
新年1番目のネタはミニカーです。ホープスターSU。どこのメーカー?というと、ホープです。今はありません。といってもそのDNAは現代のスズキジムニーに行っちゃうという日本自動車史に燦然と輝くメーカーであります。
(ホープスターSUについて)
3輪の当時の軽で、349㏄。なんとハンドルはバイクのようなバーハンドルです。エンジンは座席の真下。バイクのような、車のような、トラックでもありというちょっと驚きのクルマでもあります。
当時の360CC以下のものって、2輪でも4輪でも「軽免許」ってので乗れたらしいです。1958年に廃止されてますが。
ちなみに二輪の運転免許の試験は、バイクを持ち込んでやってたこともあるらしいです。無免許運転って何だろうという牧歌的な時代でもあります。当時は中学校卒業から就職も珍しくなく、そのためか、軽免許は16才からとれていました。(二輪免許が16才ということはこのことのなごりでしょう)
(ホープスターのエンジン)
私は初めて知ったのですが、このホープスターのエンジンですが、2サイクルで、ピストン2つの単気筒、スプリットシングルエンジンというらしいです。(カタログの表記はU字エンジン)
これは、「吸気と廃棄を別々のシリンダーでやるけど、燃焼室は一つ」という2サイクルエンジン。いや、びっくり。私の知らないことが世の中にたくさんあるということの一つです。
燃料は、混合油。今でいう草刈り機の燃料ですね。そういえば、当時は車のリアウインドウに「無鉛」やら「有鉛」などのシールがありましたね。確か「混合」っていうのも見たことがあるような気がします。(おぼろげ)
(養蚕と秘密基地と秘密の部屋)
ミニカーの後ろに積まれている袋は「繭袋」です。養蚕ですね。そういえば、わが秘密基地諫早ベースは平屋の家ですが、秘密の部屋があるんです。正確には天井裏。ここが階段はないくせに、やたら天井が高くて広い。いろんな方と話すと、「蚕を飼っていたんじゃ?」という話です。で、この地方の郷土史で調べてみると、確かに明治から大正にかけて養蚕が盛んにおこなわれていたらしいです。(正確には昭和58年まで)びっくりでした。
いずれこの秘密の部屋は、バジリスクでも飼うことにしようかと思案しているところです。(笑)
(諫早市と養蚕)
片倉っていう紡績会社ご存じでしょうか。その紡績工場が諫早にもあったんですね。しかもその場所は、今の諫早総合病院。はるか昔はそこが製糸工場、そして軍に接収されて海軍病院。そして戦後、諫早総合病院になったんだとか。
ちなみに片倉というメーカー、私が中学校の頃は自転車も作っていました。その名も「シルク」懐かしいですね。
一台のミニカーから、いろんなことを知ることができ、想像が膨らむ。面白いですね。
実は、蚕については「子連れ狼」ネタもあるのですが、今日はここまで。
Posted at 2025/01/07 18:50:28 | |
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