R32GT-RからER34GT-Tへ乗り換えた直後、チューニング活動を休止しなければならず、どうしたものかと考えた結果、全くやった事が無かったミニ四駆に手を出しました。。。
最初の頃は、好きなマシンに良さそうな部品を取り付けるだけでしたが、田宮模型のレースレギュレーション内で、子供から本気の大人まで全力でレースするのが楽しくて超本気でやりましたw
飛んだり跳ねたりのレースも出ましたが、やはり0.01秒を競うスピード勝負が好きで工作設備から電池の管理設備まで整えて何年も続けた結果の集大成がこれです。
このボディは、元々スモークなのですが、シルバーを部分的に塗布した後からクリアレッドを吹いたものです。
今思えば、400Rのカーマインレッドみたいです・・・。
スーパーFMシャーシというミニ四駆は、最も金型の精度が悪く、そのままでは子供もびっくりする程ギア鳴りもするし遅い。。。
話にならない悲惨なシャーシでしたが、自分の究極限界まで突き詰めた結果、複雑なコーナーが入り組むコース上の実測で平均速度は毎秒12m(43km/h)を超えます。
うまく手でキャッチできないと手が負傷して流血するありさまですw
モーターのピニオンギアから動力を受け止めるカウンターギアというパーツに至っては、極限までぐらつきを無くしつつ、回転抵抗を減らすために中心から0.05mm以下の誤差範囲でプラスチックをくり抜いて、慣らしを完了させたボールベアリングを圧入までしまた。
最終的には全ての軸受けをボールベアリング化。
場所によっては手で弾くと20秒位空転し続けるという限界まで抵抗を無くす処理を施し摩擦軸受け箇所が0のフルフローティングというものになります。
搭載電池の位置を1.5mm下げての低重心化や肉抜きによる軽量化、コーナー突入時にシャーシが変形する事を想定した減速しない為のギアの噛み合わせをコントロールする為にFRPによる捻じれ剛性強化等・・・もう変態領域でした。
走行シーンはこちら。。。
ミニ四駆は、普通はおもちゃや模型という観点からマシン作りするのですが、自動車工学や実車レース技術の応用でマシン作りをした結果、設計思想と構造が異端すぎて当時ちょっとだけ知られるようになり、大会に行くとよく声を掛けられました。。。
今思えば、この頃も声掛けられていた・・・。
今では良い思い出ですが、現在も本気で3年間は戦える予備パーツとシャーシが家には残っています・・。
小さくても本気でやるレース活動は楽しかったなぁ。
Posted at 2022/10/05 00:41:39 | |
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