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Agent ジンのブログ一覧

2022年12月06日 イイね!

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.9‐Hydrangea‐

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.9‐Hydrangea‐今年播種したアジサイも本葉が出るところまで育ってきていますが、今日は去年播種したナンバー21シリーズの現状を載せたいと思います。

基本的に春以降に選抜して残した苗は全て順調に生育していますが、全ては載せきれないので、ちょっと個性のある楽しみな個体を紹介します。それが下の写真の3本です。左と真ん中の個体は同じ交配組合せで、右の個体は花粉親は同じですが種子親(雌しべ側)が別品種です。つまり花粉親は3本とも同じで、この特徴的な銅葉は花粉親の特徴が出ています。近年は銅葉の品種もちらほら見かけるようにはなってきましたが、この性質が顕性なのか潜性なのかとか、花色との関連性とかといった部分はよくわかりません。ただ、自分の知り得る範囲では、この手の銅葉品種の多くは花色がかなり濃いものが多く、このオリジナルの実生も濃い花色が期待できるのではないかと予想しています。



逆に白花の銅葉品種なんていうものはまだ存在していないので、それはそれで面白いかと思いますが、両親の性質を考えるとそれは無いかと思います。ちなみに左と真ん中の個体は種子親が非常に美しい青色の八重、花粉親が非常に濃い青色の一重の組合せです。八重は基本的にF1には出ないので、現時点では銅葉で一重の濃い青系の花になるのではないかと予測していますが、こればかりは咲いてみないとわかりません。

そして次の写真は上の写真の右の個体はそのまま残し、左はその右の個体と同じ交配組合せのものを並べてみました。この両者は両親は全く同じですが、性質が全然違います。葉の色もそうですし、枝張り具合も違います。おそらく左の個体は成長が早く横に広がるタイプで、右は成長が遅く直立性のタイプかと思います。



同じ両親でも遺伝の仕方はそれぞれですし、どちらの親に似るかもわからないし、両親よりもはるかにハイレベルな花になる可能性も秘めているので、それが育種の醍醐味でもあります。とりあえずオリジナルとしては初めての葉色(系統)なので、開花が楽しみな個体です。早ければ来年には花が見られそうです。
Posted at 2022/12/06 22:30:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | アジサイ | 趣味
2022年09月22日 イイね!

アジサイ育種プロジェクト2022 vol.1‐Hydrangea‐

アジサイ育種プロジェクト2022 vol.1‐Hydrangea‐アジサイ育種に取り組みはじめて3シーズン、今年も種蒔きの時期になりました。通算3度目の種蒔きです。今年はこれまでで一番多い58パターンの組合せで交配をしましたが、天候や気温の影響もあってか、最終的に採種できるのは14パターンになりそうです。長い時間日の当たる場所にあった蒴果が採種予定の1ヶ月前くらいに枯れこんでいたので、暑さが原因のような気もします。それでも14パターンは大丈夫そうなので、それだけ採れれば十分な育種は可能です。遮光シートで覆われたハウス内の種は全て結実してそうなので、来シーズンは結実率向上に向けた対策を考えたいと思います。

そんなこんなで、交配から約3ヶ月、ここ数日でしっかりと膨らんだ蒴果の8パターンを収穫しました。種は相変わらず極小サイズです。種子親側の品種によってもサイズは多少違いはありますが、下の写真の種子は特に大きい部類の方です。



次の写真は蒴果、つまり果実にあたる部分ですが、その蒴果の先端(柱頭)をカットした断面です。アジサイはとにかく花(両性花)が小さいためわかりにくいのですが、よく見ると花によって1つの花についている雌しべの数にばらつきがあります。だいたいは3~4本ですが、少ないものは2本の場合もあります。今まであまり気にしていませんでいたが、この断面を見ると、雌しべが4本の場合は、熟すと蒴果の中に4つの部屋ができ、それぞれの部屋の中に種ができています。つまり、雌しべが2本のものを交配に使うと、この部屋数が2箇所になり、種の数が減るようです。交配するにはできるだけ雌しべが4本ある両性花を選んだ方が良さそうです。また、これはあくまで想像ですが、仮に雌しべが4本ある両性花を選び、それぞれの雌しべに違う品種の花粉を受粉させれば、1つの蒴果で4パターンの種ができるのではないかと思います。ただ、そんなことをしてもとにかく全てが極小の世界での作業なので、そんなことをしても、どれがどの交配なのかわからなくなってしまいますし、テマリ咲きでもそこそこ両性花はあるので、基本は1つの両性花に対し受粉させる花粉親は1品種というのが現実的です。



余計な話しが長くなりましたが、とりあえず昨日ある程度乾燥が終わった7パターンを播種しました。ポットが8個あるのは、1パターンだけ種の量が多く、期待できる組合せだったため2ポット分播種しました。平均室温が25℃前後くらいのこの時期であれば播種後2週間弱で芽が出そろいます。花が確認できるのは早くて2024年の初夏になります。育種も軌道に乗り始めたので、このまま毎年交配を続けていけば、毎年オリジナルの新花を見ることができそうです。
Posted at 2022/09/22 23:01:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | アジサイ | 趣味
2022年09月08日 イイね!

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.8‐Hydrangea‐

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.8‐Hydrangea‐そろそろ今年もアジサイの播種の季節が近づいてきましたが、とりあえず7月下旬に摘芯をした去年のオリジナルの様子を防備録として載せてみました。トップの写真は摘芯したものとしていないものが混じっていますが、摘芯をした苗は摘心した箇所のすぐ下の腋芽がかなり伸びてきました。摘芯が7月下旬というと、新梢咲きでもない限り翌年の花芽ができるかどうかギリギリの時期ではありますが、これだけ伸びれば来年は花を見ることができるのではないかと思います。

そして下の写真は交配パターンの違う3種類をそれぞれ1つずつ抜き出して撮影したものです。



左の苗はかなり芽が伸びていて、摘芯が良い方向に出ているのではないかと思います。真ん中と右の苗もしっかりと芽が伸びているので、来年の開花を期待してしっかりと冬越しをさせたいところです。とりあえあずあと1ヶ月ほどは成長させ、10月中旬以降、休眠に向けて落葉させるよう調整します。

ちなみにこれらの実生苗はどんな花が咲くのか全く想像がつきません。今年から少し交配をはじめた朝顔は、発芽直後の胚軸(双葉の下の茎)の色である程度花色の予想がつくのですが、アジサイだと開花までは色はわかりません。播種から2~3年かけてようやく花を見ることができても、その殆どは花を見た瞬間、観賞価値という点で選別から漏れて処分となってしまいます。興味の無い人から見たら非常に効率の悪い手法で、無駄以外の何者でもないですが、まだ見ぬ新しい花を生み出す楽しみというのが育種の醍醐味です。努力は必ず報われるという世界とは真逆で、運も大きく左右されるのが育種の世界ですが、いつか一花咲かせてやろうと思いながら日々植物と向き合っています。
Posted at 2022/09/08 22:18:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | アジサイ | 趣味
2022年08月10日 イイね!

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.7‐Hydrangea‐

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.7‐Hydrangea‐色々と忙しくて約半年ぶりの更新となってしまいました。その間にタイヤもホイールも替わったのですが、それもまだアップしておりません。ただ写真もまだ撮れていないので、とりあえず今日は去年播種した2021オリジナルの経過を忘備録としてアップします。

とはいえ、前回からかなり間が空いているので、まずは今年の1月11日の実生苗から載せていきます。年明けはまだまだ1cmほどの小さな苗でした。



2月15日になると少しアジサイらしさが出てきていますが、それでもまだ6cm角ポットに余裕で入るサイズです。



その後、アジサイシーズン到来となり、多忙も多忙、実生苗の鉢上げがやっとで、7月26日に生育具合の良いものを中心に摘心しました。その中から3種類、21-01WO、21-04MN、21-08ENをトップの写真に載せました。

摘心から約2週間の8月8日の時点では、摘心したことでだいぶ芽が大きくなっています。







下の写真は21‐18ONです。基本的に管理番号が若い方が播種した時期が早いので、18番となるとこの時期でもまだ大きくはありません。



こちらは21‐17OMです。こちらはガクアジサイ系とヤマアジサイ系の種間雑種です。葉の性質もちょうど両者の中間で、しっかりと交雑できていることがわかります。



こちらは手前が21‐15OKで、後ろは21‐11OH、21‐26KMです。21‐15OKも種間雑種です。こちらは上の種間雑種よりも少しヤマアジサイの雰囲気が強く出ています。



とりあえず現在の状況を忘備録として載せました。実は2020オリジナルは今シーズン開花したのですが、まだ現時点ではここに載せることができません。載せられる時が来たら載せようとは思います。一応今年はその2020オリジナルのF2となる種も採種予定です。そして今年は50パターン以上の交配をし、そのうちの半分ほどは結実しそうなので、9月になったらそちらも採種予定です。また、そちらも時期をみて載せていきたいと思います。
Posted at 2022/08/10 21:51:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | アジサイ | 趣味
2021年12月29日 イイね!

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.6‐Hydrangea‐

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.6‐Hydrangea‐今シーズンはタイヤを替えようと思い、先日とあるお店へと行ってきたのですが、何とホイールが在庫切れで無いと言われ、入荷予定が2月下旬から3月上旬だと告げられました。コロナの影響なのかわかりませんが、職場でもやはり同じようなことを言われた人がいたようなので、結構な品不足なのかもしれません。元々今回はスタッドレスではなくオールシーズンにするつもりだったので、仕方なく3月上旬でもいいということで発注をお願いしてきました。そんなわけで、相変わらず大きな車ネタはそれほどないので、今年最後のブログもアジサイで終わりにしようと思います。

去年はひとまずお試しでアジサイ育種をはじめたのですが、今年はより本格的に育種をスタートしました。だいぶ前にも少しだけならやったことはありますが、今年が実質2回目です。というわけで、去年の今頃と今現在、どれくらい生育に差があるのか比べてみました。まずは1年前、つまりオリジナル2020の去年の様子です。



こうやって見ると、去年の12月はまだかなり小さく、こんな小さい状態で鉢上げしていたのかと思うくらい小さかったことがわかります。そしてこれがオリジナル2021、つまり今年播種した交配の今現在の様子です。今年は本格始動したという点や、播種した時期も少し早めにしたせいか、去年とは生育状況が全然違います。去年のノウハウや、種蒔き培土をオリジナル配合にしたのが活きたのかもしれません。今年はここまでかなり順調と言っていいかと思います。



ちなみに去年のオリジナル2020も1年前は1cmくらいの小さな芽でしたが、現在はだいぶ立派になりました。もう12月なのでほぼ落葉していますが、先端の芽はかなりしっかりとした芽がついています。特に成長の良かった苗はもう一回り大きなスリット鉢に移植して別の場所に置いてあるので、下の写真に写っているのは少し成長の遅い苗たちです。それでも十分立派な苗に育ってくれました。





去年の12月24日に播種したオリジナル2020の第4弾もしっかりとした苗といえるサイズになっています。



サイズ的には来年開花するか微妙なところですが、これだけあれば、何本かは開花する個体が出てこないかとちょっとだけ期待はしています。特に第4弾の苗は他よりも少し小さいですが、種子親、花粉親ともに新梢咲きの性質が強い品種の掛け合わせなので、その性質を引き継いでいれば咲いてくれるかもしれません。



そして気が早いですが、あと半年後にはまた開花シーズンを迎えることになります。早くも来年の交配計画も立てています。交配するには花を咲かせないとどうにもならないので、花芽がやられないように、やや耐寒性の低いものや絶対に交配に使いたいものなどは霜よけのためにハウスへと移動しました。無加温ハウスですので、夜間の室温は外気温とほぼ同じですが、アジサイは寒風や霜で花芽が飛ぶことが多いのため、無加温でもハウスはある程度効果があります。去年は不織布を使い冬囲いもしたのですが、今年は無加温ハウスのみで冬越しさせたいと思います。



来年もアジサイが中心の生活になりそうです。もちろん洗車もきとんと毎週しますけどね。
Posted at 2021/12/29 20:58:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | アジサイ | 趣味

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