つばさの党事務所など捜索 衆院東京15区補選 演説妨害など疑い
2024年5月13日 12時20分
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4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、政治団体「つばさの党」の陣営が拡声機などを使ってほかの陣営の演説が聞き取れないようにしたり、選挙カーを追い回したりして選挙活動を妨害したとして、警視庁が公職選挙法違反の疑いで東京・千代田区にある団体の事務所などに一斉に捜索に入りました。
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捜索を受けたのは、政治団体「つばさの党」の根本良輔幹事長(29)と黒川敦彦代表(45)のそれぞれの自宅と、千代田区にある団体の事務所の3か所です。
捜査関係者によりますと、4月28日に投票が行われた衆議院東京15区の補欠選挙の期間中、立候補した根本幹事長の陣営が、長時間にわたり拡声機などを使ってほかの陣営の演説が聞き取れないようにしたり、選挙カーを追い回したりして、ほかの陣営の選挙活動を妨害した公職選挙法違反の疑いがもたれています。
「つばさの党」をめぐっては、告示日の4月16日、東京・江東区のJR亀戸駅前でほかの候補者が行っていた演説を車のクラクションを鳴らすなどして演説を聞き取れないようにしたことが選挙の妨害にあたるとして、警視庁から警告を受けていました。
警視庁にはほかの複数の陣営からも選挙の妨害を受けたという申告があり、被害届が受理されているものもあるということです。
陣営が演説を妨害した疑いで強制捜査を受けるのは異例だということです。
地元有権者「演説の機会はきちんと平等にあるべき」
衆議院東京15区の江東区に住む30代の女性は「捜索のことはさっき知った。妨害するのではなくてしっかりと政策で勝負をしてほしいと思う。選挙期間中はとてもうるさくて迷惑だったので、演説する機会はきちんと平等にあるべきだと思う」と話していました。
また、40代の男性は「今回の一連のことは有権者として残念に思う。選挙妨害があると有権者が演説を聞くことができなくなる。気持ちよく投票できるようなルールを作ってほしい」と話していました。
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2024/05/13 13:28:16