
鹿児島 屋久島町にレベル5土砂災害特別警報 命が助かる行動を
2026年9月5日 5:14
(2026年9月5日 10:29更新)
大雨情報
台風や秋雨前線の影響で、鹿児島県の種子島・屋久島地方では記録的な大雨となり、屋久島町には「レベル5土砂災害特別警報」が発表されています。気象庁は重大な土砂災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況だとしています。引き続き安全な場所にとどまるようにしてください。
【ライブ配信中】鹿児島 屋久島町
5日午前7時ごろ、鹿児島県屋久島町にある宿泊施設の中から観光客の男性が撮影した映像です。
すぐ近くを流れる川の水が茶色く濁り、水かさが増して流れも速くなっています。
撮影した男性によると、この2時間ほどあとには、川の水位が20センチほど下がったように見えたということです。
男性は「先日、住んでいる千葉県で豪雨にあったばかりで、被害を思い出しました。旅行の目的は登山でしたが地盤が緩んでいると崩落の危険もあり怖いので、あきらめようと思います」と話していました。
気象庁「命が助かる可能性が高い行動を」
気象庁によりますと、本州の南岸付近にある秋雨前線と台風24号の影響で、鹿児島県の種子島・屋久島地方や奄美地方などで大気の状態が非常に不安定になっています。
種子島・屋久島地方には発達した雨雲が次々と流れ込み続け、未明には「線状降水帯発生」の気象防災速報が発表されました。
屋久島町尾之間では、午前5時半までの24時間に降った雨の量が490.5ミリと、統計を取り始めてから最も多くなったほか、鹿児島県が設置した雨量計では、3日からの雨量がおよそ800ミリになるなど各地で大雨になっています。
気象庁は午前5時10分に、屋久島町に「レベル5土砂災害特別警報」を発表しました。
5段階の警戒レベルのうち最も高いレベルにあたる情報で、最大級の警戒が必要です。
地盤が緩み、重大な土砂災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況だとして、気象庁は、周囲の状況を確認し、命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけています。引き続き安全な場所にとどまるようにしてください。
また、鹿児島県の種子島・屋久島地方や十島村では「レベル4大雨危険警報」や「レベル4土砂災害危険警報」が発表されている地域があります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に厳重に警戒してください。
屋久島町 ペンション経営者「テレビの音聞こえないほどの大雨」
屋久島町小瀬田でペンションを経営する岡野裕彰さんは、電話での取材に対して「午前5時前まではテレビの音が聞こえないほどの大雨が降っていました。午前5時10分に出た特別警報は、住宅内に設置した防災行政無線の放送で知りました。電気や水道などは問題なく使えています。きょうも宿泊客が来る予定でしたが、きのうキャンセルの連絡がありました。いまは何もできることはなく、自然に任せるしかない状況です」と話していました。
屋久島町 約20戸が停電(午前7時30分時点)
九州電力送配電によりますと、屋久島町では午前7時半の時点で一湊地区のおよそ20戸で停電しているということです。
復旧の見込みは午前9時ごろだとしています。
屋久島町総務課長 “午前7時20分現在 人的被害の情報なし”
「レベル5土砂災害特別警報」が出ている屋久島町総務課の三角謙二課長は、NHKの電話インタビューに対し、被害の状況について「午前7時20分現在、町に人的被害の情報は入っていない」と話しました。
一方で「明るくなってきて、住民から『道路にごみがたまっている』などという情報が複数、寄せられている」としています。
町では、特別警報が解除されしだい、被害の状況を確認する予定だということです。
屋久島町役場 防災無線通じ住民に安全確保呼びかけ
屋久島町役場や地元の警察、消防によりますと、午前8時時点で大雨の影響による家屋への被害やけが人などの情報は入っていないということです。
また、役場では防災無線を通じて住民に安全を確保するよう呼びかけているということです。
屋久島発着の海と空の便に影響 欠航や天候調査中
屋久島を発着する高速船やフェリー、それに旅客機は、午前7時の時点で欠航が決まっているか天候調査中となっています。
このうち、鹿児島と種子島・屋久島を結ぶ高速船「トッピー」と「ロケット」は、午前中の便が欠航となっていて、それ以降の便は海の状況が落ち着くのを待つ状況です。
また、鹿児島と屋久島を結ぶ「フェリー屋久島2」の5日の便は欠航が決まっています。
屋久島空港を発着する旅客機は、運航するかどうか、今後の天候の状況を見ているということです。
政府 官邸連絡室を設置
政府は、5日午前5時11分に、総理大臣官邸の危機管理センターに設置していた情報連絡室を官邸連絡室に格上げし、情報収集や警戒にあたっています。
高市首相 「命を守る行動を最優先してほしい」 SNSに
高市総理大臣は、5日午前6時前、SNSに「自治体の指示に従い、直ちに身の安全を確保してほしい。避難所までの移動がかえって危険な場合は無理をせず、今いる場所よりも少しでも安全な場所に移動するなど、命を守る行動を最優先してほしい。また、運転中の人は、冠水している道路には進入しないようお願いする」などと投稿しました。
Posted at 2026/09/05 10:37:13 | |
トラックバック(0) | 日記