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所謂ただのヲタクのブログ一覧

2021年07月03日 イイね!

[911SC修理] デスビローター

新旧デスビローターの抵抗値を測定してみます。


まずは新品から、、、

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新品は先日測定した通りおよそ「1Kオーム」です。



では古い方は、、、

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古い方はおよそ「5Kオーム」でした。

抵抗値が5倍に跳ね上がってますね!!
と言う事はやはりデスビローターの抵抗が飛んでしまったのが今回のエンジントラブルの原因ではないかと!!

まあ最終的に組み上げてみてエンジンがちゃんと始動できるかどうかなのですが・・・


しっかしデスビローターが原因だとして、こんなもの飛ぶんだな~?
ノーマルCDIが飛ぶ事はあるので、CDIの予備を車に常備しておく人はいるようですが、まさかデスビローターも常備しておかないといけなかったとは!



で、よく見ていて気付いたのだが、、、

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あれ?
先端部分の端子の幅が違う!?

左が新品・右が古い方です。

新品は端子の幅が広くなっています。




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こうやって並べてみると結構な差が!

これ大丈夫かな??
端子の幅が広いと火花が飛んでいる時間が長くなる事になります。
単純に考えれば燃焼時に多く火花が飛ばせるから、燃焼効率が上がって何かとウレシイという感じですが、工程時間は変わっていないのに点火時間だけ伸ばしても問題ないのだろうか??

もしかしたらローターを注文する際に年式を間違えたかな~?っと思ったのですが、箱の品番を確認すると間違ってはなさそう。

そもそも今まで取り付けていたやつが間違っていた可能性も??




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裏にはボッシュ品番が

「1 234 33」までは同じですが以下が違っています。


古い方「1234332173」
新品 「1234332346」

ってなってます。

どっちが正しいんだ?
途中で仕様変更されたかも?

一応調べてみた方がいいかもしれない。


まあ多分問題なく使えるのでしょうが・・・

Posted at 2021/07/03 02:30:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年07月02日 イイね!

[911SC修理] デスビをオーバーホール

日曜日にエンジンが止まってしまったやつの修理をしていきます。

まずはCDIをノーマルに戻してみます。


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現在はアメ製のMSD 6Aが付いています。
ちなみに念のため何もせずにエンジンをかけようとセルを回しましたが、やはり全くエンジンは掛かる気配が無し!





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MSD側のハーネスを加工してカプラを取り付けて車両側のハーネスにカプラオンで取り付けられるようにしていたため、ただコネクタを差し替えるだけでノーマルCDIに戻せます。

久しぶりに「キーン」って音を聞き、セルを回すも反応なし・・・・
保管している間にノーマルCDIが壊れてしまったという事も無いことは無いのでしょうが、まあさすがにその可能性はかなり低いと思うので原因はCDIではなかったと言う事みたい。

ただノーマルCDIに交換すると変化があり、セルを回すとタコメーターが天ぷらになって針が飛ぶように動いてしまう!
セルが回った瞬間はレブるくらいで、タコメーターにオープニング機能が付いたかと思った!

ちなみにセルをぎゅるぎゅる回している間は、だいたい4000rpmくらいを指しています。
なんでじゃ???
今までこんな事なった事ない!

これも今回の故障に関係あるかも!?




今回の件に関係があるかどうかはわかりませんが、とりあえずデスビをオーバーホールしてみようと思います。
いつかはオーバーホールしよう・・・
っと思ってオーバーホールしてこなかったので、今回がいい機会です!




一応デスビを外す前にプーリーを上死点に合わせておきます。
同じようなところに2つ切り欠きがありますが、「Z1」って書いてある方が上死点です。

右隣の「5」って書いてある方は点火タイミングを見るときに使うやつだったはず。
上死点前5°ってやつかな。




デスビにも矢印のところに線がありそこが1番シリンダーって事になるので、組付け時はまず最初にここをローターに合わせて組付けておきます。
後の細かい点火タイミングはタイミングライトで確認しつつ調整することになります。




早速デスビを外したところ。
デスビはナット1個で止まっているだけなのでナットを外せば簡単に外せます。






デスビに繋がっているピックアップコイルの配線ですが、もうカプラが崩壊寸前です・・・
まあ前々から気付いてはいたのですが、このカプラを用意しようとすると意外とお高く、まあ大丈夫かって事でそのまま使っていました。
いよいよカプラは新しくした方がいいな・・・

もしかしたらカプラだけでも入手は可能なのかもしれませんが、このカプラからまた別のカプラへ変換するためのケーブルが売っているのでそれを買って加工して使用します。
ちなみにそれが「UROパーツ」のクセに8000円くらいするっていうね・・・・
高いけど仕方ない!




先ほどのカプラはここにスポッと刺さるだけの話。
ちゃんと絶縁と防水さえできれば、わざわざ専用カプラを使わなくても何とでもできるちゃできる。
ただそれだと格好が悪いので・・・・




デスビのシャフトのアキシャル側のクリアランスをチェックしておきます。
既にヤバイ!




こちらが押し込んだ状態
間に挟まっている黒いワッシャが1mmだったので、1mm以上のクリアランスが出来てしまっています。
これはいくら何でも大きすぎかな!

これだと回転数が変化するときに不意に点火タイミングのズレも発生してしまいます。
組付け時にワッシャでクリアランスを調整します。

ラジアル側は幸いガタはほぼゼロだったので、軸受けの状態は良好!




ギヤのピンを抜くのですが、その前に位置をチェック!

ピン固定なので180°ずつにしか取り付けできず、ギヤの歯数も12Tで偶数なのでどちらに取り付けてしまっても大丈夫なようです。
それでも元の位置に戻したいので小さくポンチでマークを打っておきました。

圧入されているピンは頭をなるべく削ってフラットにした後に、万力という名のプレスで押し込んで抜きました。




とりあえずここまで分解完了!




ピックアップコイルの真下には遠心ガバナの進角装置が付いています。
ウェイトが左右で重さが違うので、重たい方のウェイトで中回転域までで進角して、軽い方のウェイトでさらに高回転になってから2段階目の進角をするようです。

しっかし錆び錆びでボロい!!!
まあ40年は開封されてないでしょう。
でも特に壊れてもないし、なんという事もない!
すごい!

そういえばSCの頃は反時計回りに回るデスビが採用されており、採用されていた年式の範囲がかなり狭かったはずなのでかなり希少なデスビだったりします。
中古なんて探してもまずないでしょう・・・・
それこそ復刻品とかですら作ってるのかどうか・・・・

このデスビが致命的に壊れてしまうとかなり困ってしまいます。




きちゃない・・・
洗いたくてしょうがない!!




こちらはピックアップコイルですが、周囲にマグネット、中心にコイルという構造ですが、マグネット部分が負圧式のダイヤフラムで稼動して進角する構造になってます。

負圧もホースが2本入っていて低回転、高回転とで違う動きをするみたいです。
そうして思うと負圧2種類、遠心2種類という複雑な進角がされているようです。
難しいな・・・・




デスビローター
やっぱ交換はしてないか。
まあでも最低でもレストア時には新品にしてますけどね。

黒い部分に抵抗が入っているようですが、黒いところが変色しているような気がしないでもないような???
テスターで抵抗値を測ってみると確か500オームくらいでした。
結局適正値が分からんから記録してなかった。



ただ裏を見ると・・・

ありゃりゃ??
これは盛大にリークした跡がありますぜ??

シャフトの切り欠き部分とその反対側と2か所にリークの跡があります。

もしかしてこれが今回のすべての原因か!!!???

なるほどピックアップコイルに近いシャフトに火花がリークするもんだからタコメーターがそのノイズを拾って天ぷらになるのか!!

おいおいこれのせいでさっき取り付けたノーマルCDIぶっ壊れてないよね??
ノーマルCDIくっそお高いんだから勘弁してよ・・・・
エンジン掛かるようになったらノーマルCDIが無事かどうかも確認しておこう。


デスビキャップとローターは新品交換でい!




で、先ほどのピックアップコイルだが、これ完全に固定されてしまっていて進角しません・・・・
完全に錆びて固まってしまっています・・・・
いったいどの位置(点火タイミング)で固定されちゃったもんだろうか?

これも今までの不調の原因だったりするかもしれない。
そもそもレストアした時から動いてなかったかもしれない。




ラスペネを差しつつ、マイナスドライバーでグイグイコデてなんとか外れました。
もうガッチガチに錆び付いていました。




ざっと錆を落としてスルスル動くように!

最終的には水洗いしてからグリスアップして組みます。
今回の件では上に置いてるピックアップコイル本体が怪しいんじゃないかと思ってましたが、なんだかおそらく大丈夫そうです。
抵抗値もそれっぽい数値が出ていたような。

コイルがダメなら巻直しに出そうと思っていたけど。




分解前に記念撮影!
位置関係などを写真で記録しておきます。




分解後に一通り洗ってきたところ。




本体内部も可能な限り綺麗になりました。

リビルト品みたいにブラストを掛けて~とかまではやりません。




グリスアップしてガバナーを組付け。
指で動かしてみてスムーズに動くか確認しておきます。

あとピックアップコイルの方も組んだけどそっちは写真撮り忘れた・・・


なんにせよ組めるのはここまでで、アキシャル方向へのクリアランス調整をするためにシムリング(ワッシャ)を調達しなければなりません。

モノタロウでシムリングが各部数値を入力してオーダーできたので、そちらでいくつかの厚みのシムリングを注文しておきました。

あとクリアランスチェックの時に見えていた黒いワッシャですが、あれだけは樹脂ワッシャのようでおそらくスラストベアリング代わりにファイバーワッシャが使われているんじゃないかと。
そのワッシャは割れて広がっていたため交換しないといけないのですが、純正部品ではデスビ内部パーツに品番設定が無くお取り寄せできません・・・
なので代わりになるものを調達しないといけないのですが、この手のワッシャってどういうやつを選んでいいのか分からないんだよね~~

エンジン内部でオイルが付着する場所なので耐油性・耐熱性、ギヤで多少押し付けられるはずなので耐荷重性も必要かと。
それっぽいワッシャってどこで売ってるんだろう・・・・

とりあえずオイルレス工業の「ドライメットLFワッシャー」の内径12mmx外径24mmx厚み1.5mmのやつを注文してみることにしました。
樹脂ワッシャではなく一応金属ワッシャなのですが、ベアリングの代わりとして無給油で使えるスラストワッシャです。
温度は-200度~+280度まで使えるし、耐薬品性があり、耐荷重にも耐えられるみたいです。
これなら使用用途としてはオイルも付着してくれることだし多分大丈夫じゃないかな?っと。





ダイヤフラムは非分解構造なのでどうしようか・・・・

試しにシリンジに繋いで負圧をかけてみましたが問題なく動作して、負圧をかけたままにしたりしてみましたがダイヤフラムに漏れ?破れ?は無いようでした。




こちらのホースニップルの付け根にコーキングがされておりパイプが破れてるんか?って思ってたけど破れていたわけではなく、おそらく水が入らないようにコーキングされていただけでした。




中がすごい錆びてる~~~
大丈夫かいなっと・・・・

とりあえず水洗いする時に水を入れたらすごい錆が出てきました・・・・

洗った後はホットガンで温めたりして十分に乾燥させた後に、隙間から中にオイルを入れたりして中を防錆処理しておこうかな。


と言う事で本日の作業終了!
シムリングが届くまでは何もできんな!



家をゴソゴソして、、、

いつかデスビをオーバーホールしようと思って買ってあった圧入ピンとOリングが出てきました。
そういや随分前に買ったはずだな~っと・・・




あとデスビキャップとローターも出てきた。
これも買った記憶があったけど、取り付けたかどうか覚えてなかった。
どちらも交換してなかったな。




新品のローターの抵抗値
およそ1kオームだそうです。

付いてたローターはやっぱ壊れてる??

また後日同じ環境で抵抗値を測定して比較してみよう。


Posted at 2021/07/02 03:12:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記

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