以前マスターバックのバキュームホースから2次エアを吸っているかどうか調べて見て不発に終わりますが、今回は補助エアバルブ・レギュレータなどの吸入口を調べて見ます。

フューエルデスビの真裏に補助エアバルブなどの系統の空気の取り入れ口があります。
矢印の先のアルミのエルボパイプからエアーを吸って補助エアバルブや補助レギュレータなどを通過し、スターターバルブ(インジェクタ)のところへ空気を供給します。
役割としては始動時のアイドルアップや、走行中の減速時などに回転数の落ち込みを緩やかにするためにワザと2次エアを吸わせたりします。
これらがうまく動作していなくて2次エアを吸いっ放しになっているのではないかと・・・
エルボのみ外そうかと思ったらいろいろと邪魔で外せなかったのでダクトを外すことになりました・・・
そして最後組付け時にエルボ部分にビニールを被せてエアーを吸えない状態にしてエンジンを始動してみます。
これで吸入口からは空気が吸えなくなりました。
エンジンを始動してみると、アイドル回転数が明らかに下がりました!
と言う事はここから二次エアを吸っていたと思われます!
と言っても、このエアー系統は構造上完全に密閉されそうにないので、ある一定は常に二次エアを吸っているのではないかと。
まずは4番プラグの真上にあるエアバルブを外してきました。
こちらは見えるところに付いているので比較的簡単に外せます。
これは密閉されていて空気は通らないみたいです。
バキュームホースに負圧が掛かると開く構造っぽいのでこれで正常なのでしょう。
まあ壊れていたとしても通路が密閉されているなら大丈夫です。
回転数の落ち込みが激しくなったとしても一向にかまいません。
今度はさらに奥にあるエアバルブを外してきました。
全く見えないところに取り付けられているため、本来であればエンジンを降ろさないと外せませんが、何とかエアクリーナーの後ろの方まで両手を突っ込んで手探りでボルトを緩めたりして取り外してきました・・・・
もう取り付けられないかもしれない・・・・
これを取り付ける為にスマホに接続するファイバースコープカメラをアマゾンで買っておきました。
カメラで裏の様子が見られればなんとかなるかと。
中を見ると通路が開いていて繋がっています。
実際に空気も簡単に通り抜けてしまいます。
これが原因か!っと思いとりあえず分解してみることに・・・
硬かったけどなんとか爪を折り返して開封しました・・・・
バネがダイヤフラムの内側に入っています。
と言う事は通常時はバルブが開いていて、負圧が掛かるとバルブが閉じる構造になっていると・・・
こちらは蓋の方側で特に何も入っていない。
ただこの時気になったのが、ダイヤフラムが膨らんでしまっていて手で押すとプシューっと空気が抜けました。
このゴム板?のようなダイヤフラムも何層かになっているようですが、どうやらその隙間に空気が入ってしまっているようでした。
それが原因でダイヤフラムが正常動作しなかったのだろうか?
このピンを押すとバルブが閉じます。
ほほうなるほどこういう構造なのか。
ピンの穴の横にもう一つ小さな穴が開いているので、そこからダイヤフラムの方へ負圧が掛かるようになっているみたい。
こちら側には丸い板と、それを押し返すスプリングだけ。
なんかこれを見ると壊れているようには見えないんだよね・・・・
先ほどのダイヤフラムを除けば。
それでも普通に動作しそう・・・
でもこれがどういう兼ね合いで動作しているのかも分からず、動作テストの仕方すら分からないので何が正常で、何が壊れているのかも判断が付かない。
困った・・・・
しかもこれを新品で買うと10万円以上もするんだよね・・・・
こんな物がむちゃくちゃ高いって言う。
とりあえずたまたまヤフオクに出ていた中古を買ってみたので、それを簡易的にテストしてみてから取り付けるかな・・・・
直るといいけど期待薄だな・・・・
最悪これらエアバルブはすべて無効化して、アイドルアップのエアレギュレータのみ生かすと言うのも手かもしれない。
春の車検までには何とかしないといけないのだが、こうも原因がはっきりしないと困るんだよね・・・・
ただでさえ他にやることが満載なのに911にまで手が回らないよ・・・・
ミニなんて更に手付かずなのもあっていよいよ手放そうか考えてるが、それでも写真を撮るにも車が動かせないといけないからとりあえず車検を受けなければ・・・・
何にせよ今年中にもう一度エンジンを掛けておかないとな。
キャブ車だからガソリンを腐らせるわけにはいかん!
Posted at 2020/12/13 23:30:47 | |
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