昨日は土曜日の作業の続きをやって居ったのですが、
まぁ、大変な事になってしまいました。
先ずは前日、どうしても取り付けられなくて、
仕切り直す事にしていた、右のウェザーストリップの取り付けに
再チャレンジする事にしました。
結論を言うと、やはり数年前のブログに書いた通り、
Aピラーと屋根の交わる角から取り付けるのがやはり正解で、
ガッツリと室内側の溝を車体側のモールの端に押し込み、
前日はストリップの外側に傷を付けたくなくて、素手で入れようとしていたけど、
それは恐らく無理なので、細めのドライバーでやさしく押し込んでいくのが正解なようです。
素手でやろうとしたお陰で、今、指先を負傷しております(苦笑)。
その角が綺麗に嵌りましたの図。
んで、それからAピラー側は無事、挿入を完了出来たのですが、
問題はルーフ側。
これも、以前のブログを参考に、角が収まった後に中間を嵌める前に
前後のサイドウィンドウの重なっている部分を嵌めようとしてみたのですが、
その部分をいざ嵌めると何だかおかしな事になってしまいます。
その辺りを観察してみると、モール側の枠はただズラして設置されているだけで、
ストリップ側の溝が入る部分も前後の間に何の空間も空けられていないのに、
肝心な溝の方はクウォーターウィンドウ側のそれが端で一旦区切られてしまっているんですよね。
出来るだけ手は入れたくないから、どうしようかなと思いましたが、
そのせいでひねくれて付くのが明白だったので区切っている部分を切除して溝を貫通させました。
古い方ではちゃんと貫通しているのに一体なぜ?という感じでした。
それで大分良くはなったのですが、前の窓の上側を覆う、リップ形状の部分の後端が長過ぎて、
モールの前端に入り込む感じになってしまい、そこも不自然な感じになってしまうので、
その部分も若干切り取って対応しました。
この部品、前から後ろまでが結構長い事もあって、
2ピースないし、3ピースを接着して組み合わせて出来ていると思うのですが、
この部分って雨漏れを考えた時にかなり重要なところなのに
何でこんなに適当に組み合わされているのかなと思わされました。
これ、コストを落とす為に東欧辺りで作らせている物じゃ無くて、
ドイツ製ですからね。
もうちっと、どうにかして欲しいものだなと思いました。
で、ここまで何とか出来れば後は残った部分を嵌めて行くだけなんで
やれやれ、と思っていました。
がっ、右のウェザーストリップの取り付けが一通り出来た所で
クウォーターウィンドウを閉めてみて絶句。
最後まで閉まらない(苦笑)。
いや、ひょっとすると雨漏りをさせないために最低限必要なラインまでは
閉まってはいたのかもしれないけれど、
外側のリップ部と窓との間に隙間が残る位置までしか閉まりませんでした(苦笑)。
但し、このリップに関しては一つ言及しておかねばならないことがあって、
新旧で比べると、古い方が幾らか短かったので、その影響も多少あったようです。
考えてみると、古いウェザーストリップでも、後ろ側で若干の引き摺りがあったので、
あぁ、新しいウェザーストリップの張りのお陰でこうなっちゃっているのかもなぁ、、、と思いました。
てぇなわけで、ホントは滅茶滅茶嫌だったけれど、
仕方がないから、リアクウォーターガラスの調整をすることにしました。
これが嫌なのはフロントのどちらかのシート及びリアシートを外さなくてはいけないと言う事と、
ガラス調整ってドツボに嵌ると滅茶滅茶大変だからなんですよね。
ってなわけでとりあえず、助手席シートassy.とリアシートのクッションを外し、
そこでお昼時になったので、一旦、自宅にまた自転車で帰還しました。
で、会社に戻ってきてからはリアシートのバックレスト外し。
これがやり方を間違えると、クウォーターウインドウ下縁のパネルの
革に傷をつけてしまうので、要注意なんですよね。
今まで、私が一回(左側)、内装屋さんが一回(右側)に傷をつけてしまって
張り替える羽目になっているんですよね。
そこの張り替えた革素材が弱いのも一因なのかと思うのですけど、
気を付けてやれば、傷は回避出来るので、とにかく慎重に取り外しを行いました。
無事にそれを終えると、クウォーターパネル内側のビニールを剥がして
調整を、、、と思ったのですが、
このビニールがガッチリ付き過ぎていて、メッチャ剝がれにくい(苦笑)。
ミスるとビニールを破いてしまうので、結構時間が掛かりました。
こう書いているからには勿論、何箇所か破いてしまいました。
で、レギュレーターとご対面したのですが、最後に触ってからえらく時間が経過している事もあり、
覚えていたのはボディ側のレールを通るガラス側の前後の位置決めをするピンが1本あって、
それの位置を調整出来るようになっていると言う事くらいでした。
この画像の中央やや上寄りにボルト2本で固定されているのがそのピンで
ピンは反対側に突き出していて、
ボディ側に取り付けられたレールに沿ってそのピンが上昇下降に伴って前後動して、
クウォーターウインドウの上下位置に対する前後位置が制御されるようになっています。
因みにこのレール1本方式は初期型の2枚扉のみで、
幾らかの例外車両はあるのですが、220SEb2枚扉の040305までがこの方式で、
それ以降のW111/112の2枚扉では(絵で見ただけですが)レール3本方式になるらしいです。
んで、レール1本タイプの場合、クウォーターガラスにピンを貫通させる為の穴が空いているので、
ガラスはこのタイプ用の専用部品という事になるんですよね。
ってな具合で恐らく希少な部品だと思われるので
以前、Pさんの部品取りから譲って頂いて、
レギュレーターとガラスを左右セットで在庫しています(笑)。
一寸脱線してしまったので話を元に戻しますが、
発生している問題は、このピンの移動程度で解決するのでは?と
甘く考えて居たのですが、これがとんでもない話だったのですよね。
その移動程度で解決には至らなかったので、
前後のレギュレーターの上下方向のガイドレールのそれぞれの上下に付いている
レールの内寄り外寄りを調整出来るネジ4箇所、
レギュレーター本体の角度調整、レギュレーターの上限位置調整などがあるのですけれども、
それらを弄り始めたら、やはり収拾が付かなくなりました(苦笑)。
上下位置が上手く調整出来たかと思うと、前後位置や上下動の動きが重くなったり、
窓が回転方向に傾いていたりする他、
とにかく、どれかの要素が良くなるとどれかが悪くなるの繰り返し。
動きが重くなる要因の一つは調整によってある箇所のガラスの位置が前過ぎると
ガラスの端がBピラー側に接触する事から生じていたのを発見はしたものの、
それを他の要素とどうバランスを取って行くかに苦労しました。
あと、困ったのはクウォータウインドウを上限まで持って行く最後の段階が重くて、
そうして上限まで持って行くと、レギュレーターに無理が掛かっているようで、
次に下げる時にカタンッ!とノイズが出てしまう事で、
そこの所の微妙な調整には苦労しました(苦笑)。
そんなこんなで途中また自転車での一旦帰宅を挟みつつ、
何とか形のような物になったのは確か22時頃。
そこから内装を組み立てて、お片付けをして、車庫に220君を置いてきて
コペンさんで自宅に戻ったら、午前1時でした(苦笑)。
現状、ガラスを上げていくと少し表側に出っ張りながら出てきてしまうという
至らない部分がまだあるのですが、
これはガラスを上げ切った状態で手で押し込むと所定の場所には収まるので、
そこに収めておいて癖が付くのを待つしかないのだろうと思われます(苦笑)。
いや、ガラス自体にレールが付いていれば良いのですが、
あくまでもレギュレーターにレールが付いていて、
そのレギュレーターに接続しつつ、水切りモールに挟まれるだけの位置決めが
行われているだけなので、
調整によってガラス上部に強い押し付け力が発生するような構造じゃないから、
そんなやり方しかないのですよね。
とはいえ、過去に2回ここのウェザーストリップ交換をしていて、
こんな事になったのは今回が初めてですから、
やっぱり滅茶苦茶造りが悪くなったんだと思います。
あっ、でも前のウェザーストリップでAピラーとルーフサイドの交差点で発生していた
内側の弛みは発生しなくなっているので、
その点に関しては改良されていると言っても好いと思います。
本当は新品のウェザーストリップに交換して、
シール前端のカットを見直すのが目的だった筈なのに、
出来の悪さのせいで時間が掛かってしまって、それを切る暇も無かったのですから、
嫌になってしまいました(苦笑)。
それも切らなきゃならんし、左のウェザーストリップも交換しなきゃならんし、
ってなわけで、次回は何時やろうかなぁと思案している所であります(苦笑)。
今度の土日は場所さえ確保出来るようならば、コペンさんのリア足をやる積りですから、
恐らくその後になると思われます。