最初に言っておきます。なにひとつ総集編ではございませんが、まあちょっとだけお付き合いください。
作業の終わりにはお片付けが必要。というわけでメガーヌさんにアレコレを積み込みます。がらんどうなので積める積める。これでもかと作業で出たゴミとか関係ないゴミとかを詰め込みます。
このような公共施設に来ました。一般的にはクリーンセンターとかごみ処分施設とか言われるところです。
すでにお気づきのこととは思いますが、こういったごみ処理施設はクルマごと秤に乗って、ゴミを捨てる前と後の重さを比べて、キロいくらでゴミを引き取っていただけるという仕組み。
そう、ケチくさい私はショップでコーナーウエイトを測るとかいうこまっしゃくれたことをせず、堂々と公共施設に車重を測りに来たというわけでございます。
普段は1キロでも軽くなるよう天に祈りながら帰りの秤に乗るわけですが、今日に限っては金なら払う、いくらでも払うという心境。車検証と同条件にするために、道中で燃料も満タンにしちゃったりして、気合は十分。ゴミを下ろして、さあ、いざ帰りの秤に!
うおおおお! やったぜ1100kg台! 車検証が1370kgなので、割と自分でもびっくりのマイナス200kg。ていうか当然のように引き取ってもらえなかったエアバッグ関連が5kgあったから実際には1165kg。すごい!
224馬力で1165kgだからパワーウエイトレシオは5.2kg。これだと理論上は安い、速い、千葉県ではなぜかフツーのおばちゃんがディーラーに騙されて乗ってることが多いと三拍子揃ったあのZC33Sスイフトスポーツとかとも、わりといい勝負ができることになってしまいます。理論上は。
ということで気を良くして帰りはむやみに1区間だけ高速に乗り、その加速性能を堪能。うん、マフラーエアクリ以外ノーマルなのに、ぜんっぜん速い速いええどこれ。
エアロ関係も高速道路でフツーに走っている速度域で十分体感できるほど。車重が軽くなったにもかかわらず、ノーマルのときより前輪はもちろん、すっからかんになって軸重激減のリアですら、接地感が向上しています。
ひとつ気になるのがドラッグの多さ。なんでわかったかといいますと、追い越し車線で30mくらい前にハイエースがひょいって入ってきた時のこと、アホみたいにスリップストリームが効くんですねこれが。どのくらいかというと、燃費計が9.2L/100kmから、8.5L/100kmに変わるくらい。まあメインが筑波とか袖ヶ浦になるはずだから、ハイダウンフォース仕様ということで納得しよう、うん。
そんなこんなでそのハイエースくんも走行車線に戻り、よし、シフトダウン、アクセルパカー、おおお、やっぱり軽い車は蹴り出し加速が気持ちいいいいい!
バシュ
ズザー!!!!!!!!!
というわけで、そこそこの速度でアンダーパネルがぶっ壊れました。ぎゃーん。
よろよろ帰って見てみると、アゴが見事に削れております。しくしく。
これはちょっと予想してたことではありますが、フェンダーライナーもタイヤが擦れた跡が。やっぱり純正より拡大しなきゃダメか。
で、そのアンダーパネルを外してみたんですが、例のダウンフォース受け持ち用アゴフレーム部分を見てみると、なんということでしょう、クイックファスナーの中身がすっぽ抜けてるではありませんか。しかも4ヶ所中3つも。
私の思惑通りダウンフォースを受け持つという点では申し分なかったどころか、ダウンフォース出すぎて大変なことになった結果ということで、まあ前向きに考えることにします。
さあ、ここからが本題。どうやって直すか。
ええと、こちらのブログには一言も書いていなかったのですが、ある程度作業の目処が立った一週間くらい前の段階で「あ、これ週末間に合うんじゃね?」という考えが降りてきてしまい、21日の袖1GPにエントリーしてしまっていたのですね。ちなみに21日というのは、言い換えれば明日とも言えます。
てなわけで、元通りに直すとか元の形を改良するとかは時間的に不可能。今あるものでなんとかしなければなりません。しかも壊れないように。
30秒ほど考えた末、一回り小さくアルミ複合板をカット。すっかりお上品な見てくれになりました。
さらに装着には簡単便利なクイックファスナーを一部あきらめ、アゴフレーム部分はこんな高ナットを取り付けます。
で、コンパネとワッシャーとでこんな部品を製作。せめて色塗れよ。
このコンパネスペーサーを、アンダーパネルとアゴフレームの間に挟んで、下からM6のボルトで止めます。これでスッポ抜けることはありません。すっかりローダウンフォース仕様になってることだしね。しょんぼり。
あとはちっちゃくなっちゃったアンダーパネルに合わせて、飛び出してるストレーキをカットして。
フェンダーライナーもタイヤが干渉する部分をざっくりカットして。
さらにこれは昨日気づいたんですが、たぶんバッテリーを交換したせいでオルタネーターノイズが大量に発生したことで、HIDのヘッドライトがやたらチカチカすることへの対策。フェライトコアを巻いてノイズ対策をします。てか大丈夫かあのバッテリー。
と、まあ、このような過程を経まして、アンダーパネルやら何やら諸々3kgほどダイエット(なくなったとも言う)いたしました。ので、車重は1162kgです。
ちなみに明日ですが、なぜかうちのメガーヌさんも基準タイムとやらの測定対象に。主催者の澤圭太選手が朝イチで毒味、もとい、タイムアタックをしてくれるとのこと。
せっかくの新品RE-71RSなのにこんなことだったらピレリ売らないで取っておけばよかったちくしょうなどと一瞬歯ぎしりしましたが、よく考えたら私だったら他人がこんなふうにでっち上げて、しかもマトモに走ったこともないクルマでタイムアタックとかとてもぞっとしないので、プロドライバーというのは本当に恐ろしい職業だと思います。
Posted at 2021/02/20 18:32:36 | |
トラックバック(0) |
MEGANE | クルマ