「JFAアカデミー福島」この春福島県へ戻ることを受け終了式
01月31日 18時49分
東日本大震災と原発事故の後、静岡県内に活動拠点を移していた「JFAアカデミー福島」がこの春、福島県に戻ることを受け選手を受け入れていた静岡県の高校で終了式が行われました。
日本サッカー協会がエリート選手を育成する「JFAアカデミー福島」は、東日本大震災と原発事故のあと2011年から拠点を静岡県内に移して活動してきました。
その後、かつての練習場所で震災後は廃炉作業の拠点だった「Jヴィレッジ」が営業を再開したことなどから、段階的に福島への帰還を始めこの春、拠点を完全に戻すことになりました。
これを受けて高校生の選手を受け入れていた三島市の県立三島長陵高校で30日終了式が行われ、アカデミーの1年生から3年生までの27人が出席しました。
27人は、福島県立ふたば未来学園高校に在籍しながら三島長陵高校の校舎をサテライト校として授業を受けるとともに、文化祭などで交流を深めてきたということです。
終了式では、日本サッカー協会の田嶋幸三会長が「この13年間はいろんなトラブルもあったが多くの人にサポートしていただき、このご恩は一生忘れません」とあいさつしました。
このあと、選手たちは高校の生徒たちと応援の旗を交換し、復興支援ソング「花が咲く」を合唱しました。
福島市出身でふたば未来学園3年生の坂本秀吾さんは、「サッカーに最大限集中できる環境を作ってくださり感謝しています。文化祭での交流も思い出です」と話していました。
1、2年生の12人は、ことし4月から、ふたば未来学園に通い、サッカーを続けるということです。
Posted at 2024/02/01 01:14:08 | |
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