• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

しげ爺太のブログ一覧

2022年09月25日 イイね!

阿久根市くねくね林道(林道険道編)

阿久根市くねくね林道(林道険道編)2022年9月25日(日)の南九州の天候は薄曇りの晴れ。晴れ続きだった3連休の最終日に差し掛かり、先の台風の後片付けも目途がついたので、少しだけお出かけしてみることにします。…ただ、この日は13時から光インターネット回線の移転開通工事(2か月待った!)を控えていますんで、そうそう遠出はできません。

そうなると、行く先はお隣のさつま町か阿久根市かいちき串木野市か、はたまた少し先の50キロ圏内か…思案六方の迷いどころとなるわけです。

なので、とりあえず鉛筆を転がしてみたところ「北に行け」というお告げを授かったので、今回は阿久根市あたりに攻め込んでみることにします。時刻は朝の6時なので、阿久根市ならば道中寄り道する時間も取れそうなので、鉛筆の神様グッチョイス!!なんてつぶやきながら出発します。





朝の光が山々の稜線を超えてきたのを感じながら、まずは鹿児島県道341号で北に進路を取り、広域農道経由で県道339号に渡って新幹線の高架をくぐりつつさらに北へ。





すると、県道345号と出会えます。この道は勾配が急な険道なんですが、この先には…かれこれ20年ほどご無沙汰しているスポットがあるのでえい、やーと飛び込みます。





で、飛び込んだそばから(台風14号の影響だと思いますが)大きな落石や枝たちの歓迎セレモニーを受けつつ、ひたすら山の上へ。この辺りは霊峰・紫尾をはじめとした山々が急峻な地形をつくっているので、ひとたび雨風が強くなると、途端にこんな感じになるやんちゃなエリア。大きくて車高が低い車で乗り入れるのはオススメしません。^^;





中腹のあたりまでやってくると、工事車両に出くわしました。…こんなところまでちゃんと整備してくれる県の土木課や走路維持の係りの方には、ほんと頭が上がりません。ありがとう、ありがとうと心の中で3回唱えながら、更に上を目指します。



でも、その先はまだ手付かずなんでしょう。道の荒れ果て度合いが格段に上がってきましたよ。





今回の小旅行の中で、…頭では分かっていたけれど実体験してしかと覚えたことが一つ。車の後部は汚れやすいです。特にFR車だと顕著なのか。昨日、自宅で洗車したばかりだというのに台無しww




そんな感じに道路の激しさに辟易し始めていた頃、ようやく目的地が姿を現し始め…モチベーション復活!!あの高台の看板のあたりにある展望台が、今回目指しているご無沙汰スポットなんです!




実はここ、以前にも目指してアプローチを試みるも…道に迷って失敗したという因縁物件。今回通って来た道は、少し遠回りになるけれども迷いにくい道なので…ようやく再会の祝杯にありつけそう。ラストの急坂を上りきれば、紫尾林道に乗ってすぐそこ♪




…と、わくわくしながら坂を上りきってみると、目の前に現れたのは非常な看板と現実。





あの~…目指してたのあそこなんですがwww



もうこれでは(こんな状態じゃ歩いても超えられないし)どうしようもないので、仕方なく紫尾林道を宮之城(さつま町)方面へ潰走。あぁ口惜しや…。





まぁでもひっさしぶりに険道アタックできて、野生の感も戻ってきたから良しとしましょうか、と思える景色に出会えたので、少しだけ心の傷は癒えましたw




その後はゆるゆると阿久根市街地方面へと下っていきましょう。



…って、おい!ここそもそも通行止めだったんかい!!って後の祭りで気付いたら、昔ならば心乱れてアクセルとブレーキを間違えかねないところですが、年をとったからなのか景色が良かったからなのか、不思議と冷静に受け止めていました。…しゃーないよね。あんなところ走るべきじゃないよね。ネズミさん?お疲れ様ww




相変わらず路面コンディションは悪いものの、途中で滝を見て心落ち着かせたり…




ブレーキ踏むのに疲れてきたのでローギアに入れて手抜きしたりしているうちに、ようやくまともな道へと帰還できました。…パンクしなくてよかったぁ。^^





そんな感じに林道を駆け抜けてたどり着いたるは、県道46号・横座トンネルの脇の石碑前。まぁそうですよね。お馬さんだってあんな急峻な峠道を喜んで歩きたくないですよね…。(でも、鹿さんはあの辺に大量に生息しているという不思議w




そうそ。あの林道にアタックしようと思う奇特な方に注意喚起しておきます。あそこら辺は普通に携帯電波が入りませんので、パンクや脱輪しちゃったら自力で何とかしてくださいませ。人も…たぶん数時間に1人くらいしか通りませんので…。





というところで、短めですがキリがいいのでいったん切りますー♪

続く後編では、早朝の阿久根市のお食事事情に少し触れつつ、古くからある温泉街を通って自宅に帰る感じで綴っていきます。


それでは、また!!






で、ほんとのところ、なぜ短めでぶった切ったのかというと…本日ブロードバンド回線が開通したので、動画見放題環境が復活したから。久しぶりにYoutube堪能させてください。さーせんwww





Posted at 2022/09/25 18:51:42 | コメント(9) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記
2022年09月18日 イイね!

懐古ネタ/福岡の麺と飯 ~ 現実逃避してみよう

懐古ネタ/福岡の麺と飯 ~ 現実逃避してみよう台風14号が本気で九州島を飲み込もうとしている9月18日の午前中。鹿児島県の離島ではすでに平均風速が20m/sを超えていて、屋久島では30m/sに迫ろうかという勢いのころ。くわばらくわばら。

こういう時は、庭の小物の片付けやら飛んでいきそうな木の枝の打ち落としやらの「やること」をやって…あとはもう神頼みするしかありません。…なので、10時の号砲とともに本坊酒造のMars 3&7の口を開けてチビチビやりながらblogでも書くことにします。…あぁ神よ、我が小屋を護りたまへ。ナムアミホーレンゲーアーメン。^^;



…というわけで、つらつらと福岡時代の最終盤に廻ったチャーハンと麺のお話しでも一つ。nobu☆30z さんからも催促が来ておりましたので、もう絶好のタイミングじゃないかということでww





ときは5月・ゴールデンウィーク前後のよく晴れた休日。気が付くと愛機のチャリ機を駆って大橋駅前の日赤通りに出てきていました。「今日こそ塩原名物のチャーハンを食べねば」という固い決意を胸にいざ出陣したという具合です。





で、こちらがその名店「塩原いってつ」さん。福岡県警の南警察署からすぐ近くのところにある豚骨ラーメン店で、いっつも昼時にはお客さんがたくさんなのですが、やけに空いてますね。




…って、休みっすか!火曜定休はおさえていたものの、連休だったとは不覚。




なので、諦めて次なるターゲットを。




自転車ならでは機動力を活かして、住宅街をするするっと抜けていくと見えてくるのがとっさの検索で出てきた「華東楼」さん。いいですねぇ、こういう街中華的な佇まいって。なんとなく孤独のグルメのゴローさんの気分になれて思わずにんまり♪




…って、ここも休みかーい!!どんたく期間中の福岡飯事情は、厳しいっすねww



そのあとに、さらにもう1軒に振られたら、気温に反して気分はだいぶ下がり気味。「平和飯店」の店主さん…無事に復活されたんでしょうかね。快気を祈ります。(ー人ー)ナム




そんな経過を経て、最終的にたどり着いたのは日赤病院の近くの「木子亭」さん。もう、炭水化物が摂取できるのであれば何でもオッケー的な気分で、とりあえず暖簾をくぐります。





すると出てきたのは、なんともいい感じの重厚なメニュー帳。これはあれですね。いわゆるほんとに本格中華なお店なんですね、と悟ったので…すかさずビールを注文して調理を待ちますw






して、店内備え付けの鬼平犯科帳の漫画を読みつつまたーり待っているとやってきたのがこちらのネギチャーシューと玉子レタスチャーハン。いやいやー、こりゃ見目麗しい。^^




長谷川平蔵の名言集20選なんてサイトがあったのでつらつらとみていっていたら…「人のうわさというものの半分は嘘だ」なんてお言葉が書いてあって、ふむふむと納得しつつも…ここは声を大にして噂を広めたいのです。木子亭さんうまいっす!!



と、そんな感じで自己満足に浸れたら、あとは大橋駅の向こう側まで愛機を押して帰るという苦行に挑みます。流した汗と特茶の効果でゼロカロリー化に挑戦です。50キロくらい歩かないと帳消しは無理だろうなんて野暮な考えは捨てて、えっさほいさと帰ります。^^








そしてまた別の日。記録によると5月7日のこと。

またしてもチャリ機を駆って、今度は博多駅前のエリアにやってきました。理由は覚えてないんですが、なぜだかこの日は塩原をスルーして博多区に来た模様です。…まぁたぶんいってつさんが満席だったかなんかの理由で走りついたんでしょう。





で、たどり着いたのはこちらの「陽華楼」さん。



なかなかに挑発的なPOPが目立つこちらの店推しメニューは「殺人担担麺」。福岡界隈では割と有名な激辛メニューの一つで、人気があるのか「X」とか「死神」とかの名前が付いたやりすぎメニューもあったりするようですね。^^;




でも、こちらのチャーハンこそが今回のターゲットなので、外せません。



というわけで、とりあえずお店の中へ。店内でも死神とXがガンガン宣伝されてます。でも、初見には厳しいでしょうから、惑わされないようにもう無視しますww




という感じで注文したのは普通に殺人担担麺…とチャーハン。今日日、暑い日が続いているのでかつての常識よりは日常的な代謝も激しいことでしょうから、いったんカロリー計算は忘れましょう♪




殺人担担麺のシビレル辛さをジューシーなチャーシューの肉汁で中和しつつコメをほおばる幸福…これは是非セットで頼むべきです!願わくば半チャーハンをメニュー化してほしいです!!








そんなこんなで、ときはまた飛んで…今度は6月19日のこと。この日もよく晴れていました。今となっては3度目なのか4度目なのか…記憶が定かでは無いですけれどw、改めてやってきたのは「塩原いってつ」さん。




念には念を入れて営業時間を確認し、まだそんなに混んでいないであろうと思われる日曜日の正午の少し前の時間帯に颯爽と扉を開けてついに店内進入を果たしました!!わーパチパチ。^^/



自由によそえる辛子高菜とあわせて注文したのは、とくとくセットなるゴールデン・トリオな組み合わせメニュー。チャーハン+半ラーメン的なメニューが無いところに、ラーメンにかける情熱が伝わってきますが…目指しているのは、あくまでチャーハン。




なので、ラーメンと餃子は添え物という考えだったんですが…いやいやー…ここのメニューは総じて旨いっすね!福岡を去る少し前まで訪れていなかったことを後悔しています。




パラパラ感が随一のこちらのチャーハン、是非一度ご賞味を♪







という感じで、ウイスキーから焼酎に切り替えつつ2時間ほどblog書きに興じていたところ、だいぶ風が強まってきました。西日本は当然ながら、東日本にお住いのみなさまも、どうか台風に備えて準備をされてくださいませ。なんせ今回のは伊勢湾台風級ですから…何が起きるか分かりません。



なんとかこの嵐を乗り切って、またいつもの日常が戻ってきたら…まったりと天気予報を拝むことができるはず…なんて感じに次の晴れ間に想いを馳せながら話を終えます。






では、どうぞご安全にー!!!


(追記)
9月18日 16:54 停電しましたー!



Posted at 2022/09/18 13:19:22 | コメント(10) | トラックバック(0) | 小ネタ | 日記
2022年09月15日 イイね!

偉人たちの足跡@薩摩半島の左側(後編)

偉人たちの足跡@薩摩半島の左側(後編)一昨日にUPした「前編」の続きです。

意外なことに鹿児島県(薩摩藩)との縁があるザビエル卿の足跡をたどるという名目でふらふらとドライブしているお話の続きです。前回の話では鹿児島県の薩摩川内市の京泊からいちき串木野市の市来湊まで走ってきたので、今回はそこから最終的に薩摩半島中部に位置する日置市の伊集院という内陸の街まで走って行くところのあれこれになります。

なぜ伊集院なのかといえば、知ってる人は知っているアレがあるからです♪^^



では、早速続きをば。



国道3号から薩摩半島の突端にある枕崎市まで延びる国道270号にスイッチしたのち、日本三大砂丘にも数えられる吹上浜に沿って南下していくところから話を再開していきます。





で、海辺も気持ちがいいんですけど…ここは敢えて、江口浜と呼ばれる海浜公園が見えてくるあたりから県道306号に折れて内陸へと向かいます。なので、海辺の景色については少しオアズケでw




なお、この306号は別名「戸崎湯之元停車場線」とも呼ばれていて、その名のとおり道なりに走っていくだけでJRの湯之元駅へと導いてくれる道路だったりします。




そして、湯之元といえば…この地域では古くから名声の高い温泉郷だったりしますんで、ちょいと街並みを覗いてみましょう♪





3ナンバー車では少し進入をためらうような…くねくねとした細い街路を辿っていくと、最奥部で「元湯・打込湯」という看板が掲げられた温泉施設と対面できます。



こちら湯之元温泉郷の歴史は1640年前後に発見されたことに始まり、薩摩藩の御前湯指定を経て今でも10数件の温泉施設が残っていて…という感じなのですが、肝心の「元湯」さんのHPでは歴史のページが「現在準備中」となっていてミステリアスな一面もありますww




でも大丈夫。元湯・打込湯・薬師の湯の成り立ちについてはユノコさんのblogを見れば一発で分かりますので、無断でリンク貼っておきますww


(画像は“ユーノスさんとどこ行こう”から無断拝借)

…というわけで、直前に串木野の銭湯で湯を浴びたばかりなので…今回は暖簾をくぐらずに次なるスポットへと旅立ちます。いい湯ですからみなさん是非体験してレポしてください。(他力本願ww




その代りに、急いで海辺まで戻りますんでご勘弁を。




湯之元駅の南隣の東市来駅の脇からスイスイっと5分ほど走っていくとたどり着くのが江口浜の海浜公園。マリンスポーツや釣りなどの海レジャー愛好家からキャンパーやら海水浴の親子連れまで、ガッツリと惹きつけようと頑張る気概が伺える公園です。






ただ、個人的にここでガッツリ推ししてみたいのは…国道沿いに延びるこの断崖絶壁。




千葉県の屛風ヶ浦のしゃきっとした佇まいには敵わないかもしれませんが…生活空間と直結したこの大地のダイナミズムは一見の価値ありです♪




というわけで、浜辺の魅力を宣伝したらw…再び内陸へ。




するとたどり着くのは、陶芸の街として鹿児島県では名高い「美山」の窯元エリアです。豊家の朝鮮出兵に従った島津義弘が連れてきた朝鮮半島の陶工が拓いたといわれるこの街には、15代続く「沈壽官窯」をはじめ、大小10軒ほどの窯元が今でも技を競い合っています。



(下の画像は日置市のサイトから拝借)

ちなみに…沈壽官窯を経営する15代は、薩摩焼「宗家」を名乗る名家の名取で、(日本人としては14代に次いで2人目の)駐鹿児島韓国名誉総領事でもある文化人です。


(画像は朝日新聞のサイトから拝借)

せっかくですから、おそらく韓国では「薩摩半島出身の人物」として島津義弘に次いで有名であろうと思われる彼の窯を、ちょいと覗いてみることに。





さすがの名家だけあって…工房も立派ですね。傘に十文字の家紋?も素敵!





登り窯を備える桃園…ならぬ陶器の庭園も美しすぎます。^^




その足でうっとりしながらギャラリーの器類を眺めて、順路通りに売店に歩んでいくと…もう何か買って帰りたい気分になることウケアイですww






な・の・で、さくっと急須をお買い上げー♪





んで、物欲で心を満たしたら、そこの店員さんに教えてもらった近所の記念館にも立ち寄ってみます。こちらには、当地の出身でいわゆる太平洋戦争の終結時に外相を務めていた東郷翁の記録が展示されているようで。






当時の軍部との軋轢から、いったん外相を外されるものの…ポツダム宣言の頃には再登板を要請されて、挙句には東京裁判で有罪となってしまわれたお方の生涯を覗き見ることができます。…いやー、こういう展示を見ると、「時代」の荒波の怖さがひしひしと伝わってきますねぇ...。





…と、だいぶ寄り道をしてしまいましたけどw、今回の小旅行のそもそもの目的は「ザビエルの足跡」。なので、これ以上に話がそれないようにそそくさと館をあとに、次なるスポットへと急ぎます。





そして、ぶぶーんとアクセルふかしながらやって来たのは、日置市伊集院の城山公園。こちらにはかつて島津宗家が本拠を置いていた「一宇治城」が建っていました。





で、その城跡とザビエルとのつながりがなんなのかというと…実はこの場所こそが日本におけるキリスト教布教の第一歩目が踏まれた地だったりするんです。当時の領主であった島津貴久(義久・義弘・歳久・家久の4兄弟の父)が薩摩藩内でのキリスト教布教の許可をザビエル一行に与えたのがここ、一宇治城なんです。






残念ながら、地形以外に城郭の建物の痕跡は遺っていないんですけど…代わりにちょっと変わった形の展望タワーが建ってましたんで、そそっと上ってみることに。





ナマッタ体に鞭打ちながら、適度にギシギシとしなる木の階段を延々上ってたどり着いた「天守」からは…なかなかによい見晴らしが望めました♪





残念ながら桜島の姿は雲の向こうにあって拝めなかったんですが…快晴ならば…THE鹿児島!!的な風景と出会えること間違いないです。ここ、また来ようっと。^^



そんな感じで、いい感じにザビエル周りの歴史に触れて満足したら、鹿児島市にある「ザビエル上陸の地」への訪問は(めんどくさくなったので)無きものとして…帰ります。(爆




ときに、時刻はお昼時。お腹もすいてきたので、ちょいと食材を購入しつつ。





最後は、またまた海辺に向かうことに。…いやー実はですね、至近の南九州道・美山ICからさくさくっと高速ワープで薩摩川内市まで帰ろうと企んでいたんですが…このICったらハーフICだったようで、鹿児島市方面へは行けるけど逆へは行けないという罠が。^^;




というわけで、何度目かの浜辺でランチタイムとしゃれこんでみます♪





海辺で食するコンビニおにぎりと専門店の唐揚げ…旨し!!




正直言って…個人的には、大分・中津の「ぶんごや」さんの次くらいに美味しいと思えた「庄助」さんの唐揚げ…これはリピート確実かと。^^







ってな感じで、何気にザビエル以外の歴史的なアレコレに触れることの方が多くなった気もしなくもない行程でしたが…個人的には、自分が幼かったころに触れることができなかった地元の偉業や偉人たちの遺産に存分に触れることができたので、大満足となった小旅行でした♪^^

これからも、地場の魅力を探して走り回りつつ…遠方のみん友さんを一人でも鹿児島に呼び寄せることができるように頑張っていきますwww


ではでは。

いつも長々とよもやま的な話をご覧いただきまして感謝です!!

^o^/








Posted at 2022/09/16 00:19:17 | コメント(10) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記
2022年09月12日 イイね!

偉人たちの足跡@薩摩半島の左側(前編)

偉人たちの足跡@薩摩半島の左側(前編)エリザベス2世が逝去された先週から、世界中が大騒ぎになってる感じの今日この頃ですね。

敗戦を経た日本がまだ世界と対等に渡り合えていない時代に女王として戴冠を受けてから70年。フォークランドやアイルランドの物理的なごたごたからECやEUを巡る政治経済的なあれこれまでを、王室という一段上がったお立場からつぶさに眺めてこられたのですから、心労もいかほどのものか…想像すらできない激動の時代を治めてこられた方との、まさしく大往生ともいえるお別れです。ご冥福をお祈り申し上げます。



で、その女王が生まれた1926年から僅かに60年ほどさかのぼると、そこはもう江戸時代の開国前夜。薩摩藩が幕府に隠れて大英帝国に19名の留学生を派遣したのがその頃。留学生たちが旅立った港があるいちき串木野市の羽島という地区にある「薩摩藩英国留学生記念館」では、イギリスで国葬が営まれる日まで半旗を掲げるというニュースに触れ、ちょっと走りに出てみたくなった9月11日の日曜日の天候は晴れ。


(画像は南日本新聞のサイトから拝借)

地理的なあれが大きいんでしょうが、薩摩藩が置かれていた鹿児島県一帯では、歴史的にエポックメイキングな海外との接触事例が多く見られます。古くは神代の神様上陸からw、種子島銃のあれとか琉球侵攻のそれとか含めて。で、ひとまず今回はザビエルのキリスト教布教のルートを辿りながら、途中で諸々寄り道して遊んでみようという流れで走り出してみます。



では、いざ出発。…なお、自宅から公道に抜けるには、ちょいと長い竹やぶ道を通る必要がありますんで、「白い嘘星」くんはいっつも泥だらけです。足回りの泥パックが捗りますww




しかして、国道3号に出たらそのまま少し北上して県道44号へ。まず最初に目指すのはザビエルが平戸に向けて出港する際に立ち寄ったといういわれのある京泊という地区です。薩摩川内市の北西部にあります。




甑島向けの高速船が着くターミナルのすぐ脇に、その足跡を伺うことができる史跡があります。





住宅街の奥の高台にあるこの史跡は、ザビエルが滞在したことを直接伝えるものではないんですが、彼の来訪から約50年後にドミニコ会の宣教師らが建てた日本で最初のともいわれる教会の跡地です。






あいにく、その後の薩摩藩における禁教政策に従って建物の資材まるごと長崎の平戸市に引っ越してしまったそうで、さしたる痕跡はないんですけど…そしてザビエルとの接点もいまいちわからないんですけど、古くから「ザビエルが京泊に立ち寄った」といわれています。





実は、ザビエルはここ京泊ではなくていちき串木野市の市来湊から船を出したという説もあって、最近の書籍ではそちらを採用するケースの方が多い気がするのは公然の秘密…。^^;




というわけで、お次はそのいちき串木野市南部の港町・湊地区を目指します。寄り道たっぷりでww





川内川を渡り、原子力発電所前をかすめて走ると「小比良池」が脇に見えてきました。ここでは県指定天然記念物のオニバスが繁茂していますんで、ちょいと眺めていきましょう。





さて、ここから先3枚ほどの写真は毒々しいので、いわゆる「ハスコラ」系の画像が苦手な方にはお勧めしませんのでスキップしてください。なお、3枚目の写真は光学+デジタルの160倍ズームで頑張って撮ったものですが…惨澹たる結果に終わりましたw





…都合10枚ほど頑張って小さな花弁の撮影を試みてみたんですが、全っ然うまくいかないので次なるスポットへと逃げだしますw





して、原発事故からの避難路としての機能も担う県道43号を颯爽と上り下りしていくと、やがて見えてくるのが例の羽島地区。冒頭で書いた留学生記念館があるあたりです。





ヴィクトリア女王時代(←この方も63年以上王位に就いてて、エリザベス2世に次いで英国歴代2位の長期政権を保ったお方)のGBNIに旅立った19名の尊顔に想いを馳せながら海の方へと歩いていくと見えてくるのが旗の掲揚台。あいにく訪問した時間帯が施設の営業開始前だったので半旗どころか何も掲揚されていない状況だったというのは…我が痛恨の極みのミス。ごめんなさいw





まぁでも、上らない太陽や果ての無い太洋が無いように、半旗を拝める機会もまたありなんと気持ちを入れ替えてさらなる南下行程へと戻りましょ♪





羽島の港から県道43号をそのまま延々と下っていくと、自動的にいちき串木野市の市街地へと導かれますんで、ずいずいっと成り行きに任せて走り続けます。




んで、成るがままに走っていくとたどり着けるのがこちらの湯処。「元祖湯」さんといって1889(明治22)年から続く「銭湯」です。入浴料は330円。






銭湯とはいえ、沸かしているお水はれっきとした温泉水。冷泉なので沸かしているというわけです。木材価格高騰のまっただ中、こんだけたくさんの薪をくべて良質なお湯を提供してくれている経営スタイルには…頭が上がりません。






無料開放されている休憩所も、いい感じに古風で癒されますー。^^





んで、1世紀以上の歴史の銭湯の妙に魅せられたら、ようやく漸うと市来の湊に向かいます。ザビエル推し/ファン/フリーク/マニアの皆様、お待たせしましたww




県民の総意なのか、県の教育委員会の意見なのか分かりませんけど、この辺りにザビエルの云々を伝えるような史跡はありません。…だがしかし、世の歴史家がこぞってそう言うのならそうなのかもしれない、ザビエルが長崎平戸への海路に出た地というのがこちらの海岸(なのかも)。



車では入ってくれるなということなので、近くの市営施設の駐車場をちょいとお借りして、いざ海辺へ。





青々とした松林をさくっと渡ると、目の前に広がるのは東シナ海の蒼色。




サビキ釣りの地元民たちが神のご加護と釣果があらんことを祈りつつ竿を垂れる風景にほっこり。




川の河口で悠々と泳ぐエイを見てまたほっこり♪(魚影分かりますかね?w




いやー、普通に長閑でいい海岸ですねぇ。^^;







という具合にザビエルが薩摩を発って平戸に向かったあたりまでの経路を辿ったところで、(書いている人の酒量がw)いい感じになってきたのでいったんぶった切ります。

引き続き、いちき串木野市の南部から日置市あたりを走りつつ、偉人の足跡と海原のすがすがしさを綴っていきますので、今しばらくお付き合いいただければ幸いの極みです♪


ではでは。^o^/







Posted at 2022/09/12 23:07:53 | コメント(8) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記

プロフィール

「[整備] #アルテッツァジータ (備忘)過去4年の主要整備記録 https://minkara.carview.co.jp/userid/2891972/car/2502318/6676292/note.aspx
何シテル?   12/19 11:18
====================== ◆紹介 アラフィフのしげ爺太です。よろしくお願いします。2017.8ジータAS300を一目惚れ購入。 201...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/9 >>

    123
45678910
11 121314 151617
18192021222324
252627282930 

リンク・クリップ

利尻・礼文! 悲願「水の神」降臨 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/09/14 20:17:58
伊賀F 2021 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/11/15 18:17:08
機種依存文字とUTF-8 ~ EXCEL 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/06/02 21:36:58

愛車一覧

トヨタ アルテッツァジータ 白い嘘星 (トヨタ アルテッツァジータ)
2017.08 某炭鉱の町で見つけた程度のいいジータ君に一目ぼれして即決一括現ナマ購入し ...
ダイハツ ハイゼットトラック 白い土聖 (ダイハツ ハイゼットトラック)
2024年8月時点で21歳のローダンプ車です。 パートタイム4WDなので濡れた草(草丈2 ...
その他 Panasonic オフタイム たそがれのオフ (その他 Panasonic オフタイム)
いわゆる電動アシストサイクルです。 思いのほかパワフルなモーター(直流・250W)のお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation