前日にどうしようかと思っていた日曜日のお出掛けは
結局その日の朝になっても天気予報がイマイチなので、悩んでいました。
酷いのはケーブルTVのお天気チャンネルで、三画面位に別れている内の二画面で
何故かそれぞれ時間ごとの天気予報が表示されるのですが、
片方では40%、もう片方では60%とかになっていて、
本当に、どういうことなの?って感じでした。
結局、家にいる間は方向性を決められず、
出掛けない場合にはまたエアバルブの再調整をしようかと考えていた事もあって、
どっちにしても220君を出動させる話ではあるので、
もう、車庫に着くまでの間に考えて決めよう、、、という事にしました。
コペンさんで家を出ると、靴が外出用で無い方を履いてきた事にすぐ気づいたのですけれども、
正直、この時点で80%位出掛けない方に傾いていたので、
まぁ、イイや、、、ってな事で車庫に向かいました。
途中、長沢踏切で撮り鉄タイム(笑)。
と、思ったら、げんどーじで同じ電車に追い付いて(笑)、撮り鉄タイム。
この2枚の写真を見てもらっても判るかと思うのですが、
外を走ってみると、こりゃ、後々に降るのだとしても、
少なくとも午前中一杯は降らんやろ、、、という感じがしたので、
車庫に着くと、完全に出掛けるモードになりました(笑)。
がっ、先の靴の問題があるのでそれをどうしよっかなぁという所。
それを取りに行ったら、滅茶苦茶時間ロスになって、
とても想定していた時間には目的地に到着せんなぁと思ったのですけれども、
まぁ、約束の相手がいるわけではなし、それでもいっか、という事で
220君でGSに寄った後、一旦自宅に戻る事にしました。
で、自宅から再スタートです。
多少でもロスを縮めようと、普段ほぼ使わない西富士道路で富士宮市街へ。
ところが大ボケしていて曲がるポイントを見逃し(笑)、
結局登山道経由で県道72号線に入りました。
県道71号線。
展望駐車場手前の松。
ひばりが丘交差点から5~6キロ手前の辺りから、
制限速度以下ながら普通に動いてはいたけれど、前が車で詰まっていたので、
うわ、これはどっかで流れが止まんなきゃいいけどなぁ、、、と思いました。
結果的には大丈夫でしたけどね。
71号北端近くの乗馬施設パディーフィールド。
で、国道139号に出ましたが、
富士山の裏側も晴れ間が出ていたので良かったなァと思いました。
んで、河口湖方面に向かい、途中で横道に逸れて森の中を進み、
目的地に着くと、たまたま居た近い色の2CVの隣に停めました(笑)。
もうこの↑画像で判る人には判ってしまったと思いますが、
行ってきた先は河口湖自動車博物館でありました。
前回はいつ行ったかな?と思って調べてみると2016年だったので、
6年振りだったみたいですね。
今回は台数は少ないけれど、外展示っぽく車両が置いてあったので
先ずはそちらから見て回りました。
T1タイプ2
これ、2014年に行った時から居る車ですね。
2016年の時はどうだったか忘れてしまいましたが、2014年は飛行館の前に置いてありました。
その時は近づいてみませんでしたが、なかなか綺麗そうな個体でした。
ディムラーダブルシックスシリーズⅠ
なんか、ダブルシックスのシリーズⅠって(特に国内では)珍しそうな気がしますわよね。
逆にシリーズⅢの最後の方はダブルシックスばっかりだったような気がしますが。
クラウンデラックス
これは何と売り物だそう(150万円)。
但し書類が無いってありました。
ベレット
こちらも書類無しの売り物でお値段100万円とのこと。
門外漢の私には高いのか安いのか判らないや(笑)。
て~なわけで館内に向かいまする。
何度も来ている博物館なので、
今回は細かい所を見て行ってやろうという感じで臨みました(笑)。
先ずはホールAへ。
まず、目に入ったのはコレ。
これ、以前訪れた時には無かったのでは?と思うのですが、
フランス人のビゴーという方が描かれた漫画ということらしく、
説明書きを私なりに解釈すると、
どうやら日本に初めて輸入されたパナール・ルバッソールの築地から上野までのデモランに
見物人が押し寄せている様子が描かれたもの、という事みたいです。
べべプジョーのエンブレム
丁度同じ時に見学をしていた女性の方も気付いておられましたが、
べべプジョーの文字の下にライオンらしき動物が描かれていますね。
因みに全体像はコチラで御座います。
ランチアラムダ
説明書きはちゃんと読まなくてはいけませんな。
この車、元オーナーはどうやら白洲次郎氏だったみたいで、
兵庫657はその時のナンバーという事のようです。
オースチンセブン2台
黒い方は英国本国生産の車両で新車で日本に入った車らしく、
青い方はエンジン付きシャシーで輸入されて日本自動車という会社が
ボディを架装したものらしいです。
MG K3 レーシング
これは1937年に小早川男爵によって輸入された車両だそうです。
説明書きをざっとしか見なかったのでもう一台を撮り忘れて?しまいましたけど、
ここにはスポーツマンズクーペという徳川公爵によって輸入された車両もあったようです。
戦前の日本に数台しか輸入されなかったMGの内の2台があるというのは凄いですね。
アーティレリーホイール付きタイヤ
なんか、戦前MB用のそれっぽいなぁと思ったのですが、
それはどうやら正解で昭和天皇の御料車風のカラーで塗ったもののようですね。
ここには御料車のタイヤについての何かの記事と思しきものが
説明文代わりに掲示されていました。
それによると7台の御料車には新車当時にそれぞれ
コンチネンタルのタイヤが付いていたようですが、
1937年に国産品愛用の趣旨から宮内省から横浜ゴムへの製造依頼があったのだそうで
それが1年半の試作開発期間を経て1938年の6月に24本が完成して納入されたとの事でした。
MB540KカブリオレB
これ自体は私が子供の頃から展示されている車ですが、
その手前の写真は多分前回には無かったと思うのですよね。
こうしてこの時代の上級のMBがヒトラー及びナチと関連付けられてしまうのは
ファンとしては悲しいところなのですけどねぇ。
これじゃバンパーも見えないし、私的には撤去してもらいたい所だなァ。
ブガッティ アトランティック
前にも書いたのですが、
これは他形態のボディが架装されていた車両だったのを、
後年アトランティックのボディを再現して載せた物だと思われますが、
本当にこのボディデザインは秀逸ですよねぇ。
RR シルバーレイス
これは駐日英国大使が使用していた車で、当時から日本にある車なのですよね。
こうしてみると、ここの博物館には新車当時、或いはそれに近い時期から日本にある、
日本自動車史上の貴重な輸入車が多いのだなぁと思わされました。
それなのに何故ルードラチエン商会物の320カブリオレBを海外放出しちゃったんでしょうね(涙)。
ホールAを一巡した所で広域撮影。
いつ訪れても自然光を絶妙に取り込んだ雰囲気の良い空間だなぁと思います。
で、フロントの前を通り過ぎようとしたらこんなものを見付けました。
なるほど、あのダブルシックスは値段が付いていなかったけれど、
それも売り物だったのですね。
一寸ショックなのは長年展示されていた
シトロエンのSMとDSのブレークが売り物になっていた事ですね。
しかし、無論実働させるのにはそれなりに手は入れなきゃならんのかもですけど、
この2台で500万円って結構お安い気がするのですが…。
んで、ホールBへ。
あれっ?これってお初だったような。
フェラーリ275GTBだそうです(ワタクシ門外漢なので…笑)。
唯一プラモで造った事があるフェラーリなので、
多分フェラーリの中では好きな車種なのだろうと思うのですが、365GTB/4 デイトナ。
真正面から覗くとライトが見えるのがイイですな(笑)。
ってか、真正面じゃなくても真上から見ると
バンパーに映って見えるのだという事を今回初めて知りました(笑)。
512BBとF40
F50
この並びだけでお幾らしちゃうのよ、、、って感じですな(笑)。
2CVサハラのリアのエンジン
うまく撮れなかったけれど、同、フロントのエンジン
よくよく気付いたら、サハラの場合、シフトレバーって普通になっちゃうんですね。
シトロエン15-SIX
これもエンジンが見てみたかった。
パナール Dyna X
この車も前には無かったような気がするけどなァ。
何故か他のフェラーリと離れた場所に展示されていた、330GT 2+2。
これは日本に初めて輸入されたフェラーリなのだそうで、
六本木の中国レストランオーナーが所有していた車だったそうです。
考えてみると、フェラーリの展示では250GTルッソが居なくなっていますね(汗)。
(勿論現場で気付いていました)
あれも昔から展示されていた車だったんだけどなァ。
ランボルギーニ カウンタック LP500S
小学生の時に横からの姿を時々描いていたような気がするのですが、
今こうしてみると、ホイールの、、、
この5つの穴がこんなに小さかったかなぁ?って感じてしまいます。
チゼータ モロダーV16T
知らなかったのですが、この車、世界に8台しかないのですね(汗)。
その内、これを含めて2台が新車当時に日本に入っているらしいです。
また、ホールAに戻ってみると、
19世紀MB2台(と言っても片方はレプリカだけど)の前の見物客が居なかったので、
お約束なので撮影(笑)。
パテントモートァヴァーゲン(レプリカ)
ヴェロ
このヴェロは恐らく国内にある最古のベンツでしょうね(笑)。
で、実はここにも新しい掲示が成されていました。
おばあさまネタですね(笑)。
ベルタと書かず、ベアタと書いている所が私的に泣かせるポイントですね(笑)。
ベアタのドライブによって、奇しくも史上初の給油ステーションとなってしまった、
ヴィースロッホの薬局が記念館になっているとは知りませんでした。
これは先程の540KカブリオレBですが、、、
フロントウインドウから見える、ドアからクウォーターパネルにかけてのラインが
こんな角度で絞られているとは思いませんでした。
フェンダーが外側に無いドアに対して、それのあるクウォーターパネルでは
絞る必要がある事は理解出来るのですが、
もっと緩やかにそれが成されていると思っていた所を
切れ目を境にこれだけ直線的に絞っているとは想像していませんでした。
下の右のはブガッティタイプ57のクランクシャフトだそうです。
左のは説明が無かったのですけれども、恐らく同車のもので
このエンジンって、
シリンダーヘッドとシリンダーライナーが一体になっている構造だという事なのでしょうね。
手前に見えるのはインマニなんでしょうね。
ブガッティ U-16 アエロエンジン
この角度だとツインカム?という感じですが、真後ろに回ると、、、
ゲッ、シリンダーが2列ある(汗)。
U-16ってのはストレート8を並列配置した、U型16気筒エンジンって意味だったのね。
総排気量24ℓ(爆)。
変態航空機用エンジンですな(笑)。
こっちは以前にも載せましたが、ロワイヤル用のと基本的に同じ、
レイルカー用の直8の12.7ℓエンジンです。
今回改めて見て気になったのはコチラ。
これってひょっとしてフリュードカップリングなのかしら?
考えてみると機関車の動力伝達方式を知らないのですが、
普通にクラッチとかいう物だと持たなかったりするのかもですね。
アトランティックに背後に、、、
デフ・ファイナルケースらしきものと、オイルパンらしきものが見えますね~。
オイルパンは先程のシリンダーヘッドと対のものなんでしょうかね?
アトランティックのエンジンのサイドパネルのスリットから中を覗くと、、、
フィン付きの配管が見えるのでリボディされたこの車はS/C付きの57Sだったみたいですね。
日本でライセンス生産されたハーレーダビッドソン
世界恐慌による輸入価格の高騰対策だったらしいですが、
そういう車両が存在したとは知りませんでした。
先程はパスしましたが、300SLクーペ
以前、hana☆さんに指摘を受けてフード先端の月桂樹付きエンブレムの位置が
間違っている事に気付いたのですけれども、
もひとつ間違いに気付いてしまいました。
それは、この、、、
赤丸の位置にあるMERCEDES-BENZのエンブレムが、
本来左側にしかないのが正解なのですが、
この車は、、、
右側にもあったんですよね。
しかも取り付け位置が両方とも高すぎるというオマケ付きで御座いました(笑)。
ホントはこの↑画像はそれ用に撮ったのではなくて、
シフトレバーが写れば、、、と思って撮ったものだったのですが、
何故かノブが付いていなかったのですよね。
あのキノコ型のノブ、ゲヴィンデ(ネジ式)とステックバール(差込式)の2種類があって、
220君に使っているのは後者なのですが、
この車のシフトレバーには(知ってはいたけれど)ネジ山が切られているのが確認出来ました。
こういう所ひとつとっても新しい方の車ってのは合理化が進んでいますな(笑)。
お隣のBMW502
この車ってなかなか見かける事が無いですよね。
60年代の街角で見たクルマたちって本には出ているので、
輸入自体はされているのでしょうが、
そこそこ入っている印象のあるMBのW186系セダンに対して、
本当に少ないんだろうなと思います。
最後にコレ(笑)。
なつかし~、アウトランだ!
これのゲーム音楽がすぐに頭に浮かんできますね(笑)。
私自身はゲームが得意でなかったので、やってもあまり先には行けなかったのですが、
高校時代に必ず最後まで行けるこれの得意な友人がいて、
自分では達成の出来ないそれを眺めているのが好きでした(笑)。
結局1時間ほど掛けて館内を3巡ほどして見学終了。
そのあと、折角河口湖まで出てきたのだから、と、
以前から寄ってくださいと言って頂いていたHさんを訪問したいな、、、と思い、お電話をしてみると、幸いにもご自宅に居られるとの事でしたので、向かう事にしました。
出掛けの靴の件は実を言うとこういう想定もあり、
最初に履いてきた靴はあまりにもボロ靴で、脱ぐに脱げない為、
わざわざ履き替えに戻ったという事だったのですよね。
ってなわけで、出発。
今まで走った事のないコースをナビに指示されたので楽しみにしていたのですが、
ロードレース大会か何かで直進が出来ず、
結局普通に国道139号に戻る羽目になりました。
すると、あちゃー、とうとう降ってきましたな。
Hさん宅までワイパーを使わずに済む程度ではありましたが、
この位の状態にはなりました。
で、待ち合わせ場所で再びご連絡を差し上げてきて頂き、ご自宅へ。
詳細は書きませんが、とにかく色んな事にビビりました(大笑)。
Hさんは私とは違って、幅広く車に付いての知識をお持ちでとても楽しくお話をさせて頂き、
ついついとんでもなく長居してしまいました。
Hさん、長々お付き合いいただき、ありがとうございました!
到着時には殆ど降っていなかった雨でしたが、
お邪魔している内に本降りとなって、それは家に帰り着くまで続きました。
ってなわけで、ワイパーフェチがワイパーを楽しみながら帰ります(笑)。
ところが、この前を走っていた〇〇ネコが前が完全にフリーなのに
制限速度からマイナス10キロで走ってくれるので閉口してしまいました。
50キロから40キロに制限速度が変わったら30キロで走ってましたから、
メーターでも狂ってたんですかね(苦笑)。
幸い、白線区間があったので最終的にはパスさせてもらいました。
県道71号線。
ここに入る前の信号待ちで、
嫌に燃料が薄くなってアイドルが落ちたのが気になるのですよね。
アネロイドコンペンセイタ―の作用によるものだとは思うんですけど、これは薄くなりすぎ。
あと、水温も、今までと比べると一寸だけ上昇傾向になった気がするのですよね。
基本燃調もなんとなく薄くなった感じで、一寸パンチに欠ける気がするので、
こないだのエアバルブの再調整が他の所にも結構影響しちゃってるっぽいですね。
エアバルブ下の棒で制御している暖気時の燃料調整は
アネロイドコンペンセイターと同じシャフトをギッタンバッコンしていた筈なので、
影響があっても不思議じゃないとは思うんですけど、
こりゃ、結構厄介になってきたかもなァという感じがしないでもないです(苦笑)。
まぁ、どうにでも調整のしようはあるだろうと思うので
時間を掛ければ何とか恰好は付くと思うのですが、
こういう風になってくるのがなんとなく判っていたので、
問題があると判ってはいたけれどもなかなか重い腰を上げる事が出来なかったのですよねぇ。
あーめんどくさ(苦笑)。
まぁ、そんなふうではありましたが、不安なく無事車庫に帰り着く事が出来ました。
で、Hさんから頂いたものをトランク内撮影(笑)。
もう使わないと思うので差し上げますと言って頂いたので
図々しく頂いてきてしまいました。
これ、元々はW189の300dに付いていたと思われる物で、
握りの部分の形状から、1959年から1961年頭頃?までの車両に使われたタイプなんですよね。
つまり以前から同様の説明をしている、今、220君に付けているステアリングホイールと
全く同じ物って事なのですよね。
本来は220SEbクーペには使用されなかった物である筈で、
セダンがW111になった時期のポントンのクーペ/カブリオレが
これを使っていたんですよね。
お昼休みを使って現在、絶賛磨き大会中なので、
磨き終わったら、車庫の壁掛けオブジェにしようと考えております(笑)♪