今日の午後はフロントハブベアリング交換関連の作業を行いました~。
お昼に自宅に戻るとコレが着弾していました。
前のブログにも書いた通り、最悪今日中に届けばよい感じでしたが、
とにかく無事届いて良かったです。
で、昼食後、会社へ。
先ずはブレーキキャリパー外しをしたいわけなのですが、
これがブレーキキャリパー→固定された金属配管→ブレーキホースという変態構造になっており、
キャリパーと金属配管の固定を解除して、それらを一体で移動するのに、
ショックアブソーバーが邪魔になるので、その取り外しが必要になるのですよね。
ってなわけでショックアブソーバー外しから。
ショックアブソーバーを交換した時に、確かハンドパワーで縮めて
所定の場所に収めたような記憶だったので、
同様に抜いてやろうと思ったのですが、全然ダメでした(苦笑)。
なので例によってPPバンドで輪っかを作って縮めたショックを引っ掛けて抜きました。
んで、ショックを抜いて、ふとエンジンの方を見ると、
そこから見えたエンジンプレートがイイ感じだったので一枚。
Tauschaggregatとあるのは『交換用ユニット』という意味らしく、
さらに画像では見えませんが、
品番の枠の後ろに白抜き(この場合は銀抜きか)で80と記載されているので
これは新品としてではなく、リビルトで供給された交換用ユニットという事なのですよね。
因みに品番1270108800は左ハンドルMT用である事を示しています。
リビルトで供給される交換ユニットはセダン用も2枚扉用も一緒くただったらしく、
元々は220SEbカブリオレ用に供給されたこの交換用エンジンも残念ながらセダン用なんですよね。
話は随分と脱線しましたが、邪魔なショックを外したのでお次はキャリパー外し。
220時代の前半のブレーキキャリパーの場合は
キャリパーの左右方向の位置をシム調整する形になっているので、
アホズラしてキャリパーの取り付けボルトを外していると、
そのシムが脱落して紛失する可能性があるので注意が必要なんですよね。
そういう点に気を付けつつ、キャリパーを外す事が出来たら次はそれを安全な場所に移動。
画像はハブも外れて、スピンドルやバックプレート廻りを綺麗にした後の物ですが、
外したキャリパーはこんな具合に、、、
S字フックでスタビライザーに掛けておきました。
で、ハブ&ローターASSY.を外したわけですが、
ハブキャップを外してロックボルトを緩めてナットを外してってだけなのでその辺りは割愛(笑)。
そしてハブとローターを分離する為にその固定ボルトを緩めた所で
思いっ切り引っ掛かってしまいました(苦笑)。
ボルトを5本全て外した後にローターの中にまだ何か残っていたので見てみると、
スプリングワッシャーが4枚…。
あっ、ここってスプリングワッシャーを使ってたんだっけ~と思い出しました。
今回左のハブを交換するのは
以前、ハブに対してブレーキローターが座り切っていない状態で
ネジを締めて行ってボルトとハブの雌ネジを一組、おかしくしてしまったからなんですが、
その雌ネジはタップで修正して、ボルトは他の車種用の同じ目的用の物を使ったものの、
そのボルトにスプリングワッシャーを付けたままにすると長さが足りないので
そこだけスプリングワッシャー無しでネジロック剤処理にしてあったんですよね。
って流れて行くと、そのスプリングワッシャーはどこに行ったのよ?って話なわけで。
それからあちらこちらを散々探しました(苦笑)。
1時間以上は探していたんじゃないかと思います。
で、なんとか見付けました。
どこかにちゃんとしてある筈、、、と思って探しましたが、
あまりちゃんとした場所ではなかったものの(苦笑)、
短いボルトのドナーから外した残り4本のボルトと損傷したボルトと一緒に
ビニールに包まれた状態で出てきました(笑)。
良かった~と思ったのもつかの間。
今度はハブに付いてきたボルトのコンディションがあまり良くないようで、
最後まで手でねじ込めないんですよね。
こりゃ、ダイスを買って来て修正しなきゃダメか、、、と思いつつ、DIYのお店へ。
しかしお店に行く途中で、
ネジ山が痩せる話なのでホントはあまり修正したくないんだよなぁと思っていて、
そうしている内に、あぁ、元のボルトのダメになっていない4本と合わせて
良いのを選って使えば良いんちゃう?と思いついてしまいました。
折角出てきたのにどうしよう?と思いましたが、
ダイスが高くなかったら、買うだけ買ってもイイか、、、って事で
行くだけ行く事にしました。
結果、高くて撃沈(苦笑)。
そこから会社に戻る途中に、ひとつ家事を済ませていなかった事を思い出して
一旦家に帰ったのでこれまた凄い時間のロスになってしまいました。
で、会社に戻って、とりあえず良さげな5本をチョイス。
それが終わると、今度は右ハブの取り外し。
右ハブはそのまま使うので、バラしてグリスを拭き取って、
インナーとアウターのベアリングのアウターレース外し。
ところがこちら側はアウターベアリングのアウターレースが硬い(汗)。
交換するハブの方はアストロで買ったプラスチック製の方のシールドライバーセットの
5番と6番を重ねて裏から叩き出すと見事に抜けたと書きましたが、
こちらはハンマーを使ってダメだったので、プレスを使ってみたのですが
絶対にプラスチックが逝くなという感じでダメだったので、
そのプラスチックと同じくらいのサイズのボックスを探してきて
それをプレスで押して何とか外すことが出来ました。
インナーベアリングのアウターレースの方は交換するハブと同じ方法で抜けました。
とりあえず交換する部品以外の洗浄まで終わらせて本日の作業は終了。
明日こそは何かで引っかかる事がありませんように、、、という感じです。
一番怖いのはローターを固定するボルトのスプリングワッシャーが折れる事だなァ。
どうか締め付けの最中にペキッと逝きませんように…(汗)。