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ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2026年09月21日 イイね!

1966 300SEL 黒

先日こちらで紹介した300SELのブログの際に
『こないだ1台、かなり稀少だと思われる純正のクーラー付きを109015を見付けて
画像も拾っておいた筈なんですけれども、
時間が無くてアップ出来ないまま終わってしまいました(苦笑)。』
と、書いたのですが、
どうやら画像を拾っておいたというのは勘違いだったようなんですけれども、
その車両自体が暫く見掛けなかったのが、ここ数日、再び見掛けるようになったので
台風で暇だし、、、ってんで、画像を保存すると同時に
こちらにもアップしてみる事にしました(笑)。

とりあえず、軽く外観をば。











写真では細かいところは判りませんけれども、これを見る限りとても綺麗そうな車ですね。

持ち主的にはエアサスの状態は万全という事なのですが、
それが本当で、且つ車高のセッティング自体も適切なのだとすると、
その割にはフロント下がりかな、、、と思うので、
これもまたフロントのサブフレームのマウントがダメで下がってしまっているのでしょうね。

後は、好みの問題になってしまうのですけれども、
ハロゲン4灯にするなら、グリルとライトユニットの間の空間に
補助灯が欲しい所だな、、、と個人的には思う所であります。

標準装備の流線形レンズの方の場合は
何故かそこの空間に何もなくても、特に気にはならないのですが、
どうもこの場合はバランスを考えると補助灯があった方がイイと
私的には感じてしまうんですよね。

しかも、この場合、丸灯の上がローで下がハイだったと思うんですけど、
流線形レンズのライトユニット内には存在するフォグランプが
無いという状態な訳なのですからね。

あちらでは丸型4灯ハロゲンはオプションだから標準の装備よりも格上という意識があり、
またクロームの面積も増えて、よりクラシック且つ華やかな印象があるので、
多くの人がそちらを望み、それ故後から交換されていっているという事なのか、
現在ドイツ国内の売り物は80%以上これが付いているように思えるのですが、
私の場合は標準ランプユニットの方が好きという事もあるのですが、
猫も杓子もこれにしたいって感じなのは一寸嫌だなァと思っています。

で、普通の感覚では新車当時にオプションのハロゲンランプユニットを選ぶような人が
下級モデルにも装備されているフォグランプの機能を落してまで
それを採用するなんてケースは先ずなかろうと思われますし、
(ただ、公式フォトで補助灯なしの車両もあるので想定自体はされていると思う)、
新車時にこれに外付けの補助灯が組み合わされなかったケースは恐らくレアでしょうから、
この車も、元々は標準ランプユニットが付いていたんじゃないかな、、、と思うんですけどね。

さて、それでは内装を見て行ってみましょう。





リアは一寸写り方に距離があるので判りにくいですが、
シートはとても綺麗そうな状態を保っていそうですね。

これは仕方がないんですが、
運転席シートのバックレストの前の端の丁度画像中で見切れかけている
革シートでいう玉縁の部分が軽く擦れて白くなってしまっているのが
一寸だけ残念ですね~。

走行距離は86750kmだというので、恐らくオリジナルの生地だと思うのですが、
その距離でこれだけ綺麗な状態を保てていれば素晴らしい事だと思います。

一寸面白いなと思うのはCピラーの上部に読書灯が無い事。

私の勘違いでなければ日本仕様の108でも標準化されていたんじゃないかと思うのですが、
6.3が登場する前までは109の最上級モデルだったこの車でも、
あちらではこれがオプション装備だったのですね。

一寸気になるのはフロントシートの間にあるウッドトレイで
ドアのウッドパネルを見るとウォールナットなのに
こちらは杢のハッキリしない木材になっているのですよね。

メーカーがこれを統一しない事は先ずなかろうと思うので、
これは他の車両から移してきた物かもですね~。

後部座席からのダッシュボードの図。



説明文によるとどうやらドイツ仕様らしいのですが、
当時のドイツではまず必要なかったろうと思われる、
ベーアのMB純正クーラーユニットが装備されています。

この時期の108/109の純正クーラーユニット自体がウルトラレアだと思われる中、
例えばアメリカの某オークションサイトの過去歴を一通り見ても、
同時期のUS仕様の250S/SEですら1台位しか装備された車がいなかったりしましたから、
ドイツ仕様でこの手が装備されている例は本当に少ないだろうなァと思う所です。

やっぱりこの初期型108/109用BEHRのノブがイイですよねぇ。

この画像でシートバックが少し見えていて、
四角いクローム枠から紐が出ているのが見えますが、
これ、オーソペディックバックレストなんですね~。

実は上のリアドアを開けた画像でもこの紐が2本小さく見えているのですが、
左右のシートに装備されているようです。

私も正しく機能を理解出来ている自信はないのですが(苦笑)、
EPCの部品図から判断すると中に腰当てパッドのような物があって、
この紐でそのパッドの位置を調整出来るほか、
恐らく紐の張り具合でパッドの出っ張り具合を調整出来るのではないかと思われます。

で、最初にこれを見た時に、あれ?108/109用のこの紐って1本じゃなかったっけ?
と思ったのですが、
どうやら後のタイプになると1本になるらしくて、
恐らくとしか言いようがないのですけれども、
この109015の場合は001669までが2本紐になっているっぽいです。

一寸この辺りがハッキリ書いていないので、予想外に長い事悩んでしまいましたが(苦笑)、
BUCKLEという品名の001670以降の車両用の部品の必要数が1になっており、
多分これが紐を締めあげる部分の事を指していると思うので
この段階で1本紐になったんだろうと判断しました。

しかし、それ以前のBUCKLEという品名の部品が出ていなくて
それで迷ったというのもあるのですが、
恐らく2本紐の場合はバックルの単品供給が無かったのだろうという所に落ち着きました。

001669まで、、、という言い方をする限りは109015には1本紐タイプもあるという事なんですが、
109016以降は1本紐タイプしかないようですので、
2本紐の付いた109を見たらそれは109015だと判断していいという事になりますね。

因みに220SEbクーペの場合も2本紐タイプしかないようです。

109の場合の2本紐への移行時期は1967年の4月前半頃なようなのですが、
W111に関しては、EPCがまたアホなミスをしていて
111021/023が2本紐のパッドに代わるのが、008121から、、、
って書いてあるんですけれども、
先行の111021の方にすら、1万番以下の車体番号はないだろ、、、って話でして、
多分これが088121からの間違いだと思われるのですが、
(112021/023の場合が009675からとある事からもそういう事だと思います)
その場合、1967年の3月終わり位だと思われる所なので、
私の車体番号に依る年式の判別法など、絶対に1か月程度のバラつきは避けられないので
大体同じような時期に変更になっていると考えて良さそうです。

一寸話が脱線し掛かっておりますが(苦笑)、話を元に戻すと、
このオーソペディックバックレストが装備されていて、
リアの読書灯が装備されていない事からすると
多分1stオーナー氏は自ら運転する事だけを考えて、
且つエアサスモデルに乗りたかったから
こういうカタチで300SELを注文したという事だったんでしょうね。

実は一旦上に書き掛けて止めたんですが、これからすると、
運転席ドアミラーはこの車のオリジナルではなさそうですね。

このタイプは002131以降用ですから、
このバックレストの2本紐とは辻褄が合わないんですよね。

因みにこのオーソペディックバックレストの
私が1本紐用だと思っているパッドには2種類あって
実はその2番目の時期の物も109015の対象になっているのですが、
その変更時期がこれと同じ002131からという事になっているので
仮に私が2本紐から1本紐への変更の時期を見誤っていたとしても、
002131からのパッドが最終バージョンである限りは
どちらにしても辻褄が合わない事になる訳なのですよね。

んで、あと気になるのはラジオ廻りでして。

ラジオは時代のあったベッカーグランプリなのですけれども、
なんか、その周囲を銀色の物が取り巻いているんですよね(謎)。

これが嫌だな~と思ったんですけれども、
それ以上に何故こんな事をしているんだろうか?と色々考えてみましたが、
答えらしきものに気付きました。

これ、ラジオの時代自体は合っているけれど、
恐らく108/109用ではなく、111/112用なんですね。

ワタクシ、108/109時代のサイズについてちゃんと理解をしていなかったんですが、
280時代辺りではノブが大振りになって
デッキ自体がほぼ1DIN(多分正確にはそれより若干狭い)になっている、、、
という認識はしていたのですけれども、
250時代の108/109用に付いて
ラジオのデザイン的に111/112用と同様だという事が判っていただけで、
収まる枠のサイズに関してはあまり考えた事が無かったのですよね。

で、調べてみたのですが、ラジオ本体のサイズは正直同じか違うか判らないんですけれども、
周囲のメッキ枠をよくよく見てみると、こんな感じで、、、



108/109用のそれは下側の枠の部分を厚く造ってあるんですよね。

なので恐らくとしか言いようがありませんが、
この時代のラジオの本体自体は111/112用と同じで、
メッキ枠の部分だけほぼ1DINのスペースにピッタリ収まるように
作られているのだろうと思います。

で、恐らくこの車には元々ラジオの装備が無くて、
割と拘った人が後から時代の合ったグランプリを確保した所までは好かったけれども、
その枠が111/112用の物だったので上下方向の位置決めが出来ず、
それに辻褄を付ける目的でこの銀色のパネルが投入されているんじゃないかと思ったのですよね。

いやぁ、これは一寸台無しなので、是非それ用の枠を早急に探して
この銀色のパネルを撤去したい所であります。

そうそう、忘れる所でしたが、もうひとつ。

ステアリングが白いですけど、シフトノブが黒いので
恐らくとしか言いようがりませんが、これは元々はステアリングが黒かったのでしょうね。

これはどちらに寄せても良いので統一したい所ですね。

運転席のドアオープン画像。



これはOさんに教えて頂いた事なのですが、初期の109のドア内張りって
上側がシートと同じ生地で張られていて、
下側がカーペットと同じ生地で張られているのだそうです。

なかなか贅沢な造りをしていますよね。

ただ、この車を見ると、微妙にカーペットの色味と質感がこの部分と違うような気がしたので、
過去にここで取り上げた300SELを振り返ってみたのですが、
この車に感じたような違和感がなかったので、
無論、光の当たり加減の問題かもしれませんが、
ひょっとするとこれはカーペットを張り替えている可能性があるかも知れませんね。

因みにこないだの67年の300SELのお話の時に言っていた
002127以前のPW集中スイッチというのはこのタイプの事で御座いました。

やっぱりこのタイプの方が周囲をプラスチックで囲まれたタイプよりも
クラシカルで好い雰囲気ですよね。

エンジンルーム。





間違いなくM189が収まっております(笑)。

内外装と比べると何段か落ちるかなって感じではありますが、
綺麗に保ってやろうっていう意思を感じないだけで、
それほど状態が悪いわけではなく、恥ずかしくない状態にはあると思います(笑)。

ただし、ラジエターキャップの所からコンデンサーにかけての水漏れの跡とかはありますが(笑)。

まぁ、私のも、オーバーフローラインから出た冷却水が
右のホーンの上に掛かったのを放置していますから、あまり人の事は言えませんけどね(大笑)。

300SELのエンジンって、あまりクーラーを取り付けるのに適して無さそうに思う所で、
実際に滅多にクーラーが付いている車が居ないから、
この純正然としたクーラーホースの取り回しが物珍しい感じがするのですけれども、
部分部分、それをタイラップで固定しているのはともかくとして、
250Sのクーラーユニットが付いた車と同様の取り回しをしているので、
多分これがオリジナルなのでしょうね。

しかし、電動ファンが付いていないから停車中はきっとクーラーが効かないんでしょうね~。

109に載ったM189でもその構造上、
恐らくうちの220君同様、発電機がDCジェネレーターだと思われるので
仮に電動ファンなんかつけた暁にはすぐにブラシが居なくなっちゃうでしょうしねぇ。

最後にトランクルーム。



何気に画像は用意したものの、どう話を展開させるか考えていなかったのですけれども、
今、ふっと画像を見て、1つ思い付いてしまいました(笑)。

300SELだからと言って、
トランクの下敷きがカーペット地になるという事は無かろうと思うのですが、
それでまさか、ここだけの為に似た色のカーペット地を用意する筈もないとも思われるので、
これはやはり室内のカーペットは張り替えなんでしょうね~。

で、ついでにトランク用のマットも作ったと考えるのが妥当な線かと思います(笑)。

カーペットはウールなんで縮みますしねぇ。

と、上手い事ドアの内張りの話の時の疑問が解けたような感じになりましたが、
こうした贅沢な造りをすると、全く同じ素材が手に入らない以上は
広範に手を入れなきゃまともにならなくなるという事なんだなと思わされました。

そうそう、売り主の説明文には、現在世界中に500台も残っていません、、、
と書かれていて、
通常だったら私も何を根拠に、、、って言いたくなる所なのですが、
何を根拠にとは思うのですけれども、
いつもの意味とは逆にどうしてそんな沢山残っていると思うんだ!、、、と言いたくなる感じですね。

どういう意味の500台か判らないですが、
到底復活させようのない不動車まで合わせて500台あればいい方なんじゃないかな、、、
と私的には思います(笑)。

確かにマニア的には魅力があるんですけれども、
これ、色んな意味で維持するのが難しいと思われる車ですからねぇ。

300SLロードスターでもアルミ製エンジンを有難がりますけれども、
この車のエンジンをOHするに当たって、
ブロックに何か問題が起これば、そもそものエンジンの数が少ないから、
代わりのブロックを探すのがうちのM127に比べたら段違いに大変でしょうし、
最早これ用のピストンなんかないでしょうから、
恐らく高価だと思われる300SL用を何とか使わなきゃならなかったりするでしょうし、
当然、エアサスは他のエアサスモデル同様の手の掛かり方をするでしょうし、
そんなこんなで維持が大変だから、皆さん、調子が悪くなった所で止めちゃって、
それ故市場でこれだけ見掛けない存在になってしまっているんだと思うのですよね。

それだけに確かに将来、化ける可能性が無いとは言えないと思いますが、
(ただ、M189搭載のW112クーペの評価が伸びてないからなァ)
仮に化けたとしても、果たして支出したコストに見合うようになるかと言われると、、、
って感じですね(笑)。

さて、気になるお値段の方ですが、
27900ユーロ、今のレートで500万チョイって感じですね。

これ、持ち主はエンジンにしろ、エアサスにしろ、調子がすこぶる良いように書いているんですが、
もしそれが本当であるならば、結構魅力的な値段と言えるかもしれません。

そうそう、説明文には最新のTÜVを取得済みとあって、
どうやらそれを取得し直す為に一度ネット掲載から外したという事らしく、
それでここ暫く姿が消えていたという事が判りました(笑)。

暇つぶしにちょろっと書こうと思ったら、
結局調べ物で悩んで朝から晩まで掛かっちゃいました(苦笑)。

明日は一寸出掛けるので、もう寝ようと思います(笑)。
Posted at 2026/09/21 20:46:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   09/09 06:46
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