2025年01月21日
【N-ONE RS(CVT)】オイル交換と(いまさら)MT試乗【DAY645】
今週は寒さが緩んでいるようなので比較的過ごしやすいです。それとこれとは全くもって無関係ですが、恒例のエンジンオイル交換に行ってきました。
メンテナンスはディーラーに依頼していて、作業をしてもらっている間いつも展示車を見て回るんですが、なんとこの期に及んで(笑)N-ONE RSのMTが展示されているではありませんかΣ(・□・;)
私が購入した2年ほど前の時点で、これまでの期間このディーラーにN-ONE RSのMTモデルが展示されていたことはありませんでした(近隣でも)。
出来れば両方(またはMTモデルを)試乗したうえで購入車は決めたかったですが、基本的にはCVTモデルを選択する予定だったのでさして問題ではありませんでした。
が、見つけてしまったので仕方ない。乗せてもらおうじゃないか(笑)
わずか15分程度の試乗ではありましたが、結論を言えば大変感銘を受けました。
66,600km、N-ONE RSを乗ってきた身ですから、操作やエンジン、シャシー、足回りの特徴はすでに十分体で知っているので、純粋にトランスミッションや脚の違い(我がONEダー号は納車時からサス交換していたので)が分かる、というか分かりやすかったと思います。
もうね、美点のオンパレード(笑)。散々乗ってきたんですが、もしこれに試乗した上で購入決断出来たとしたら、ものすごく悩んだかもw
〇マニュアルトランスミッション
シフトノブ操作がガチャガチャ楽しいのは言うに及ばないのですが。あ、ちなみに私のMT遍歴としては、古のカプチーノから始まり、直近ではZC31スイスポでした。それ以外は試乗とか代車とか業務用車でした。そしてもちろん、MTは好きです( ´∀` )
で、N-ONE RSの場合、あのちょっと変わったシフトノブ位置、まったく違和感なかったです。むしろフロアから生えてるより良いかもとさえ思えたくらい。また、シフトノブの剛性感が高く、スコスコとかカチカチというよりもっと重厚な操作感に思えました。
そしてクラッチが重い(笑)。軽自動車なのに、奥まで踏み込んで信号待ちしている際に、なかなかの踏力が必要でした。これがまた良い。足の筋トレになる(爆)
クラッチ的には、私の従来のというか特に軽自動車という意味ではあまりにも古すぎる比較ですが(;´Д`)、カプチーノとは比べようもないほどミートポイントが広い、つまりクラッチプレートが大きいというか厚いというか、そういう感覚。簡単に言ってエンストする気がしない感じ。実はカプチーノは簡単にエンスト出来る車でした。何年乗ってもちょっと気を許すとw
それと比べれば、いや、スイスポよりも合わせやすいかな。とにかく好印象でした。ちょっと前に試乗したマツダ・ロードスターよりも私個人的には操作しやすかった気がしますね。
あと、これもすごく驚いたことなんですが。
低速限界も試してみたんですが、6速1,000回転ぐらいでもノッキングは最少で、40km/h以上ぐらい出てればなんとかなる。50km/h以上の巡航なら6速入れっぱなしで十分。さらにそこから減速する状況になっても慌ててシフトダウンする必要はなく、十分余裕を持った減速・停止が出来ます。びっくりするほど低回転域で粘ってくれる。これ、ギアというよりこのS07B型エンジンがやっぱりすごいですよ。ほんとにもっと声を大にして言いたい。このエンジンは凄い。
ACCも試してみたんですが、5、6速ぐらいでバイパス以上は問題ないですね。想像よりも遥かに実用的で使いやすい。そこそこの勾配があっても6速のまま加速してくれる。この辺はやはりターボモデルですかね。
〇その他
エンジン・シャシーは全く同じなので、あくまでもトランスミッションの違いがメインになりますが、純正の脚にも非常に興味があったので大変貴重な経験をさせてもらいました。
一言で言って乗り心地がとても良い。試乗車は走行50km台とバリバリのおろしたてでしたが、脚の硬さも感じさせず大変柔らかい路面の当たりでした。
うちのONEダー号は純正オプションのスポーツサスペンションに換装の上での納車でしたので、元の”味”を知らない状態でした。もちろん他グレードでの試乗はしていたのですが、そこはターボモデルまたはRSではまた違ったはずですし。
でね、改めて言いたい。
RSはスポーツサスペンションを標準にしろ
いや、ノーマルの脚は非常に良いですよ。それは間違いない。ホントに乗り心地良くて文句なし。
でもね、サードパーティー製が悪いという意味でもないし好みのブランドを選んでいいんですが、メーカー(あるいはディーラー)としてはRSにはスポーツサスペンションをもっと推してほしいw。それくらい、RSにはこのサスペンションがマッチしていると私は両方に乗ったからこそ感じます。ただし純正スポーツサスペンションは車高調整出来ないタイプとしてはややお高めである印象、さらに1,000km走行ぐらいまではちょっと後悔するくらい硬いですけどw
標準脚との一番の違いはアンジュレーションを超えた時の縮み側の収束ですかね。スポーツサスペンションはしっかりした剛性感を伴って収束が速いですが、標準は少し長く大きく伸縮する。ただしあくまで比較してこそ感じるので、どちらか一方しか乗らないと”これでいいじゃん”になるレベル。
短時間試乗の割に情報が洪水のように押し寄せたんですがw
慣らしも全く行われていない新車に、大変申し訳ないんですけど6,000回転以上回ってもらって(-_-;)この時のエンジン音がまた悪くない。バルクヘッドあたりの遮音がよさげで、エンジンの振動は不快に伝わらないしすぐそこにあるはずのエンジンが少し遠く感じるくらい。これは過去の私の軽自動車遍歴では感じなかった。そしてそこまで回しても五月蠅いとは感じなかった音質。静か目のマフラーに換えたら、なんて思わせるヤツ(笑)
アイドリング時の振動はCVTモデルと同様に良く抑えられていて、シフトノブやクラッチの操作感と相まって全体的に上質感が高く感じ、この辺は”とりあえずMTにしてみました”感は全くない。
人を乗せ荷物も積める日常の軽自動車としての利便性は損なわず、それでいて適度なスポーティ性とおもちゃ的な満足も与えてくれ、かつそれらが上質にまとめられているという印象。
特に発進時の1、2速のクラッチワークと加減速時のアクセルワークに気を配れば、同乗者がいても不満を持たせない運転ができる、というか軽自動車としては大変それがやり易いクルマだと思います。
それに、私はスポーツがしたいのではなくスポーティ性を感じたいので、この”ちょっと足りない”と思わせる、逆に言うと自分のウデと日常環境で存分に楽しめるこのクルマは大好きです。その意味ではスイスポやロードスターもその範疇かと思いますが、もちろんそれぞれに利点美点がありますが、それよりももっと実用的です。もっと使い切れる。
この辺は運転者あるいは購入者自身がどこまでのスポーツ性をその車に求めるかが明確であった方がいいかもしれません。N-ONE RSは良いです。ただしそれがご自身が期待する”良さ”かどうかはご本人しか分かりませんから。
これだったら普段使い中心に考慮しても、MTモデルを選びたいかなあと思わせる試乗になりました。
※余談ですが、同時にCVTモデルが大変よくできていることも再認識させられました。
MT最大の美点の一つがダイレクトに感じるトルクです。伝達効率といってもいいかもしれません。この点でAT、特にCVTは長年にわたって非難(?)されてきました。しかし特にECONオフ、ましてSレンジを使用すると、とてもその”差”が小さくなります。力感は確かにMTの方が明確に上回りますが、ほとんどがその領域である一般道での走行においては、ほぼほぼ落胆を感じさせることは無いと言っていいほどの差だと私は思います。改めて、このセッティングこそRSという感じ。ただし燃費には明らかな悪影響(爆)
ちなみに今回の試乗、MTでもECONはすぐオフにしました。ダイレクト感こそが大事なMTでモッサリ制限かけられるのは本意でないからですw
私的結論を言いますと、
どっちでも後悔しないから選んだ方を大事にしてあげてください
って感じw
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愛車 | クルマ
Posted at
2025/01/21 07:33:06
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