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しげ爺太のブログ一覧

2024年10月05日 イイね!

阿久根の偉人が近代化の扉を開いた話

阿久根の偉人が近代化の扉を開いた話9月が終わり、今年も残すところ90日を切ったことでクリスマスケーキやおせちの予約広告が世間にあふれ出す今日この頃です。みなさまいかがお過ごしですか。今年の汚れ、今年のうちに…マジックリンで洗い落とす準備を始める季節となりましたね。

とはいえ、何とかならぬのかというほどの暑さは未だ去らず。お空の雲の形や太陽熱温水器が作る湯温が少しぬるくなってきたところなんかにこそ秋の訪れは感じられるものの…いやはや、異常に暑い。



約1か月前に襲来した台風10号の爪痕…お手製なんちゃってカーポートの屋根が吹っ飛んでいるのでいい加減に直してあげたいところなんですけど、昼間の暑さがもう少し和らぐまでは放置を決め込むことにします。^^;




…というわけで、停まっているだけで落ち葉や樹液や鳥の糞などなどの攻撃を受けまくってしまう「白い嘘星」くんにいっときの安らぎを与えるべく、ちょいと走りに連れ出してみることに。




思いのほか交通量の少ない国道3号から267号へと渡り、まず目指したのは薩摩川内市内の東郷町というのどかなあたり。「たのかんさあ」と呼ばれて親しまれる田の神の石像とヒガンバナが多く咲く田園地域です。






黄金色のこうべを垂れる稲穂に囲まれた、そんな県道46号沿いをしばらく走っていくと、ぽつねんと建つ昔ながらの商店風なお店と出会えます。「峯酒店」と書かれた日よけが目を引くこちらは、なんとも可愛らしい今どきのカフェ。外観とメニューとのギャップに萌えます。





カレーの香り漂う店内で素敵なお姉さんからコーヒーとスコーンを受け取ったら、そのまま続けて46号を北に上っていきます。



海辺を走る国道3号の東側の山中を並行するように南北にむすぶこの道は、市境の紫尾林道が渡る尾根を1.3Kmの横座トンネルで一気に通貫して潜り抜け、海辺の阿久根市まで導いてくれます。





冬にはときに雪も降り積もる山村をたったかと下っていくと整備中の南九州道・阿久根ICが見えてきますので、すかさず高速へ乗り換えっと。





これがタイヤを履き替えてからの、初・高速走行となったわけですが…ブレもなく音もさほど気にならずでいい感じですよ。以前のDUNLOPルマンVが約10万円で丸3年の履き替えとなったことを考えれば、今回のPIRELLIパワジーを2年以上履き続けたらとんとんで、それ以上ならお得という考え方もできるので、まぁこれいいんじゃないでしょうか。




というわけで、4.2キロ先の阿久根北ICまでの1区間だけで一般道に下り、この先は一般道で長島のフェリー乗り場方面へちょちょいと入り込んでいきます。





で、次にどこを目指しているのかというと、長島に渡る手前にある脇本という地域。この日は快晴で、長島まで渡ってしまえば絶景ビューポイントがわんさかなんでしょうけど、そこは我慢。



フェリーの時間やイベントごとに重なると混む国道389号も、この日はすいすい♪




んでもって、ちょっとした郊外店舗が並ぶあたりで左の三笠中学校脇の道に折れていくと昔ながらの商店や家屋が立ち並ぶ古い中心地に入り込めるので、そこをごしょごしょと進んでいきます。





そうしてしばし進行していくと、「寺島宗則記念館」という看板が見えてきます。この寺島さんという方が今回紹介したい偉人なんですよ。






だいたい200年ほど昔の幕末期にこの地で生まれ、五十路手前で元老院の議長にまで成り上がっていった寺島さんは、薩英戦争後の1865年に薩摩藩が鎖国の禁を破ってこそっとイギリスに派遣した「遣英使節団」にも通訳として参加しているたたき上げ。…ですが、この時期の薩摩藩にはすっごい偉人がたくさんいるので、ちょっと知名度が控えめなお方です。



もともとは医師だったのですが、薩摩藩に蒸気船を持ってきたり、島津斉彬公の命で反射炉の製造に携わったり、後年には日本の電信電話網の礎を作り上げたりもしているスーパーマン。齢60で早くに没しているんですけど…まぁきっと働きすぎが原因でしょう。





そんな感じで偉大な功績があるので…大河ドラマ化運動も始動しているようです。名作・篤姫のスピンオフ的な感じでやってくれたら面白そうなんですけどー♪



ちなみにこのお屋敷には、20年ほど前まで実際に末裔の方が住んでいたようです。それを阿久根市が譲り受けて1億円ほどの改修費をかけて整備したのが現在の姿。





館内には「寺島会」という保存会会員の方が交代で常駐していて、すんごくマニアックな解説をしてくれますので、歴史ファンの方はぜひ一度は訪れてみてくださいな。近所の市井のボランティアのような方だと思うのですが、当日に対応してくださった方の知識量には舌を巻きました。



気が付けばなんだか1時間以上も長居してしまったので、キリがよいところで館にお別れして空いてきたお腹の対応に取り掛かろうかと、まずは近所のお肉屋さんへ。





ここ「そのだ精肉店」は、何年か前に1度取り上げたことがありますけど美味しいので再訪。



車内に漂うニンニクの香しい空気に食欲をびんびんに刺激されながら急いで国道3号方面に繰り出し、阿久根市の中心部にあるスーパー「タイヨー」で主食を買い足して。






その足で向かったのは、市街地のはずれの小高い丘の上にある「番所丘公園」。…ここを訪れるのは、高校生の頃に草スキーで捻挫して以来なので…30年以上ぶりですw





見下ろすと景色もよくて花も多く、アトラクションもいくつかあるようで、春には桜鑑賞のメッカになりそうな良い感じの公園ですねー。





でもとりあえず、お腹が減っているので展望のよい四阿で飯タイムといきましょう。園内はまた今度。^^;




たまたま特売でお安くなっていたパック寿司は普通においしかったんですが、特筆すべきは「そのだ」の唐揚げ。30キロ先の自宅まで持ち帰ってから温めなおしてもイケるんですけど、買いたてとなるとまた絶品。この辺りでキャンプやBBQをする人にはマストバイの逸品です!酒に合うんです!



そんな感じで胃も満たしたら、今回の小旅行は終了。あとは珍しいカラーリングのインプレッサの後をつけながら帰宅するのみです。…最初ぱっと見で何の車かわからなかったw





てなかんじで、南国情緒を醸しながらも高く伸びすぎてしまったヤシノキたちを見送りつつ、話を終えます。





今度はどこに行こうかな。
ではでは。(^o^)/








Posted at 2024/10/05 14:15:49 | コメント(5) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記
2024年09月29日 イイね!

うるわしい麓の景観とややこしい県道迷路/ピレリの皮むき(その2)

うるわしい麓の景観とややこしい県道迷路/ピレリの皮むき(その2)1週間前にUPした「その1」の続きです。

新品タイヤの皮むきへとばかりにノープランで、自宅からふらっと内陸側に走り出してから島津藩時代の外城制の下で武士が集住していた「麓」と呼ばれている地域の一つたる「入来麓伝統的建造物群保存地区」を訪れて、その奥ゆかしさにちょっと感動してしまったところまでが前回の話。

今回は、素敵な出会いで心を満たしたあとの、胃を満たすために動き回ったあれこれについて書いていきます。




というわけで、駐車場の白線を踏んでタイヤのトレッド面を白黒に彩りながらw、近場のよさげなスポットに向けて走り出します。天気は曇りで撮影面でのコンディションは良くないとはいえ、暑くないのでテンションは上場な心持ちで。




まず最初に国道328号に出て目指したのは、食堂を併設している地域の産直物産館「きんかんの里」


(画像はGoogleストビューより)

鹿児島の地場新聞やテレビなどで5年ぶりに食堂が再開した!などと流している一方で、市の観光協会が開設しているHPでは営業休止中と書かれているままの謎施設。…はてさて実態はどうなっているんでしょうかね?というわけで行きたくなったんです。



それで、そのまま進行すると鹿児島市の北部に到達する328号をそのまま進んで10分もすればそこに着ける…ところだったんですが何をとち狂ったのか…県道42号との交差点を藺牟田池方面に曲がってしまうというミスを犯してしまい、気づいたときには、すでにきんかんの里ははるかに遠く。




皆さんもたまにやってしまいませんか?よく通る道のほうに不意に吸い寄せられて曲がっちゃうってこと。これはもう戻るのもおっくうだということで、さくっと目的地を変更して県道51号に渡って、北へ進路を変更。





ラムサール条約の登録湿地として地域の生態系保全のかなめになっている「藺牟田池」を南側から東に回って北側に抜ける感じで上り下りの山道を走っていくと、やがてさつま町のはずれ・北薩横断道路の「佐志IC」の近くに出てきます。





さすれば、5分ほど街中のほうに走った川内川のほとりでランチバイキングをやっている「宮之城ちくりん館」がありますんで、そちらへGo。





ここだったら、たしか14時半までの営業なので滑り込みセーフかなと勢い勇んでレストラン棟の入口へ向かうと…。





終わってた。\(^o^)/



考えてみれば、時間制バイキングなので最終締め切りが閉店時間の前に設定されるのはあたりまえ。耄碌したかと、脳みその衰えを感じられずにはいられない感情を抱きながら、次へ。…あぁ、ここ昔とはメニューも変わっていて美味しそうなんだけどなぁ…。



んで、国道504号をさらに西へ。一縷の望みにかけて向かったのは街中の中華屋さん「珍萬虎居」さん。国道の267と384と504号が複雑に交差するあたりで営業しているこちらは地域の名店ですが…。





予想通り終わってた。\(^o^)/



こうなりゃ意地だ!とばかりに、国道504号をさらに奥へと突き進んでみます。ちなみにこの道をひたすら進んでいくと、最終的に鹿児島県の西北端・出水市のはずれに到達するんですけど、今はトンネルが壊れている(今年7月下旬の大雨でトンネル内に土砂が流入してきたんですよ。)ので走破はできません。><;


「北薩トンネル技術検討委員会」のページより)

なので、到達できる範囲で行ける北限まで。





とりあえず、北薩グリーンロード(農免道路)との交差点まで来たら、右に曲がって国道328号方面へ。たぶん、紫尾山の入口くらいまでは行けると思うんですけど、そっちに行ってもお店はないのでね。^^



そうして平川という地区にアプローチしていくと、国道との交差点にてお目見えがかなうのが「ひらかわ屋」さん。地域の物産館的なもので、買い物困難地区にあってスーパー的に営業しているお店になってます。





敷地内には「味のはなぐるま」という食堂もありますけど、当然にして営業終了。でも、ここなら惣菜的な何かがあるはず…とわくわくしながら物産館のほうへ。




でも、空振り。地場の焼酎とごぼうと無糖ラテを買って退散ww



これ一升瓶で1,700円ちょっとしなかったんですが、旨いですよ。植園酒造万歳!!




さてさて。時はすでに15時前で、こんな山の中で何が食べられるのかと諦めて街のほうに戻ってチェーン店で小腹を満たすのもヲトナなやり方なのかもしれませんが、ワタクシはオコチャマなのであと戻りはいたしませんw





北薩グリーンロードをもう少し奥に進むと直交する県道398号にぶち当たったら左。そうするとその先で県道397号とぶつかるところに奥の手があるんですよ。ただ、もうこれ以上はネタがないので…ここで空振ったらもう帰りますけどw




で、結果はタイムリーヒット!ここ「山之口ストア」は鳥刺しが美味しくてちょっと名の通った山奥の名店なんですけど、唐揚げもまいうーです。惣菜の種類も豊富で店内手作りなので、この辺りでキャンプしたり野宿する予定がある方は、ぜひお越しを。




というわけで、ちょろっと「麓」を散歩して、さくっと何かを食べて帰ろうかなと出てきた小旅行も、ようやく終りをむかえることができます。…あぁ、長かった。





走ってきた経路は、こんな感じ。



だいたい80~90キロくらいの行程となり…山道をたっくさん快走できたので、タイヤの皮むきにはもってこいの小旅行となりました。反省点は、自分の頭と昔の記憶を過信してはならないということでしょうかww

次回は、もう少し食にクローズアップしてちゃちゃっと走ってこようと思います。


それでは、また。^o^/





Posted at 2024/09/29 16:25:31 | コメント(8) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記
2024年09月23日 イイね!

うるわしい麓の景観とややこしい県道迷路/ピレリの皮むき(その1)

うるわしい麓の景観とややこしい県道迷路/ピレリの皮むき(その1)2017年に我が相棒「白い嘘星」くんに出会ってから約8年。そして、彼への愛おしさからみんカラblogに小旅行の話題をノッケまくっていたのが一昨年までで尻切れ。…でも、けっして愛情は減ってはいないのですよ。

それを証するため、久しぶりに(鹿児島県民以外には、たぶんとっても分かりにくいw)ご近所散歩の様子をサクサクっとupしていこうと思いますので、よろしければざくっとお目通しを。実は昨日の9月22日にタイヤをPirelliのPOWERGY(安い!!)に履き替えたので、皮むきも兼ねてちょろっと走ってきた日記となります。詳しいパーツレビューは別途行いますが、とりあえずインプレッション的なあれで。







さてさて、というわけで、お仕事と明確な用事以外で走りに出るということが久しぶりで、かつて愛用していたデジカメを操作するのもそうなので、ちょっと頭を整理しながら遅めの12時すぎの出発となり、そもそもそんなに遠くまでは行けそうにない…ということから、近場で未踏の観光地はどこかな…と思いを巡らしながらの出発となります。れっつらごー。





前日からの雨も上がり、気温も20度台前半という悪くないコンディション。そうとなれば、3連休の最終日で通行量が少なそうな山間のどこかに向かえばグネグネ道で存分にタイヤと会話ができそうですのでそうしましょうかと。




九州3大河川の川内川を、列車の閉塞信号のような対向信号を備えた1車線幅の橋で渡ったら、川内平野の縁に位置する寺山の北側から東のほうに、ひた走ります。





川沿いで山岳地でもないこの辺りは案外に急なカーブや起伏が多く、通行車両も少ないのでタイヤの性能を試すにはもってこいです。…ただ、ぽつぽつと民家が建ってますんであくまで法定速度を守ったうえでの話ですよw





これまで履いていたルマンV(2021.8~昨日の丸3年)と比べても遜色ないハンドリングとノイズ(ネット上ではうるさいと評判?)の低さに満足しながら、いったん分かれた県道394号と335号がふたたびぶつかった辺りで決めた行先は、入来麓



地元の人間であればだいたいの方角感覚と景色から、どっちに行けば何がある的な推測が立つでしょうけど、なにげにややこしく入り組んだ県道とヘキサの道路標示は…ときに動物的方向感覚を狂わせてきますので、ちょっとだけ用心しながら進んでいきます。




さくっと旧樋脇町の役場前を過ぎて国道328号に渡ったら、入来の麓はもうすぐそこです。なんだか街路樹も異常に格好よくなってきて観光地向けの道路であることをアピールしてきているようですww





そんな感じで…てててっと走ってると見えてきたのが「入来麓」の案内看板。




おそらく、鹿児島県民ではない方には「麓」ってなんやねん状態なのではないかと思いますが、その答えはここにあります。






「1」「3」「9」あたりであれば県外の方にもある程度知名度があると思うのですが、ここ入来の麓も島津藩政下では重要な行政・武士集住の拠点たる「麓」として位置付けられていました。




全国的に有名な島津家の領地支配の陰には、その昔から豪族として名を馳せた数々の氏・家があるのですが、その中でも(ゲームの「信長の野望」にも武将として出てくる)入来院氏が昔から支配していたのが当地とのこと。





残念ながら、つい先だってに来襲した台風の影響で倒木・斜面崩落などが激しく、清色城の本丸跡地へは立ち入りできないと案内所のおねいさんに教えてもらったのでさくっと諦め、実は一番訪れてみたかった未踏の観光スポット「旧増田家」をちらっと見てみることにします。



周辺はいわゆる「伝統的建造物群保存地区」に指定されてあるだけあって、なかなかに趣のある空気感を放っています。これら、いまだに人が住んでいる民家群だというのだから…保存されている方は大変なんだろうなぁと心の中で慰労しながら先に進んでいきます。




しばらくして見えてきたのが、いまでは小学校になっている土地につながる石段と濠と城跡の碑。うーむ…ここの児童はうらやましすぎるぞ…!!





たぶん、入来小学校には心やさしい子らが多いのでしょう。堀に下りる階段に差し掛かると、ものすっごくデカい鯉がそそっと寄ってきました。すまんね。今日はえさになるものを持ち合わせていないよ、とテレパシーで伝達したら、さくっと50m先へ。



して、お出ましになりましたのが重文指定のそれです。風格ありまくりです。





敷地内では母屋(2棟が連なっている)と大きな石蔵などが存在感を放っているので…まずは石蔵の中に突入してみます。こちらはその昔には医療施設だったようですよ。






「旧増田家」の名の由来となった増田医師が市に土地建物を寄贈したのは平成21年なんだそう。それまではここで実際に生活されていたのだという話を解説員の方に伺いながら、つぶさに母屋の構造も見ていきましょう。





2棟をつなぐ部分にかかる竹製の雨樋や、ぶっとい梁など…古民家を斡旋する不動産屋さんが見たらよだれを垂らしそうな作りにうっとりしてしまいます。





こちらは、庭先のお風呂とトイレ。




和式であって最上級の贅沢度を備えたその厠の様になんだか衝撃。(真似したくなるw)



…という感じで感動していたら、ときはもうすでに13時半でお腹も空きまくりとなってきましたので…心と知的好奇心のつぎに満たすべき胃袋を何とかするために、何か食べ物を求めて次へと移動していくのですが、そろそろ2万字に迫ってきているので、続きは次でw





blogを書くのは久しぶりということで、なかなかさくっと文字が打てないことに落胆と焦燥をおぼえながらも、次につなげますのでしばしお待ちくださいましたら幸いです。


ではではー♪


Posted at 2024/09/23 20:06:43 | コメント(7) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記
2023年07月09日 イイね!

復活のおしらせと、おシラス♪

復活のおしらせと、おシラス♪なんやかやで、南九州道で力尽き…レッカーでの救済ののちに地元・薩摩川内市の「Clutch-T2」さんに入院すること約1か月。梅雨時の大半を代車のムーブさんと過ごすことになったんですが、「白い嘘星」くんが昨日にようやく退院してきました。今のところは、すこぶる・きわめて・とてつもなく・おそろしいほどに快調です。^^

発症したときはアクセルが反応しなくなったことから、てっきり燃料系の経年劣化を想起してしまっていたんですが、原因はスロットルのモーター周りにあったようです。最初の調査でdiagコードが示していたセンサー異常の情報からセンサーのみを交換してみたところ、回復せずだったのでスロットルを丸ごと交換したら回復したという次第。

Clutch-T2グッジョブ!



ただ…製品はとうの昔に廃番なので、1年・1万キロ保障がついたリビルト品を取り寄せた形です。銀色に塗装されたボディがまばゆく輝く8万円のお品。正直いって痛い出費となりましたけど、致し方ないですね…。むしろこれで、あと30万キロは走ってやるぞという闘志が湧き上がってくるというものww



というわけで、ひっさしぶりに2JZ-GEのシルキーな感覚と遊びつつ、かつての走りのフィールを取り戻すべく、ちょいとばかりお散歩に出かけてみます。今回は、交通量が少ない鹿児島県道313号から43号に渡って、上下が激しいワインディングと東シナ海の海風を同時に感じられるコースを選んでみました。^^





薩摩川内の市街地側から走ってきて、いちき串木野市の43号が見えてきたら、海はすぐそこ。




九州の北部で梅雨前線が活発にやらかしている影響で、南九州の海辺も荒れている様子。雨こそ降っていませんけど、風はそうとうに吹きつけてくれてます。




そんな気象状況なので…塩水なのか雨雲なのかもよくわからない感じの靄の中を少し進むと、羽島の集落の先には快適に走れるワインディングが現れます。





ブイブイっと走れる区間は、約17キロのこの区間。平成の初期まではとんでもない山道しかなかったこの区間も、万一の原発事故の時の避難道路として使えるように大規模な付け替え整備がなされたので、とっても快適。海辺だからか、シカなどの大型な獣類にも出くわすこともなくて安心してアクセルを踏める道なんです♪(途中の集落付近で一部40キロ制限あり。)



では、いざスロットルの開閉テストをば。





結果、とーーーーっても良い感じです。それもそのはず、洗浄すれば走りがよくなるスロットルをまるっと交換したわけですから、「白い嘘星」くんが生まれたころに近い感じで気持ちよく走れるということは至極真っ当www




そのままにいい気分で薩摩川内市に舞い戻ったら、胃の気分も高めるべくちょいと寄り道を。川内原発のすぐ近くにある海鮮食堂へと飛び込みます。





九州島で3位の長大さを誇る川内川(せんだいがわ)と東シナ海がぶつかる先にあるのは「浜の茶屋」さん。地元では「はまんちゃや」と呼ばれている老舗です。こちらに訪れるのは…なにげに30年ぶりくらいかも。親に連れられてきた記憶しかないので。^^;





到着したのが13時を過ぎていたせいか混雑ぶりはなく、すんなりと着席。パイプ椅子でしつらえられたテーブル席と、昭和な雰囲気を醸し出す座敷席のほっこり感に癒されつつ、メニューを眺めます。





この辺りはシラス(ちりめんじゃこ)の一大生産拠点だったりするので、しらす丼が一押しに祭り上げられているようです。昔は…こんなに"映える"メニューってあったっけw




メニュー表に載せてある「名言集」も、なんだかシュールだし。現代化してるww




そんなこんなで定番のしらす丼をオーダーして、しばし待ちます。ふと見ると席の脇の冷蔵庫には大量のシラスが。こういうところまで「演出」しているならば…このお店のスタッフさんは、できる店舗空間デザイナーだと思います。めっちゃうまそうです。^^




で、丼の実物はこちら。




シラスの山をかき分けて、卵を乗せて醤油をひと回しさすと、こんな具合。まぁ、こんなの旨いに決まってるんですけど、このご時世で税込み1,500円で食せるというのが、この上ない幸せ。アラ汁も、アラとは呼べないような魚の切り身がゴロゴロ入っていて、大満足でした♪



というわけで、九州方面に遠征予定のドライブ好きな…そこのあなた!ぜひお越しを。そうそう、店内にはなかなか他では見かけないような方のサイン色紙も飾ってあったので、そちらも紹介しておきますねw






と、まぁこんな感じで「白い嘘星」くんの復活祭を兼ねたお散歩はおしまいです。あとはするするっと自宅に戻るまで。





で、帰宅中の最後の最後で、(暑かったんですけど)エアコンをOFFって走りの具合を確かめてみたところ…これがまた極上。2JZ-GEってこんなに官能的な回り方をするんか!!っと、今更ながらに感動した次第♪





なお、もしこの辺にお越しになられたい方がいらっしゃるなら、南九州道の薩摩川内水引ICが至近の高速出入り口になりますのでお知らせしておきます。




国道3号の333キロポストも近くにありますので、ぜひいらっしゃいませ♪




ではでは。(^o^)/






Posted at 2023/07/09 16:55:52 | コメント(11) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記
2023年02月11日 イイね!

13万キロで迎える春

13万キロで迎える春5年目の令和の世も2月を迎え、そろそろ卒業やら入学・入社の話題が多くなってくる今日この頃。天候も春を前にして猫の目のように変わる頃合いとなりました。予定を組みづらい日々が続いてます。^^;

そんな中、我が愛車「白い嘘星」くんがついに走行13万キロを達成しました♪

思い起こせば…10万キロを達成したのは、バリバリに「50音順市町村名巡行」なんてお遊びをやっている最中(←これ、今でもコンプを諦めたわけではありませんw)の神戸市でのこと。ときは2019年12月だったよう。なので、3年ちょいで3万キロという普通っぷり。これはもう、自称・長距離ドライバーの名を返上せねばならないくらいの怠け具合なので…反省していますww




幸いにして、自宅から職場までは道のりにして5-6キロほどと、ODOメーターが129,991キロの状態で自宅を出ても、仕事後にゆっくりと13万キロを狙えるというラッキーな環境にあるので、帰路の途中のコンビニ駐車場でやすやすとキリ番Getと相成りました~♪





おそらく…十中八九、みんカラを始めてから出会えたいろんな方々からの愛やヘルプがなければ達成できなかったであろうと思われるこの記録です。かつて、というか本体価格17万円・走行7万キロ弱で放出されていたアルテッツアジータを発見した2017年の8月頃は、「頑張って10万キロまで走れればいいや。」なんて考えていたのに、猛者にもまれつつblogを書いているうちに…いつしか、いかにして30万キロまで維持るかを考えるスタイルに変わってしまっていました。もうこれは諸先輩方とみん友のみなさんに感謝するしかないっす。m(_ _)m



あぁ!みんカラってば…なんて素敵にSDGsなコミュニティなんでしょ♪







というわけで、無事に13万キロを達成しての翌日となる建国記念の日には、朝から「白い嘘星」くんへの慰労と日常点検を兼ねて、ボンネット内と室内をアーマオールで磨き磨きしてあげたところです。…この子は意地でも維持し続けるという意思を、ダイレクトに直列6気筒で3Lな2JZ-GEエンジンに伝えるべく。




そして、いい気分でふきふきしているときに気づいたのが、これ。なんということか、クーラントの量が異常に少なくなってて困惑。これはいったいなんじゃもんじゃ…。><;




とりあえず、地面には液体の漏れ跡が見られずで謎なので…少し走って様子を見ることに。





やたらと貨物車が多い土曜日の広域農道をふらふらっと東に走ると、梅がきれいな「藤川天神」にたどり着けます。もうそろそろ咲いているかなぁと想像しながら境内へ。





して、吉田戦車や山科けいすけの漫画に出てきそうな風貌の西郷どんと、やたらにリアルで格好いい「つん」に会釈しながら、国の天然記念物「藤川天神の臥龍梅」が立ち並ぶ奥へとずいずいと。





ちなみに、こちらの像は中村晋也先生の手によるものです。威風の堂々さ満点!



そんな芸術的なお出迎えにホクホクしつつ、100mほど真っすぐに伸びている参道を本殿方面に歩いていくと左手の脇に見えてくるのが柵で囲われた天然記念物エリア。




肝心の咲き具合はというと、寒さが厳しかった今年の気候のせいなのか…開花は遅れ気味で、いまだ1-2分咲きといったところでした。再来週ぐらいが見ごろかと思われますが、まぁそこそこに混雑するのでもうこれでいいや。満足。(笑




最後に拝殿でお参りを済ませたら、そそくさと神社を後にして次へ。






クーラントの状態を見てみる必要があるので、この先に特に何かを計画していたわけではないんですけど、走行距離を稼ぐためにちょいと南側の山間の方へと向かってみます。




すると、道すがらに旧宮之城線の楠元駅跡を見かけたので、ちょいと小休止を。実はここらはちょくちょく通過するんですけど、立ち寄るのは2-30年ぶり。





公園内には昭和62(1987)年まで実際に使われていたであろう腕木式信号や転轍のレバーが陳列されているんですが、旧駅舎内に飾ってあったいろんなものは無くなっていました。…おそらく、宮之城の鉄道記念館に移されちゃったんでしょうね。注意喚起の標識が1枚だけ残っていて、えもいわれぬ郷愁を覚えてしまいます。^^;





そのすぐ脇に構えてあった無人販売所の佇まいも値段も…やたらと昭和的だったので、なんだかノスタルジーを求めてさらに走り続けたい気分がムクムクと♪




なので、もうちょっとだけ旧宮之城線の廃線路跡をトレースしながら駆けてみます。





薩摩川内市の北東辺縁に広がる楠元から中村地域にかけて県道394号沿いに走っていくと、お隣の吉野山駅跡にたどり着けます。残念ながら駅跡周辺はずいぶんと土地改修の手が入っているようで、さしたる痕跡は見当たりませんでしたけど。






ただ、その途中の道路脇には打ち捨てられた遺構がたっくさん♪ …土地が余った田舎ならではのこの手の放置っぷりは、なんだか感動モノ。





別の場所では、線路脇で集落の人たちの信仰を集めていたんだろうなと思わされる祠の脇で、鉄分たっぷりそうなダイコンが植わってましたしwww





…などと、遠足感覚でふらついていたらだんだんと空は暗さを増してきて、いまにも雨が降り出しそうな雰囲気に。仕方がないので遠足は打ち切って街に戻り、仕上げに13万キロ達成のご褒美でも買ってから帰ることにします。





この地では老舗のホームセンター「タカミ」の広い店内をじっくり歩き回って発掘したこちら。何度値引きされたのか分からないくらいの値札の数に苦笑しながらも、たったの1,480円でPIAAのエアフィルターを手に入れられたことに思わずにんまり。^^




と、そんな感じで結局60キロほどを走り、自宅へ。



はてさて、これから始まる13万キロ台のドライビングライフはどうなっていくんでしょうか。若干心配ではありますが、(悪路走行は少しだけひかえつつw)まずは20万キロを目指して頑張って維持って行くことにします。


ではでは。^o^/




Posted at 2023/02/12 08:59:23 | コメント(11) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記

プロフィール

「[整備] #アルテッツァジータ (備忘)過去4年の主要整備記録 https://minkara.carview.co.jp/userid/2891972/car/2502318/6676292/note.aspx
何シテル?   12/19 11:18
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