特にすることも無いので、NSR50にNSF100のカウルを取り付けていってみようと思います!
あんまりにも素人細工でステーを曲げたりなんやかんやでどうにか付きました!みたいなのではイヤなので、いかにスマートに取り付けができるのか考えつつ取り付けしてみようかと。
それこそ寸法的な物とかが分かれば人にも教えてあげられるしな~っと。
現状では全く何も分からないので、とりあえず現車に現物を合わせて見つつ様子をみてみます。
まずはタンク付近の両サイドにあるボルト取り付け位置ですが、NSRのフレームに最初からあるネジ穴を位置を変更せずそのまま延長だけすれば良さそうなので、延長ナットを作ってみることに。
NSR純正のステーはボルト取り付け位置が3~4cmくらい後ろ向きにオフセットされています。
アルミ六角棒を旋盤で長さを100mmにカットして、そのまま両サイドにM6のネジ穴を立てました。
その後、片方にはスタッドボルトを打ち込んだ。
フレームに取り付けるとこんな感じ。
結構延長された感じです。
NSR純正ステーは長さは80mmくらいだったはず。
両サイドの取り付け位置はこれでヨシとして、フロントの取り付け位置を割り出します。
フロントはNSF純正そのままに前側からステーに差し込むタイプにしようと思います。
これが一番カウルの脱着が簡単なので。
簡単にスケールで大体の寸法を取り、手元にある材料だけで作れるようにとCADで適当な図面を書き起こして、早速製作に取り掛かる、、、
21mm角のステンレス角パイプが余っていたのでこれでカウル兼メーターステーを作ります。
元々あるフレームの取り付け位置から直線でステーを出すとかなり位置が下がってしまうようなので、曲げて上側にオフセットします。
CADの図面を1/1スケールで印刷して切り出した紙を当てがいながら角度を見つつ溶接していきます。
おお
図面通りの角度になった!
が、ホントにこれでいいのかは正直分からない・・・・
とりあえず作ってみてから位置調整などの修正が必要でしょう。
(実際後で何度も手直しすることになります)
2mmのステンレス板を切り出して穴を開けて溶接
つい最近モノタロウで厚さが1mmと2mmの30cm角のステンレス板を材料用に買って置いてたけど、早速役に立った!
とりあえずこんな感じになった
穴の開いたステン板は角パイプの底面からネジ穴の位置をおよそ10mmの位置で溶接したけど、実際には12mmくらいだったようで、ネジ穴を長穴加工するハメに・・・・
ちゃんと寸法測ってから溶接すればよかったね^^;
適当にこんなもんやろって溶接しちゃった。
あと全体の長さも調整してみた。
そしてこんな感じへ・・・・
結局全長はここまで短くなった。
カウルの取り付けは、カウル側にジュラコンの棒を取り付け、その棒がステーに差し込まれるようになるので、内側が丸い方が都合が良いので、手持ちの丸パイプを内側に溶接します。
まあ、都合よく丁度良いサイズがあったもんで!
右側に置いているジュラコンの棒はNSF純正のカウル両サイドを固定するヤツがいくつか買ってあるのでそれを流用しようかと思ったけど、このステンパイプだと穴が大きくてグスグスなので、ジュラコンの方はピッタリの物を旋盤で作ることにします。
はい、出来ました!
あと、両サイドの延長ナットは右側のみ5mm短くする必要があったみたいなので、5mm削った。
ピッタリやで!
で、ちょっとスキップされますが、取り付けるとこんな感じに、、、
付きました!
が、え~っと実はあれからいろいろありまして、まず両サイドの取り付け位置はフレームのボルト穴の位置をそのまま延長ではダメでした!
それだとアンダーカウルの先端がフロントタイヤに当たってしまう事が判明してしまったのです・・・・・
ハンドルやら他の場所はいい具合だったのに・・・・
なので両サイドの取り付け位置は20mmバックさせることに。
とりあえずと言う事で、適当にアルミのフラットバーに穴を開けてそれで後方にバックさせた。
そのためメーターステー側も20mm短くして、角度もちょっと上げた。
で、このステーが完成するまでの事になりますが、アンダーカウルがいろいろと干渉する事も判明し、削りに削る事に・・・・
まあそもそもアンダーカウルありきで位置を決めるべきなのですが、いきなりなにも無いところにバシッと合わせることなんてかなり難しいので、試行錯誤で位置調整することにして、まずはアッパーをとりあえずで取り付けそこからアンダーを考えようかという・・・・
一番最初にコレ!
レースレギュレーションで必要な、アンダーカウルがエンジンブロー時にオイル受けになってますが、この仕切りが邪魔になります。
だって2stはチャンバーがあるんだもの!!
NSF100はアップマフラーでシートカウルからマフラーが出ているデザインです。
ノコギリでカット!
そしてサイドスタンドも干渉するのでとりあえずこんな感じかな?っと切ってみる。
が、全然足らなかったのでここまでカットしてみた。
中の仕切りと言うレベルでは無く、そもそもこの辺り全体がチャンバーに当たってしまうので思い切って大胆カットします!
随分短くなってしまったな・・・・
が、それでも足らない事が判明したので、このラインでカットする事に。
サイドスタンドがまだまだ当たるので、このラインでカットするか~
っと思ったのだが、よく考えたらこの部分は残したとしても見えるところじゃないし、そもそも必要なんじゃね??っとなり、、、
もうこちらも大胆カットしました!
アンダーカウルがどんどん短くなるよ~~~
長いアンダーカウルはカッコイイんですけどね。
これで大体の干渉は無くなった!
が、底面部分がチャンバーとギリギリで、もうちょっとカウルを上に上げないといけない様なら底面にも穴を開ける必要があるかも。
っとまあこんな事を経由して、メーターステーは位置を割り出され完成したわけです。
これでもハンドルをいっぱいまで切るとレバーがカウルに干渉するのでカウルを前に出したいところだが、アンダーカウルとフロントタイヤの隙間はは1cmも無いくらいのギリギリの状態なので前には出せない・・・・
いったいどの位置が正解なのかもうわからなくなった・・・・
あとは両サイドのボルト取り付け位置を中心としてカウルを前下がりに回転させることによって、タイヤとの隙間をせめて指1本分まで稼ごうかと。
そうなるとアンダーカウルがチャンバーに当たるので、そこはまたカットかな。
メーターステーもまた位置調整かな・・・・・
カウルの取り付けってなかなか難しいもんですな・・・・
でもまあなんとか先が見えてきた。
カウルの位置が決まってステーも完成したら、お次はカウルにミラーを取り付ける為にメーターステーから何かしらのステーを作って枝を作り、カウルと共締めして強度が出せるような物を作らなければ。
これが一番の難所っぽい・・・・
その後は、メーターを取り付ける為のステーも溶接しないとだし。
やる事はいっぱいだじぇ。