今日の午後は暖かく、且つお天気も良かったので、
お散歩に出掛けたいなぁ、、、とは思ったのですけれども、
ちっとはエンジンの方の作業を進めなきゃアカンなと思い、
アッパーオイルパンの洗浄作業をすることにしました。
先ずはビフォー。
無論、十数年放置してあったので、その過程で付いた埃汚れがあるのは当然なのですけど、
某業者によるOHの後、白煙のち水漏れ問題で
2000キロも走らずに降ろしてしまっているわけですが、
一旦OHしたエンジンにしては先の要素を加味しても汚い状態だと思うのですよねぇ。
ブロックの方は当時、塗装屋さんで塗装して貰っていて、
当然、今も綺麗なので、今回のこの機会にこちらも綺麗にしておこうと思ったのでした。
んで、4時間程頑張った結果がコチラ。
残念ながら周囲が暗くなってしまって、
同じ条件ではない、会社の照明の下での画像となってしまったので、
見え方が全然違っちゃうのでアレですが、まぁ、概ね満足な仕上がりになったかと思います(笑)。
ブラストや金属ブラシを使わずにここまで綺麗になれば十分でしょう(笑)。
ブラストの設備を持っていないから、負け惜しみに聞こえるかもですが(苦笑)、
新車時には恐らく型から抜きっぱなしの肌だったのでしょうし、
この方が自然な綺麗さが演出出来ていると思いますしね(笑)。
オイルパン内側のクローズアップ。
こちらは残念ながらビフォー画像を撮っておく事をしていなかったのですが、
オイルの黒茶色い跡がそこそここびりついていたのが結構綺麗になりました♪
レベルゲージパイプも綺麗にすると、結構クロメートが残っていてイイ感じでした。
とりあえず、大したことではないのですが、
多少でも作業を進める事が出来たという事で満足で御座います(笑)。
来月後半からは本格的に一寸頑張ろうとは思っていますが、果たして…(苦笑)。
ところで、今日はワタクシ、これはどういう事?と考え込まされちゃいましたよ(苦笑)。
というのは、このブログにアップしてあった、以前、岐阜から買ってきたエンジンの内部画像を
先日たまたま目にしたのですけれども、
これを見た時に、あれ~?オイルポンプの脇に
バッフルプレートなんて付いてたっけ?と思ったのですよね。
で、それを今日の作業終了後に思い出したので、
画像を再度確認すると、上のように確かに付いています。
それがこのオイルパンを外したエンジンには無かった記憶だけはあり、
確認してみると確かに物がないので、無かった筈だけど、これは一体…と思ったのですよね。
となると、先ずはEPCを漁ってみる事になるわけですが、
やはりどこを探してもそれに相当するものが見つかりません。
今、220君に載っているエンジンはどうなのかな?と思っていて、
オイルパンを開けてみたいなぁという気にまでなったのですが、
ふと、そういえばこのブログを始めた頃に一度オイルパンを開けていて
画像をアップしている筈、、、と思って探して見ると、、、ありました。
1番のコンロッドのベアリングキャップが見えているので、
やはりバッフルプレートなんてないですよね。
エンジンの古さで行くと、記憶違いでなければこの今載っているエンジンが一番古く、
その次がそのバッフルプレート付きエンジンで、一番新しいのがOHエンジンなので、
中間の時期だけにそれが採用されているのも少々考えにくい所です。
このバッフルプレート付きエンジンはクランク廻りを最低一度は弄っているのは間違いないので、
その時に適当な物を付けたんだろうというのは考えられる話ではあるのですが、
画像を見ると、プレスでちゃんと成型されている様子なので、
少なくともM130までのこの系統のエンジンのどれかに使われていた物を
流用しているんじゃないかという気もしたのですよね。
YOUTUBEに出ていた、230SLのM127のオーバーホール映像を見ていても、
やっぱりバッフルプレートは無かったので、
それをOHエンジンに移植する必要は全くないと安心して良いとは思ったのですけれども、
出所が判らない事だけは一寸気持ちが悪いなぁと思わされました(苦笑)。
で、家に帰ってからネット上の簡易EPCで色々探して見て正体が判りました。
250SEクーペのエンジンのオイルポンプの項目のピクチャを見ていましたら、
それらしき物を発見。
116番がそれで御座います。
これによりM129ではその後期型に当たる129980と129982の途中まで
使用されていたという事が判りました。
ところがですねぇ、、、この部品が127品番なのですよ。
それじゃあ、M127にも使われていた筈、、、と思って、
65年版のオリジナルパーツリストの逆引きページで品番を探していくと、、、
ありました!
で、そこに掲載ページが出ているので、そのページを見てみると、
ピクチャ上には描かれていないものの確かに同じ品番が載っています、、、が、しかし。
品名"Oil splash guard"の後に”no longer installed”とあったのですよね(謎)。
では元々は付いていたものなのかしら?と思って、
今度は62年版のオリジナルパーツリストの逆引きページでその品番を探すと、
何と、その品番がありません(汗)。
品番変更とかの場合は他の部品と同じ順番で並んでいるので、
それが表記されていた周囲の部品に対して62年版でそれがあるべき位置を探しましたが、
やっぱりありませんでした。
更にネット上の簡易EPCで調べてみましたが、”no longer installed”表記どころか、
65年のオリジナルパーツリストにはあった品番自体が抹殺されていました(汗)。
って事は、ひょっとすると、220SEbにも装備する予定はあったけれど、
取り付けずに終了になったという事なのかもしれません。
んで、気になったので同じように230SLのM127に搭載されているかを確認してみると、、、
ピクチャは無いけれど、表にはこの同じ品番がありました。
不思議な事に条件なし表記でしたので、
それが間違いなければ、全車に装備って話になっちゃいますが(汗)。
しかし、先述のYOUTUBEの230SLのエンジンには無かったんだよなぁ(謎)。
でも、もし、230SLには最初から装備されていたものだったとするならば、
このバッフルプレート付きのエンジンは1963年の終わりの方のエンジンなので、
一旦は220SEbにも230SLと同じタイミングで装着されたけれど、
何らかの判断でそれには必要ないという事になって、装備されなくなったと解釈すれば、
このエンジンには元々装備されていたという風に考える事も出来るな、と思うのですよね。
元々付いていないモノを他から持ってくるというのもあまりなさそうですからねぇ。
簡易EPCではM129の後期型までって事だったものの、一応M130も調べてみて、
やはりM130には使われていないようだったのですが、
という事は結局、これってあまり意味が無かったということなんでしょうかねぇ?
少なくとも、それが付いていない、今載っているエンジンをいくらぶん回しても
(エンジンがへろってるからオイルは食うけど)特に白煙を吹いちゃうような事もないようなので、
無くても平気な物ではあるようですね(笑)。
ってな感じで、また無駄な頭を使ってしまいました(苦笑)。
ま、ある程度の結論には達したし、私なりに楽しかったからいっか。