東北新幹線 連結運転を再開 15日から通常運行へ
2025年3月14日 11時53分
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JR東日本は、東京都内を走行中の東北新幹線で連結部分が外れて以降、取りやめていた連結運転を14日から再開し、盛岡駅では、「こまち」と「はやぶさ」が連結し、東京方面に向かいました。
JRは15日から通常どおりの運行に戻すとしていますが、連結部分が外れた詳しい原因はわかっておらず、引き続き調査しています。
JR東日本は、今月6日に東京都内を走行していた東北新幹線の連結部分が外れたため、その後、連結での運転をすべて取りやめていましたが、応急的な対策を講じて安全が確保されたとして14日朝から、東京と秋田・山形の間の連結運転を再開しました。
盛岡駅では7時半ごろ秋田から東京に向かう始発の「こまち」が到着し、「はやぶさ」と連結しました。
それぞれの運転席には作業員が乗り込み、連結に関するレバーを金具で固定したということで、7時40分ごろ、連結した列車が、東京方面に向けて出発しました。
ホームでは、久しぶりの連結を見に親子連れなどが訪れ、写真を撮るなどしていました。
仕事のため愛知県に向かうという40代の男性は「新幹線は仕事でたまに利用しているので、今後、安全に運行してほしい」と話していました。
JR秋田駅では
秋田新幹線では、けさ6時すぎ、秋田を出発し東京に向かう始発から直通運転が再開されました。
JR秋田駅の改札前には6時前から、スーツケースなどの大きな荷物を持った利用客の姿が見られました。
東京から仕事で秋田を訪れていた60代の男性は「きのう新幹線に乗った時はとても混んでいて、東京から盛岡までの「はやぶさ」は立ち席でした。帰りは無事予約ができてほっとしました」と話していました。
また、帰省で東京へ向かう40代の男性は「1か月前からきょうの新幹線を予約していたので復活してよかったです。安全第一なので一刻も早く原因を解明してほしいです」と話していました。
JR東京駅では
東京駅では午前9時台に連結して運転してきた「やまびこ」と「つばさ」、「はやぶさ」と「こまち」が相次いで到着し、大きな荷物を持った乗客が次々とホームに降りました。
山形県の米沢駅から乗った20代の会社員の男性は「福島駅での乗り換えがなくほっとしました。今回は旅行で利用しましたが毎日利用する人にとっては乗り換えが大変だったと思います」と話していました。
福島県の郡山駅から乗った40代の会社員の男性は「連結の分離が続いているのでJR東日本にはしっかり原因を究明して信頼の回復に努めてほしいです」と話していました。
仙台駅から乗った50代の会社員の男性は「連結運転が再開したことで指定席の予約が取りやすくなり安心しました。新幹線の利用が欠かせないので原因をはっきりさせて安全を確保してほしいです」と話していました。
JR東日本によりますと午前11時現在、連結運転によるトラブルは起きていないということです。
一部の列車では影響残る
これまでの調査で、電気的な異常によって連結部分が外れたとみられることがわかり、JRは異常が発生しても外れないよう関係する部品を金具で固定する対策を行って、14日、順次、連結運転を再開します。
対策を行うのは、列車どうしを連結させて運転する全95編成のほか、JR北海道が所有する3編成で、12日に行った試験走行では対策に問題がないことが確認されたとしています。
JRは、15日から通常どおりの運行に戻すとしていますが、連結部分が外れた詳しい原因はわかっておらず、引き続き調査しています。
Posted at 2025/03/14 12:35:46 | |
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