2023年03月01日
軽自動車は1stカーになり得るか
今や新車販売台数の4割を占めるといわれる軽自動車。
かつては安かろう悪かろう、お金を掛けたくない人の車という評価が主流であったように思いますが、現在でもそうなのでしょうか。
移動(運搬)交通手段に対する考え方はユーザーの環境次第で大きく異なります。交通インフラが整った地域に生活基盤を持つ方なら、自前で自動車を維持する理由に乏しかったり、あるいは所有する意義そのものが変わっているかもしれません。
一方で相対的に移動距離が長かったり、交通インフラが未整備な地域に住む方では、自動車は一家に一台どころか一人一台という状況も珍しくはありません。
また、所有する自動車を決定する場合でも、何を重視するかによって車種選定は大きく変わるでしょう。
良い(高価な・珍しい)車を持ちたい、見栄えのいい大きな車に乗りたい方もいれば、日常の足なので出来るだけ低コストで小回りが利くほうがいいと考える方もいるはずです。
私自身は軽自動車はかれこれ6、7台くらい乗ってきたでしょうか。短期的に借りたものや試乗車など含めるともう何台乗ったかは分かりません^^;
もちろん大きな乗用車には相応のメリットがありますが(なければ困るw)、小さな車もデメリットばかりではありません。
メリットはデメリットの裏返しでもあり、またそれは相対的・比較的なもので絶対的優劣を表すものではありません。よって、ユーザー自身がどういう項目、例えば衝突安全性、予防安全性、走行性能、静粛性、燃費、乗り心地、積載性、維持費、はたまたデザイン、見栄え(車格)、ブランド価値など様々な要素がありますが、何をどの程度希望する、重視するかで選択は全く異なることになります。
つまり、自動車を選ぶ際には自動車の仕様で決まるのではなくてユーザー自身の要望、さらにはその優先順位で決めていると思われます。というか私の場合はそうです。
むしろこだわりや希望が緩やかな場合、そりゃ安いほうがいいよねとなりますが、私の場合は車が好きなので何か興味のある部分が見いだせないと、いくら安くても欲しいと思わないかな、という感じです。
前置きが長すぎるのは毎度のことですが(爆)
私が今回N-ONE RSに白羽の矢を立てたのは私が小さい車(あくまで車ですよ、クルマ^^;)しか愛せない嗜好だということを置いておいても、昨今の軽自動車であれば、少なくとも私が期待する用途においてはファーストカー足りうるのではないかという興味が湧いたからです。
ご存じの通り軽自動車は維持費が安いです。税金も安ければ基本的に整備費も部品代も安価。ついでに高速道路料金やカーフェリー(これは全長の問題)の料金も割安。加えてトランスミッションがCVTとなって以降は、懸案でもあった燃費が明確に向上し、併せてエンジンの低回転化も図れるようになったため、静粛性の改善にも役立っています。
そして持ち前の小回りの良さから、狭い道での離合や限られたスペースへの駐車において相対的に低ストレスという利点も健在です。
かつて軽自動車、たとえば自然吸気エンジンでMTもしくはAT車においては、高速道路で時速100㎞巡航時にはだいたい4000回転ぐらいまで回っていました。ターボ車でも3500回転程度まで回っていたように記憶しています。燃費も15㎞/L前後ぐらいで決していいとは思っていませんでした。
そして何より結構な深さまでアクセルペダルを踏みっぱなしになるし(ACCなんか影も形もなかった頃)、エンジン音やロードノイズ、風切り音など、音や振動による疲れも大きかったと思います。もちろんお世辞にも乗り心地は良くなかったですし。
それが今や時速80㎞では2000-2500回転程度、時速100㎞でも2500-3500回転程度で巡航できる軽自動車がほとんどです。ただしそれらはすべてCVT搭載車で、ジムニーなどは例外です(あれはあれで意味あることですが)。
私はCVTの登場、普及により軽自動車は劇的に商品力を高めていったと考えています。そこに、約10年前のホンダNシリーズの登場が加わり、軽自動車の高機能・高品質化が一気に進むことになったと思っています。
現在の軽自動車4割という販売比率は、一方では”日本が貧しくなったから”という見方もあるかもしれませんが、私個人的には”軽自動車が十分な性能・機能・質感を備えたからだ”という見方のほうがしっくり来ています。
そしてそれを、身をもって(耐久性を含めて)確認したいために、今回は軽自動車限定、そしてその中でも私の要求に一番合致しそうなモデルとして、N-ONE RS(CVT)を選択したのであります(`・ω・´)ゞ
一般的に軽自動車が一番苦手と考えられるのが登坂車線や合流・追い越し加速、そして長距離運転だと思います。
私がN-ONEに期待することはまさにそこで、軽自動車の苦手項目が果たして克服されているのかどうか、という部分に一番の興味があります。そしてたぶん、その期待が裏切られはしないのではないかと想像しています。また、”快適ツアラー”としてさらなるカスタムも計画していたりいなかったりします(笑)
誰得か分かりませんが、もしどなたかの参考になれば幸いです。乞うご期待(?)
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Posted at
2023/03/01 11:11:40
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