアカンって事で、急遽2針掛けに変更。
実は一番大きなマイクロプーラーにした理由というのがこの短針の軸のサイズでして、
当初は二番目に大きなものを買おうと思った居たのですけど、
傍から見てこの軸パイプの径が5mmに近いだろうと思ったので、
それじゃあ、一番大きなものにしなきゃな、、、って事になったのですよね。
んで、一応その2針掛け式抜き法で両方共抜くことに成功したのですが、
今度は差し込んだ釘が何故か抜けません(汗)。
曲がってしまった部分が干渉しているのかと思い、修正していたら、
爪を掛けていた部分と軸になっているチューブ状の部分と針がバラバラになってしまいました。
オマケにそれでもまだ釘がチューブ状の部分から抜けない(苦笑)。
色々試行錯誤してとりあえず釘を抜く事には成功しましたけれども、
バラバラになった部分はもうどうにもなりませんわねぇ。
でもね、一番右の輪っかになっている頭の部分とその隣の部分って
一寸色が違うように見えるんですよね。
元々はバラの部品だったのでは?って気もするのですけど、
最悪な事にこの輪っかにクラックが入ってしまっているので、
仮にそうだったとしても元の状態には戻せないんですよねぇ。
あと、それらに絡んで針も付いていたのですが、
どう組み合わされていたのかがよく判らないんですよねぇ。
実用には耐えんかもしれませんが、
そうして使えないまでも組み直してまともに動くかだけは試したいところなので、
これら3つ纏めてアロンアルファで付けてみようかなんて思ったりもしています。
それで付けばいいけど(笑)。
で、長針、短針を外して外れてきた相手のギヤがこれでした。
針が抜けるとマイナスネジ2本で文字盤が外れてきます。
写真を撮り忘れちゃいましたが、
時計の裏側にあるワンタッチクリップ(っていうのかな?)を3ヵ所外すと、
ムーブメントのベースが時計のボディから外れて来て、
それらの間に挟まっている、短針と直結になっているギヤが外れてきます。
そう、このギヤの裏面にも真鍮らしき材質のシートが挟まっていたのですよね。
それからムーブメントカバーと時計のボディの間のシールを外すと、
こんな感じで全バラという感じになります。
唯一、長針と短針の間に介在しているギヤだけムーブメントのベースから
外れない感じになっていました。
まぁ、これも外せる人には外せるのかもですが、私にはやり方が判りませんです。
でね、プーラーでウンショウンショしないと外れなかった、
長針のチューブとギヤなんですけど、外した後には何故かガバガバ。
でも、先程の釘を加工した物を突っ込むと、途中で引っかかってしまうのですよね。
しかしねぇ、何故に穴のサイズを入り口と奥で変えるんでしょうかねぇ。
入り口側が狭いならばまだ意味は分かりますが、
そうではないので、何だかまんまと罠に嵌った感じであります(苦笑)。
しかし、長針のチューブとギヤがガバガバになったというのは、
釘で多少なりとも穴を広げてしまったという事なんでしょうかねぇ。
で、ギヤのシャフトを見てみると、なにやら先端がある幅で平らになっているので、
シャフトを潰して若干太らせていたのかなぁ?って思うのですが、
確かに表裏でこんな感じにはなっているのですけど、
この画像を見た感じでは潰したというより切削でこうしたって感じがするのですよね。
一寸謎です。
んでチューブに釘を抜き差しの出来る限界点まで差し込んで
その反対側をギヤのシャフトに差し込んでみると、
この平らになった部分がチューブ内に隠れて止まる感じなので、
この部分で何らかの手段できつく嵌るような手段が使われていたのは
間違いないみたいです。
考えてみると、真鍮のシートを買うとか言って買っていなかったので、
それがどうなるかと、上記のように壊れた所を誤魔化せるか次第って感じではありますが、
可能なようであれば、明日、各部品を洗浄して組んでみたいなぁとは思っています。
ただ、明日は選挙に行かねばならないし、
(時計がこんな風になってしまったので)家族と買い物に出掛ける可能性もあるので、
もしかするとGW中にずれ込むかも知れませんけどね。
しかし、チューブの穴径だけは気になるので、
最低でも、1.4mmの釘だけは買って来て、
1.6mmが通らない穴を通るかどうかだけはチェックしたいな、、、と思っています。
なんにしてもしくじって、結構ガッカリで御座いました(苦笑)。
まぁ、マニュアルがない限り、壊さないと判らないこともありますからねぇ。
ネットでVDOの時計のOHについて調べてみても、
ここまでバラしている人には辿り着けず、
油だけ各部にチョチョイと塗って誤魔化している人ばかりな理由も
やってみてよく判った感じがします(大笑)。
17時に予約を取ってあったので、16時半前には作業を終了して床屋さんへ。
散髪が終わって帰ってくる途中に初めてこんなナンバーを見掛けました。
大阪万博仕様ですね。
最初、車の持ち主がナンバーに落書きしちゃってるのかと思いました(笑)。
なんだかんだでこんな感じに軽自動車の白ナンバーは継続されていくのですかね~?
そうそう、全然関係のない話ですが、
夕食に早くも2個目のチキンタツタを食しました~(笑)。