車好きの聖地がまた一つ、愛知から消えました。

ついにその日はやってきました。
愛知県名古屋市の高原書店が昨日、平成２８年１１月２３日をもって店舗閉店、
完全なネット専売の書店となりました。

・・・高原書店？

愛知県民以外の方はご存じないかもしれませんが、
高原書店は、自動車関連書籍の新書、古書を中心に取り揃えた、
車好きの聖地でした。

特に、カタログ、取説、整備要領などの品ぞろえが豊富で、
年に一度の半額バーゲンの時期には、数十冊単位で購入されている方も
何度かお見掛けしました。
また、トヨタ博物館や万博公園等でのオフ会ついでに立ち寄る方も
おられたようで、駐車場に停まっている車を見るのも楽しみでした。

そんな車好きに大変優しい本屋の実店舗が、閉店します。

ネット販売は残るので、本を買えなくなるわけではないのですが、
「１００円カタログコーナー(※)」に、いい品はないか血眼になって探したり、
店舗で現物を手にとって即決したりということは、今後はできなくなります。

（※＝主に、１０年程度前の国産車カタログを廉価販売するコーナーですが、
　　不定期で、旧車で部分的に状態が悪いものが入っていたりしました。
　　例：裏表紙がセロテープの510クーぺ、２代目シルビアの製本はがれ品など）

これも時代の流れですが、やはり寂しいものがあります。
３２年の幕を閉じる、高原書店の実店舗。
車好きが集まれる場所が、また一つ、愛知からなくなりました。
オーナー様は、これまでありがとうございました。