
先日職場に市内の犯罪発生件数情報が貼り出されました。窃盗、盗撮、わいせつ事案などなど、まぁ田舎でもこのご時世色々と平和とは言えないものです。その中に盗まれやすい車なるものも書かれていました。CR-Zとかアテンザは当然入るわけもありませんが、逆にハリアーは当然のごとく入ってきます。需要という意味では確かに全然違いますからね。しかし売れる車とか人気がある車がいい車とは限らないんですけどね。個人的に
ハリアーは“繋ぎの4番”として考えているので、自分の中ではそこまで特別な車ではありません。
ある意味今は充電期間。あと5年後くらいにどこかのメーカーが面白いことをやってくれてることを期待してのハリアーです。その時のためにも大切に乗るというのは今までの車と変わりませんが。
さて、ウルトラシリーズでも盗みを働く宇宙人や怪獣はいくつか登場しましたが、今日はその中でも個性とキャラクター性が最高の怪盗ヒマラが登場する回を紹介します。放送日は1997年11月22日でタイトルはそのまま「怪盗ヒマラ」です。ウルトラマンダイナの第12話です。ヒマラは地球の美しい街並みや造形物が気に入ってしまい、街をそっくり盗んでコレクションにしようと企んだり、モアイ像や二宮金次郎像、信楽焼の狸までも盗むという骨董品マニアのような宇宙人です。一方侵略や破壊が目的ではないので、発言は一見紳士的ですが、街の人間は邪魔だから捨てるなどという発言もし、気に入ったものを収集するためには手段を選ばない自己中心的な一面もありました。
脚本は平成ウルトラシリーズで多くの作品を担当した太田愛氏で、ユーモアのあるヒマラは女性脚本家である太田氏ならではのキャラクター設定でした。太田氏はヒマラの他にも、ウルトラマンティガに登場したデバンやオビコなど、メッセージ性の強いキャラクターや個性のある宇宙人を登場させることが多い脚本家でした。それでは「怪盗ヒマラ」のストーリー紹介です。
怪盗ヒマラは誰にも気付かれず地球に降り立ち、綺麗な景色の街や遊園地をそっくり盗みだそうと計画を立てていた。スーパーGUTS本部ではそのヒマラからと思われるメッセージがFAXで送られてきた。そこには「マチヲ イタダク ヒマラ」と書かれていた。
ヒマラの正体を探るべく、カリヤ隊員とアスカは夕方の街をパトロールしていた。しかしその頃ヒマラは既に計画の実行を開始していた。丘の上に立つヒマラは、木箱から赤いシートを取り出すと、それを街に向かって放り投げた。
赤いシートは街の上空で巨大化し街を包むと、一瞬にして街は消えてしまった。
スーパーGUTSのレーダーも街の消失を捉えていた。日も落ち暗くなった街をパトロールし続けていたカリヤ隊員とアスカ隊員の前に突然ヒマラが現れる。アスカはゼレットの助手席から飛び出し、ヒマラの方へと走り出す。ヒマラはアスカに対し、自分は地球侵略が目的ではないと告げる。しかしヒマラは夕焼けの美しい街並みが気に入り、それを自分のものにすると言い出した。アスカが街はそこに暮らす人々のものだと怒るが、それに対しヒマラは、人間は邪魔なので捨ててしまうつもりだと言い放った。ヒマラは激怒するアスカに消えた街の場所が知りたいなら案内すると挑発する。
そしてゼレットでカリヤ隊員とともにアスカはヒマラの後を追う。すると突然ヒマラは額からテレポート光線を発射、ゼレットごと二人を消してしまう。
カリヤ隊員とアスカは消されてしまった街の中へと転送されてしまった。その街はずっと心地よい風が吹き続け、時計の針も止まり空もいつまでも夕陽の状態で時が止まっていた。風があるのに雲が動いていないのを見たアスカは、空が偽物の空だということに気付く。そして空を壊せば脱出できるかもしれないと考えた。
スーパーGUTSは消えた街の行方を徹底的に調べたが、依然その行方は掴めていなかった。ヒマラは雑居ビルの最上階の部屋で木箱の中に閉じ込めた夕陽の街を観賞して悦に浸っていた。
そして宇宙船を雑居ビルの屋上に準備し、地球から脱出する準備を始めるヒマラ。その頃カリヤ隊員とアスカは偽物の空を壊すためゼレットのゼラリアン砲を空に向かって発射していた。
ヒマラは木箱の引き出しをきちんと閉めていなかったため、その隙間からゼラリアン砲が飛び出し、それをスーパーGUTSのレーダーがキャッチ、ついにカリヤ隊員とアスカの居場所を特定する。ヒマラは引き出しから漏れ出ていたゼラリアン砲にに気付いて急いで引き出しを閉じるが、コウダ隊員とナカジマ隊員が既にヒマラの元へ向かっていた。
そしてコウダ隊員とナカジマ隊員は屋上にいたヒマラを発見、追い詰めていく。しかしヒマラもテレポート光線で反撃、逆にコウダ隊員が追い詰められてしまうが、ヒマラがコウダ隊員を襲おうとしている隙にナカジマ隊員はヒマラの木箱を回収してその場から脱出する。
ヒマラはコウダ隊員にテレポート光線を発射するが、それを避けられると、「また会おう」と言い残し、立ち去ろうとする。しかしナカジマ隊員に大切な木箱を回収されてしまったことに気付き、怒り狂って巨大な幻影となってナカジマ隊員の前に現れる。それに驚いたナカジマ隊員が木箱を落としてしまうと、引き出しが少し開き、そこから小さなウルトラマンダイナが飛び出し、幻影のヒマラの体内に入っていく。
そしてウルトラマンダイナはヒマラの作り出したヒマラワールドへと突入する。そこにはヒマラが盗み出した二宮金次郎像やモアイ像、信楽焼の狸などが置かれた不思議な空間だった。
ウルトラマンダイナはヒマラに立ち向かうが、ヒマラは突然姿を消してしまう。そしてウルトラマンダイナの背後を取り、パンチやキックを浴びせ、テレポート光線を放つが、ウルトラマンダイナはそれを間一髪避けると、光線はモアイ像に命中、モアイ像が消えてしまう。大切なモアイ像を失ってしまったヒマラは怒り、今度はウルトラマンダイナにパンチを浴びせようとするが、大切な信楽焼の狸の置物を盾に防がれてしまう。するとヒマラは電撃光線を放つが、それもバリヤーで跳ね返され、自分がダメージを負ってしまう。
最後はウルトラマンダイナのアッパーカットで現実世界へと吹き飛ばされ、自分の用意した宇宙船に激突、タイミングよく宇宙船が離陸時間を向かえ、宇宙船とともに宇宙へと消えていってしまった。
その後、木箱に閉じ込められた街は元に戻り、夕陽も無事沈んでいった。
ちなみに怪盗ヒマラだったらハリアーなんてメジャーな車なんて盗まないでしょうね。パオとかミゼットⅡとかヒミコあたりがお気に入りかもしれませんね。
Posted at 2018/06/06 20:32:28 | |
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