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国立自動車総研のブログ一覧

2022年05月31日 イイね!

このクルマは特別天然記念物に指定してもいいと思うんだけど…(笑)

昨日(5月30日)のことです
都内某所にいた当社は突然のことに
おっ…おおお!
↑なる状況になりますた
それは慌てて撮影した画像に隠されています

とにかくすぐ撮る発動だったので逆光も顧みず…
一応事後の修整はかけてますけどわかりますか?
↑の赤いクルマですけど…
電子的ブローアップかけてみますよ

こ…これはっ!
↓じゃん!

☆Autech Zagato Stelvio☆
日産自動車の子会社であるオーテックジャパンが
イタリアのカロッツェリア工房ザガート(現・SZデザイン)と共同開発したクーペ
車名ステルビオはアルプス山脈スイス・イタリア国境のステルビオ峠に由来する

F31型レパードのシャシーをベースにアルミ製ボディのほか
カーボンファイバー製ボンネットフードを組み合せたハンドメイドカー
内装はインパネとセンターコンソールは基本的にレパードとの共用部品だが
全面本革&ベロア張りで助手席から中央にかけて上部は形状も微妙に変更
本木目パネルも追加しシートはイタリア製本革張を採用

搭載エンジンはVG30DET改2960cc V6DOHCターボ
最高出力:280PS/6,000rpm 最大トルク:41.0Kgm/2,800rpmを後輪駆動し
トランスミッションは4速ATのみの設定で
サスペンションは前:ストラット 後:セミトレーリングアーム
ブレーキは前後ともにベンチレーテッドディスクでベースのF31型を踏襲する
なお運輸省(現・国土交通省)の型式認定では
車名をオーテックザガート 型式をE-AZ1として指定を受けた

1990年バブル期だからできたやっちまった1台
贅の限りを尽くしたそのプライスは1,870万円
当時メルセデス最高峰と言われた560SELが1,365万円
バブリーにも程がある(笑)

尤も当初の製造予定はプロトタイプ3台+200台とされたが
日本割当分の100台はほぼ完売したものの海外向けはあまりに高価なため
オーダーキャンセルが相次ぎ実際の販売台数は100台強で
このためオーテックはエンジンやトランスミッションなどの余剰在庫を抱えた

それこそニホンカモシカとかイリオモテヤマネコとかトキとか
オオサンショウウオとかカンムリワシとか雷鳥とか同類の
特別天然記念物として扱ってもいいくらい
貴重なクルマだから街角での遭遇だけでもネタにはなるんですよ

でもね…
それだけじゃ面白くない
この遭遇が他に比較してどれくらいレアか?
当社的目線でチェックしてみたくなったんです(笑)

で…突然↓な話から始めますけど
今の日本にどれくらいの自動車が登録されているか?
みなさんご存知でしょうか?
2021年3月末時点でのデータですが
約8,280万台だそうです
仮にオーテック・ザガート・ステリビオが日本販売割当台数100台のうち
レア車だということも考慮して8割=80台が残存と仮定すると
80/8,280万=1/103.5万
ミリオンセラーと言う言葉がありますけど100万台とすれ違っても
めぐり会えない可能性があるという超レア車だということなんですよ
計算しやすいように以後は1/100万の概算で話を進めますけど
これがどれくらいの確率なのか?
チョット調べてみましょ

まずは最新の競馬G1レースの↓から

☆第89回日本ダービー(東京優駿)☆
いや~ドウデュース&武豊の末脚爆発
スタート時点のあの位置から527mの最終ストレートで末脚爆発
正にドッカンターボで差し切るとは人気馬とは言え半端ないって!

で…これの3連単馬券ってどれくらいの確率なのか?
日本ダービーは18頭立なので3連単馬券の組合せは18x17x16=4,896
つまり1 - 2 - 3着は4,896通りが存在することになります
なので1/4,896の確率となりますが配当金はもっと複雑です
要はRAの胴元としての取分を差し引いて投票数で均等割するわけです
それが倍率≒払戻金という形になりますが↑のレースでは
1着:13ドウデュース - 2着:18イクイノックス - 3着:3アスクビクターモア
払戻金:15,770円(33番人気)

つまり3連単勝馬投票券全体で見ると1/157.7という低さですわ
参考までに2020年に大井競馬で人気馬総崩れ&穴馬&不人気馬で3連単が成立して
払戻金:2,848万円というのが出ていますが
これとて1/28万4,800ですからステリビオのレア率には到底敵わないです

続いては見ると幸せになれるという↓

☆923形東海道山陽新幹線電気軌道総合試験車☆
正式名称は長いが編成は短い(笑)
通称:ドクターイエローの方が知られているからなあ
270㎞/hで走行しながら線路の歪みをミリ単位で調査するほか
架線状態・信号電流状態も走行しながら検測する正に走るお医者さん(そのまんま)
JR東海・JR西日本それぞれ1編成ずつ計2編成が在籍するが
車両は2編成とも東京の大井車両基地に常駐する

なぜ見ると幸せになれるなのか?
それは検測走行つーか稼働が10日に1度程度だからなのである
ちなみに東海道山陽新幹線の16両編成って何本くらいあるか?
現役のN700A&N700Sが東海・西日本所有車併せて約180本あるそうです
実稼働は検査や繁忙期臨時列車用などの予備を考慮すると8 - 9割程度ですが
ここではそれを無視して…(笑)
単純に10日に1度どちらか1編成を稼働させるわけですが
これとて編成本数からの確率は1/1,800
しかしどのダイヤパターン(予定臨時列車のスジを使うとは思うが)で走るかは
まったく未知なので時間帯やどこで遭遇できるかまでを組み合わせると
確率的にはもっとレア=見ると幸せという公式が成立するのかと考えます

ちなみに…
知人で大阪出張をした際に往路・復路とも同じ編成に乗ったという
稀な経験をしたヤツがおりますけどこれとて確率は1/32,400なんですよ

当社的ドクターイエロー遭遇ですけど
地上で見たことが過去に5回(いずれも新橋とか浜松町)
対向列車に乗っててすれ違いが2回あるんですけど
そんなに幸せになれたとは思えません(笑)

最後は今週金曜日(6月3日)まで限定の↓

☆ドリームジャンボ宝くじ☆
もう説明は不用かと?
で…
1等3億円(前後賞+で5億円)
その確率は?

まあ世の中には暇人というのは結構いるようで
↑を計算した人がちゃんといるんですよ
昨年の年末ジャンボでの計算値ですがこちらが一覧です
↑によると1ユニット=2,000万枚に1等が1本だけ
つまり1/2,000万

その昔がんばれタブチくんに彼をイメージキャラクターに起用して
宝くじの宣伝ポスターにするというネタがあってその時のコピーが
あなたに当たらぬわけがない
↑のがあったけど この確率から見るには
あなたに当たるわけがないですよ(笑)

ひょっとしたら…
人生で交通人身事故で被害者になる確率より高いんじゃないか?
そこまで思わせてくれる程のレア率が出ちゃったんだけど…

これがドリームジャンボに限ると1/1,000万まで落ちるそうですが
それでも溜息が出ることは間違いない
↑によると1/100万というオーテック ザガート ステルビオ遭遇率に近いのは
ジャンボ宝くじミニの1等前後賞or2等
ただこれの当選金=1,000万円
当選しても新車では買えません(笑)

何か夢を壊しちゃってスンマセンm(__)m

しかし↑一連でハッキリわかったのはこの遭遇で当社は
運を使い果たしちゃった
そんな気がしてならないんですよね(笑)
Posted at 2022/05/31 23:39:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2022年05月30日 イイね!

【おじさん的昔車レビュー15】失敗は成功のマザーと言ったのは某終身名誉監督ですが…【M30型日産・VW サンタナ】

【おじさん的昔車レビュー15】失敗は成功のマザーと言ったのは某終身名誉監督ですが…【M30型日産・VW サンタナ】←のクルマのこと
もしBGMを付けるなら当社は迷わず
森田童子のこれ以外思い付かない(笑)
クルマそのものとしては悪くない
ただ…時代とマッチしなかったこと
そして…作り出す側の思惑がダメだった
おかげで変態好みの珍車になっちゃったという話です

考えたら昔車レビューはもう1ヶ月書いてなかったんですよ
じゃあ次は何を書こうと考えたら…
時間軸でいえばR34シリーズに着手なんだけどこれだけで4台
もう少し練ってからでも悪くないと思ったんですよ
じゃあR34の間に挟まるK11マーチでもと考えたのですが
むしろ難しいネタにあえてトライしてみても面白いという天邪鬼な心が…(笑)
今回の1台は借り物で約半月1,000㎞以上乗った↓な珍車をチョイスしてみました

☆日産・VW SANTANA (M30)☆
↑はあえての初期型公式画像
1984年から日産座間工場でノックダウン生産されたVWブランドの4ドアセダン
ガソリンエンジンは当初AUDI製直列5気筒SOHC1,994㏄J型のほか
VW製直列4気筒SOHC1,780㏄JN型およびディーゼルターボでは
直列4気筒SOHC1,588㏄CY型を縦置きに搭載し前輪駆動(FF)とした
1987年1月には2LエンジンにはDOHC化したモデルを追加した一方で
ディーゼルターボ車を廃止するなどのマイナーチェンジを実施
1990年に約5万台の製造をもって日産でのライセンス生産を終了した

戦後復興期で戦争で中断された自動車メーカーが技術取得のため
ノックダウン生産なら理解できるのだが日本車が世界を席巻していた
1980年代に日産がなぜVWブランドの製造に乗り出したのか?
正直理解に苦しんだものですがすべては当時社長だった石原俊氏の思惑
国外展開戦略に積極的だった石原氏はVWとの全面提携を所望し
その足掛かりとしてサンタナの製造販売を提案し1981年に契約が成立
結果として生まれたのが日産製VWサンタナ
つまり…MADE IN 座間の独逸車
日本側の開発主管にはそれまで欧州拠点の責任者を担当した日産一の欧州車バカ
変態エンジニアの異名を取る津田靖久氏が就任した

あれ?これおじさんの車歴にあったっけ?
ええ…所有はしてないんですよ
所有してたのはY31セドリックLPGST165セリカGT-FOURなどの
変態クルマ大好きで当社に預けてしまうあのパイセン氏です

2007年のことです
諸事情があって仕事を休業にせざるを得ない状況かつ引きこもりに陥ったのです
このままでは精神的にやられるなと思っていた時の事パイセンから電話が…
それまでの経緯を話すとパイセンは…
何も言わずエアチケットだけとって来い
後は何も考えてなくていい
また面白いおもちゃ貸してやるから

こういう時はホントにええかっこしいなんだけど…(笑)
そこまで言うには何かあるな?と思いながら
3日後に当社は新千歳空港に降り立っておりますた
パイセンはご丁寧にお迎え
それもわざわざC32ローレルセダン個タク上がりのLRで…
パイセンは当社がC33C35ローレルを所有していたことは把握しています
昔を思い出して元気出せよという視点からC32なのか?
いやいやチョット待てよ!
LPGじゃ札幌周辺の都市部はとにかく田舎行ったら燃料ヤバイじゃん
困惑のうちにパイセンのガレージに到着したら↓が鎮座ましましてでした

☆SANTANA Xi5 Autobahn DOHC☆
1987年1月のMCで追加されたDOHCエンジを搭載する最上級モデル
時を同じくして開発主管の津田靖久氏は後にプリメーラとなるP10型の
開発に携わることが決定しサンタナから離れることになるわけで
正に置き土産とも言える最終進化系と言っていいかも

そしてこんな貴重かつ変態好みの1台を前にしてパイセンは↓言いますた
好きなだけ乗ってイイから
北海道の隅から隅まで
アウトバーンのつもりで走ってこいよ

いや~ありがたいです
ホント涙が止まらなかったなあ

で…
ええ話やなあはこの辺にしてレビューに戻しますね
この個体は1987年4月登録126,000㎞走行のセカンドオーナー車で
パイセンが2006年に入手したものです


最高出力140psをマークする4バルブDOHCエンジン
当社的に直列5気筒はこれとアコードインスパイアしか経験はない
インスパイアのそれは電気モーターのように回りパワーもそれに追従してくるが
サンタナのそれはスペックほどパワーは感じない
むしろトルクフルな調教をされていて少々ズボラな運転でも
クルマの方でフォローしてくれる感じだったことが強く記憶に残っている

そしてパイセンが面白いと言ったのが↓

実はパイセンの個体は5速MT車
太い低速トルクでの扱いやすさをテンポの速いシフトチェンジで走らせば
結構な速度になっていることに加えて直進安定性の良さが特筆モノ
前:ストラット/後:トレーリングアームの4輪独立サスが
セッティングも含めてこの辺はアウトバーンの国で育ったクルマの証
しかもですよ!タイヤサイズが195/60-14なんて今じゃ使ってるのか?
そんなサイズでよくぞ出せるなあと感じたのもまた事実
また縦置きFF車ゆえに小回りが利く意外な良さも実感

当社的にこれはガイシャなんだと感じたのが↓

如何にも質実剛健という独逸車らしいインパネ
↑はタマタマ拾い物のAT車のモノですけどシフト周辺を除けば共通
これだけで日産が作ったというのは都市伝説じゃないかと思ってしまう

ガイシャというか業務提携という複雑な生い立ちを経てる証が↓

↑はエアクリBOXなんですけど日産・VW・AUDIのロゴが入るって…(笑)

半月近く借りて乗った結論は…
面白いに尽きる
北の大地を隈なく走って心まで吹っ切れた当社が導き出した解答ですが
さらにこう続きます
なぜ売れなかった?
当初日産では月販目標を4,000 - 5,000台程度と見込んでいたのですが
実際には製造終了の翌1991年までに新規登録された台数は49,658台
年間7,000台程度という明らかな不人気車
そうなったには理由つーか原因はいろいろあると思います
あくまでも当社目線というなかでの話ですがその最たるものが
2LクラスのFFサルーンが
まだ受け入れられる時代じゃなかった

まずはこれに尽きると思います

バブル突入直前のこの時期ってコンパクトカーこそFF化が進んでいましたが
2Lクラスではまだまだどころかボーイズレーサーと呼ばれるFFテンロクスポーツ
カローラFXやワンダーシビックに初代CR-Xに関して言えば
トルクステアの問題がまだ克服されていなかった時期でもあります
そんな中で三菱が最高出力200psのシリウスダッシュを搭載するFFサルーン
ギャランΣをリリースしてくるのですがこれがじゃじゃ馬そのもの
こういったこともあり中排気量以上FFに対する拒絶反応があった時代で
そこから敬遠されたというのもありますね

これを証明するわけではないのですが
同時期にメルセデスからは小ベンツこと190シリーズ
BMWからは六本木カローラの異名を付けられた2代目3シリーズ(E30系)の
独逸製FRモデルが日本ではベストセラーになっていることを考えると
それは満更でもないと考えますね
ちなみに当時のプライスはサンタナが約290万円
190が約530万円 BMW320が約390万円
いくらサンタナがお買得であっても敬遠されたのには理由があるということです

次にこのクルマのサイドビューを見てみるとわかるかと思いますが…

2LクラスのFFサルーンにしては不思議なディメンジョンなのですよ
直列5気筒エンジンを搭載する関係からフロントオーバーハングを長くする必要は
とにかくとして対になるリヤのそれも長くとらないとバランスが悪くなる
それも理解した上ですがそのしわ寄せがホイールベースに来る
何と2,550㎜しかない
今現在当社が所有するMAZDA2のそれが2,570㎜ですからねえ
全長4.5m強のサルーンにしては…ということで後席の居住性も
決して広々ではなかったというのも購買層が敬遠する一因になったのかと?

尤もこればかりはプラットフォームを共用というか
ベースになったAUDI 80(B2)も似たようなモノですけど…


さらに…
トルコンATも4速化が推進されていたこの時代にも関わらず
オーバードライブを持たない3速ATだったこと
そしてそのATに暴走事故に関連して国会で
アイドル回転制御装置の欠陥が直接指摘される事態にまで至ったことが
致命傷になって販売に影響を与えたということもあります

またエンジンを縦置き搭載するからの問題点もありました

ラジエーターをエンジンベイ最前列に搭載できない
そこで小型化して左側にオフセットした上での搭載となったのですが
もうこれだけで冷却能力不足はハッキリしてまして
オーバーヒートしやすい弱点を生まれながらに抱えていたわけです

↑に関してパイセンから借りる時に
5月だから大丈夫だけど注意してね
カナリ念を押されたわけですけど完全に持病でしょう

結果的にVWもこれらの問題に対して何ら対策をしなかったわけで
日産もライセンス生産という立場から改良することさえできず
自滅しちゃったような感じです
↑の背景は全面提携を所望した日産は足がかりと考えたのに対し
VWはノックダウン生産に関する提携は成立したが
それ以上には関心を示さずサンタナの商品として絶対的自信から
売れないのは売り方が悪い
↑な上から目線で対応し続けた開き直り これに対して日産も
売れないのは改良しないから
こうなるともう修復しようがないですよ
サンタナ製造終了後VWは3代目パサートの販売を押し付けて1992年に提携終了
そして今度はトヨタと販売提携を結んで日本市場拡大を図ろうとするのですが
この際にも他の問題を残しているんですよ

サンタナ以前のVW車の日本での販売はヤナセでほぼ独占的に行われましたが
サンタナに関してはヤナセでの販売台数枠を少量としたために
関係が悪化し決裂したというオマケがあるんですよ

尤もVWの高飛車つーか結構ご都合主義は結構なもので
トヨタとの提携も2009年に終了させてしまいます
何だろう?結婚&離婚クセが付いちゃってるといえばいいのかな?(笑)

結局VWとの提携は日産にとって失敗だった
サンタナに関して言えばそれが着地点だったことは否定できないですね
でも日産は転んでもタダでは起きなかった
FFの進化はT12型オースター&スタンザで欧州でもそれなり評価され
サンタナ開発主管だった津田靖久氏はP10型プリメーラを発表した際に
サンタナで得たノウハウを活かすことができたと発言されてます
そして日本のみならず独逸を含む欧州で大ヒットになったわけですから
失敗は成功のマザー
人間万事塞翁が馬
災い転じて福となる

↑いうエンドが訪れるわけですから…

そうそう!
パイセンのサンタナその後ですが2010年にドライブシャフト脱落のトラブル発生
これも持病のようですが対比用効果を考えた結果廃車にして
部品取りのドナーとして同じような変態マニアさんに引き取られたそうです

いろいろな意味で面白いクルマだったんですけど…
でも一瞬でもその味を楽しませてもらったことに
当社が感謝していることは間違いありません
日産・VW・AUDIそしてパイセン…

どうもありがとう!
Posted at 2022/05/30 02:14:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旧車レビュー | クルマ
2022年05月28日 イイね!

国立自動車総研の知らない世界 商用車がタイヘンなことになっていた(笑)

タイトルは某バラエティ番組からのパクリですが…(笑)

タマタマですが…
オーナーになったことがない上にあまり詳しくない商用車絡みの話がありまして
知人の購入をキッカケに調べてみたら意外な事情を知ることができたので
↓のネタにまとめちゃっただけのことです

勤務先の助人メンバーKクンに関する話から
彼は別に本業を持っているので繁忙期を中心にヘルプしてもらってるわけで
そんな彼の本業用仕事クルマが↓です

☆スバル サンバー トラック 4WD(TT2)☆
SUBARU(当時・富士重工)が製造販売する軽自動車規格の商用車
サンバーとして6代目に該当するKクンのモデルは1999年2月発売
搭載エンジン水冷2バルブSOHCであるが4気筒のEN07F型でスペックは
最高出力:35kW(48ps)/6,400rpm/最大トルク:58Nm(5.9kgm)/3,200rpm

伝統のRR方式をベースにパートタイム4WDも設定するほか
サスペンションは前ストラット/後セミトレーリングアームの独立懸架
荷台床下にあるエンジンは恰好のバラスト役を果たすため
空車時でも十全なトラクションを確保し安定した走行ならびに登坂能力を得る
さらに日本国内では乗用車でも普及していなかった4輪独立懸架を
1961年の発売当初から採用する構成から
農道のポルシェの異名がある

2012年4月に自社製造を取り止め製造終了
以後はダイハツからハイゼットのOEM供給車をサンバーブランドで販売する

彼の所有車は2001年製造モデル
今から10年程前に知人からほぼタダ同然で入手した4WD/5MT仕様
何度か運転させてもらったこともあるのですが
SUBARU独自となる4気筒の滑らかさと高回転指向なエンジンが至高テイスト
さらには4独サスとビシッと決まるマニュアルミッションは
これが軽トラなのかというくらい面白い1台だなとは感じました
尤も彼が入手した時点で10万㎞走行していたので細かいメンテは欠かせず
それなりに手を入れていたのもまた事実なほか
当社が一部パーツを手配していたりもした1台です

しかし…今年2月のことです
ACを入れたところアイドルアップはすれど冷気が出てこない
コンプレッサー死亡の診断が下りました
お世話になってるSUBARU店に見積を取ったら修理代が14万円
パーツ代はせいぜい3万そこそこなのですが工賃がバカ高
果たして対比用効果を考えると…から新車乗換を決意したと…
そして候補は↓の2台

☆ダイハツ ハイゼット ジャンボ☆


☆スズキ スーパー キャリー☆

尤もホンダはアクティやめちゃったしスバルは事実上のダイハツ車だから
この2社から選ぶしかないんだけど…(笑)
ただ…↑から見てわかりますけど彼のセレクトはどちらも
ストレッチドキャビン
前後上下を拡張したキャブですけどセレクト理由は↓


上がダイハツ 下がスズキですがもうおわかりですね
リクライニングシート必須
サンバーに乗っていて唯一の不満が直角シートだったそうです
要はクルマの中で一息つきたくてもつけないのが嫌だったそれだけって…(笑)
それにしてもスーパーキャリーはストレッチ部分が結構長いですなあ
それこそ4㌧や大型トラックのベッドスペースくらいに感じますよ
尤も車体はそこまでデカくない上に遠近法だから実際寝るのは無理っぽい
一度話のタネにいすゞフォワードのそこに寝たことあるけど
トラッカーの方々はよくぞ寝返りもうてないようなあのスペースで眠れるって
感心しちゃいますよ

話を戻しますがボンネットトラックを含む4ナンバー車で
日本国内で最初にストレッチキャブを採用したのは↓かな?

☆ダットサントラック 620 カスタム☆
1972年発売の6代目モデル
カスタムは1976年12月に製造移管された九州工場で生産開始されたモデルで
ストレッチされたキャブにリクライニングシートや乗用車的装備を追加した
なお北米向仕様はグレード名がキングキャブとなる

620系はいわゆるボンネットトラックとしては
ショートとロングのホイールベース2種類を設定したシングルキャブのほか
6人乗りのダブルキャブを設定するなどユーザーの様々な要求に対応する
バリエーション設定していたけどフロアシフト2シーターな↑を設定した点からも
結構乗用車的要素を持たせようとしていたのは事実ですが
ちょっと時代を先読みしすぎていた感は否めないんですけどねえ(笑)

リクライニングシートだけが理由ならどちらを選んでもイイかと思いますが
Kクンはダイハツをセレクトしましたがその理由が↓

◆スーパーキャリーのカーゴスペース◆


◆ハイゼットジャンボのカーゴスペース◆

荷台長
幅はどちらも同じ1,410㎜ですが長さはハイゼットジャンボの方が170㎜長い
このわずかな差でもスペースが限られている軽だからこそ
積載性を考慮してここだけは譲れなかったと語っておりました

ここまで完璧なクルマ選びをするKクンですけど
ひとつだけ想定外だったことがあったそうです
それは…
納期を読み違えた
無論半導体不足のことは頭に入っていたそうです
しかしそれ以上にですよ
ジャンボの発注があるとは思わなかった
↑に尽きると言ってましたね
標準モデルなら2ヶ月程度だったらしいのですが
ジャンボはそこまでの需要はないだろうとメーカーサイドも考えていたものの
最近ではセカンドカー需要での発注が殺到しているそうです
さらにカスタム目的で購入する方も多いらしくて…


これはスーパーキャリィの方も同様でナンダカンダで4ヶ月近くなるとのこと
駆け抜けて軽トラという芸人ユニットがいますけど
これは一歩は違えるとOh!My農道レーサーにもなり兼ねない(笑)

尤もベースの車両価格150万円を切るプライスで新車購入できることも考えると
イマドキのハイブリッド化で最低でも250万円が必要なわけで
仕事目的以外でもクルマ遊びしたいセグメントにもスンナリ受け入れられる
そういうことじゃないかって当社は分析しますね

そうだ!もうひとつ!
商用車ベースで今熱いクルマがあるんです
それが↓

☆日産キャラバン(E26型)☆
キャラバンとしては5代目と現行モデルは2012年発売
当初はNV350キャラバンの車名とされたが
2022年2月28日のマイナーチェンジで車名を従来の車名に戻した

この手のカテゴリーではハイエースのひとり勝ちみたいに言われてますが
そのハイエースにはないというか明らかなスキマ産業かもしれませんけど
↑のマイナーチェンジで追加された↓がバックオーダーを抱えているとか?

日産キャラバン マルチベッド
本格的キャンパーとまでは言わなくとも
後部カーゴスペースを折りたたみタイプのベッドとして
さまざまなシーンに合った使いわけが可能なベッドアレンジができる仕様

食事や作業を快適に行うことができる脱着式テーブル付車も設定

これが売れてるんですよ
たとえば↓な使い方もできるわけで…


要は車中泊仕様車
実はカナリ以前から1BOX車の後部カーゴスペースをベッド化するというのは
施工業者がありまして知り合いでも現行ハイエースでやったのはおります
また販売会社によっては施工もしくは業者仲介というのもありますが
日産はやっちゃいました(笑)
カタログモデルとして正式ラインナップ

架装はオーテックジャパンなので正しくは
やっちゃえオーテックなのですが
コロナ禍という状況も踏まえてリクエストがあって
モデルバリエーションに加えたというのは正解だったかと?

ベッド設定も↑のようにどうとでもなるあたりがメーカーチューンドで
充分に考えられているかと…
当社もこれはセカンドカーというか北海道周遊用に欲しいと
一瞬心が揺らぎましたが…

これ4ナンバー登録なので毎年車検になること
さらには搭載エンジンが2Lガソリンもしくは2.4Lディーゼルターボ
価格が400万円超というところも含めて考えると
年に数回しかしない車中泊
コスト的に合わないかな?

当社が家族持ちならとにかくひとりでは宝の持ち腐れになることだけは確か(笑)

コスト抑えるなら↓もあるんですけど…

☆NV200 マルチベッド☆
こちらは5ナンバー登録のNV200がベース
価格も300万円を切るあたりも含めてもう少し現実的かな?
ただエンジンが1.6Lガソリンのみなので非力なのは想像がついちゃうなあ(笑)

そうそう!
車中泊ってお手軽感ありますけど結構神経遣わないといけないこともあります
それで当社は世にも稀な貴重な経験をしておりまして…(謎)
それはそれでまた改めてお話させていただこうと考えております
2022年05月27日 イイね!

ホントは6月6日にこれを記録したかったんだけど…

当社MAZDA2の走行距離が昨日(5月26日)↓をマーク


だ・だ・だ…
ダミアン!(笑)


わからない人はここをクリック

↑な数字をマークしちゃったからではないでしょうが
只今当地では稲光と雷鳴が轟いております
正に…
LEVIN & TRUENO
MAZDAのクルマに乗っているのに…(笑)

ええ…単純にネタにしたかっただけです(爆)
Posted at 2022/05/27 19:42:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | MAZDA2 | クルマ
2022年05月26日 イイね!

【タマには絶景でも…Act.2】どうして人は雲海に惹きつけられるのだろう?【雲海と蛍の共演】

いきなりですが…
↓の素晴らしい雲海はどこかみなさんご存知だろうか?

まあ最近ではやたらメディア露出されるので
あっ!と思う方も多いと思いますがここは
ホテル椿山荘東京
文京区関口で直近には昭和の名宰相と言われた田中角栄の私邸や日本女子大学
講談社を創業した野間清治氏の美術品コレクションを展示する野間記念館
肥後熊本藩細川家の明治以降に本邸としていた跡地に作られた肥後細川公園
↑な施設が存在する都会の真中に存在するオアシスで望む奇跡の絶景
2020年にスタートした人工雲海だが当社は充分に絶景だと思う

そして椿山荘といえば…
毎年5月末から始まる↓のイベントが定番
蛍の夕べ
クドイようだがここは都会の真中
山手線の内側だ

雲海と蛍
一見都会とは無縁と思われる存在だが
この時期だけの幻影コラボレーションが見られる正に
椿山荘イリュージョン
実は2021年からの絶景なんだですけどまだ見ていないんですよ
ホントは昨年行きたかったのですがコロナ禍というので見合わせていたんです
もういい加減いいだろうという空気も常態化してきましたからね

ちなみに改めていうのも何ですけど椿山荘の読みは
ちんざんそうですが
タマに知らずに
つばきざんそうと読む方が…(笑)
誤読っちゃ誤読なんですけど この誤読を当社は嫌いじゃないです
何かそっちの方が都会のオアシス感を強く感じるんですが
みなさん如何でしょうか?

しかし今日は何のヒネリもないなあ
まあ単純にこれを見たいだけの欲望で書いたネタだということでお許しを(^^;
Posted at 2022/05/26 01:17:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 絶景 | 旅行/地域

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「今週は勝手に高カロリー強化週間認定(笑) 東日本最強最恐最悪なデカ盛りの聖地 "ぼんち"を知っているか? http://cvw.jp/b/3408570/48482464/
何シテル?   06/12 21:15
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