続・今年の音楽業界を勝手に占う

まだまだゲスとSMAPの騒動がくすぶっていますが、

そんな音楽業界から今日は珍記録。

SMAPのCD購買運動により「世界に一つだけの花」が１２年ぶりにオリコン週間３位にまで浮上。その他にも「華麗なる逆襲/ユーモアしちゃうよ」が同３５位、「Yes we are/ココカラ」が同８９位な同１００位以内に６曲ランクイン。ちなみにゲスが提供した「愛が止まるまでは」も同１６位に。

結果的にゲスにさらなる印税が転がり込むというなんとも皮肉なことに。槇原敬之もある意味想定外の結果でしょうけど、楽曲を提供した側からしたら、印税よりも、今後も５人で歌い続けてほしいという気持ちの方が大きいんでしょうね。



そしてオリコンランキングからはもう一つ時代を象徴する出来事が。１月１１日付けのシングルデイリーランキングの首位が史上初の１０００枚未満というニュース。発売から６週目のAKB48の「唇にBe My Baby」が９５１枚で首位だそうです。AKB48の勢いが落ちてきていると前回書きましたが、今回に限って言えば、AKB４８のシングルは６週目なので、あまりにも他のアーティストのCDが売れていないということ。１月中旬は他の４８グループの新曲もなく、ジャニーズも三代目も新曲があったわけではないので余計に他のアーティストの低迷ぶりが表れた結果に。



もっとも近年はネットからのダウンロードがメインになりつつあるので、オリコンの結果だけでは判断はできませんが、とにかくCDが売れない時代というのがよくわかる記録です。こうなると、あまり曲をダウンロードしない世代をファンに持つアーティスト、例えば演歌歌手などはオリコンランキングでは有利になりますね。氷川きよし、水森かおり、山内恵介、岩佐美咲あたりがオリコンや有線で台頭してくるかもしれませんね。





そして前回AKB４８の世代交代についても書きましたが、その時の候補の筆頭に挙げた宮脇咲良が、３月発売AKB48の１０周年記念シングルの初単独センターに決定。誰とは言わないが、秋元康のゴリ押しで前に出てるメンバーとは違い、クレバーで実力もアイドルとしてのオーラも抜群。大島優子と似たオーラがありますね。改めて今年期待（人気が上昇するであろう）のメンバーを挙げるとしたら宮脇咲良、川本紗矢、大島涼花、岡田奈々、小嶋真子、向井地美音。ちなみに卒業したメンバーの中では川栄李奈が一気に舞台で評価を挙げましたね。スカッとジャパンでも見事な演技ぶりを見せていたので、今年の頑張り次第で卒業メンバーの中で一人勝ちなんてこともあり得るかも。



ちなみに前回、今年注目のアイドルとして挙げた夢みるアドレセンス。新曲「舞いジェネ!」が最新の週間オリコンランキングで４位に食い込みました。自身の最高ランキングを更新し、さらなる伸びしろに期待。



そして音楽業界来月の最大の注目は「１０００人に１人の逸材」「天使過ぎるアイドル」として一躍有名になったRev.from DVL橋本環奈がついにソロデビュー。しかも薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」をカバー、自身も映画「セーラー服と機関銃 -卒業-」の主演というからヒットは間違いなし。シングルは２月２３日発売、映画は３月５日公開です。



最後に、SMAP以上に心配なのがKis-My-Ft2。SMAPの元マネージャーの管轄で、中居らからも気にかけてもらっていたということを考えると・・・。

CD不況の今、音楽業界も大変ですね。