星新一さん自筆のSFみつかる 初期の未発表作品か
2026年9月5日 12:31
文化・芸術・エンタメ
戦後の日本を代表するSF作家で、生涯で1000編を超えるショートショートを残した星新一さんの初期の未発表作品とみられる自筆の原稿が見つかりました。
星新一さんは、戦後、日本のSFをけん引した作家の一人で、短編小説の中でも特に短いショートショートを得意とし、1997年に亡くなるまで1000編を超える作品を生み出しました。
新たに見つかった作品は、2枚の紙に手書きでつづられたSFのショートショートで、下書きとして書かれたとみられ、ことし3月、星さんの書斎にあった遺品の中から家族が見つけたということです。
科学が発達した世界で、ある老人が機械を使って「神」を作り出す物語で、AIの出現やそれに伴うエネルギー消費など、現代の社会にも通じるテーマを感じさせる作品となっています。
家族によりますと、作家活動の初期にあたる1950年代後半ごろの未発表の作品とみられるということです。
原稿には「神殿」というタイトルが書かれていましたが、同じタイトルの別の作品があるため、今回、改めて「聖地」というタイトルにしたということです。
ことしは星さんの生誕100年の節目で、星さんの次女・マリナさんは「まるでタイムカプセルを開けたように見つかり、その内容も今の時代と重なるため不思議な縁を感じました。父が残した作品を通して、日々の暮らしの少し先だけでなく、さらに遠い未来も想像してみてほしい」と話していました。
見つかった作品は先月発売された星さんの短編集に収録されています。
Posted at 2026/09/05 17:06:28 | |
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