
昨日の日本時間深夜におこなわれたサッカーW杯決勝トーナメント進出をかけた日本対ポーランドの一戦、日本は後半に1点を取られ、別会場で同時進行されていたセネガル対コロンビアが0-0で後半も試合終了に近づいていました。このまま日本代表のW杯は終了かと思っていた時、コロンビアが残り時間少ない後半に1点を取って、日本は土壇場で2位に浮上、薄氷を踏むような流れで決勝トーナメント進出を決めました。前回セネガル戦で本田が同点ゴールを決めていなければ、この結果はなかったわけで、昨日のポーランド戦の川島のスーパーセーブがなければやはり決勝には行けなかったことになります。二人とも色々叩かれる立場でしたが、終わってみれば結果的には良かったと言えるのではないでしょうか。なにはともあれ、もう少し楽しめる時間が増えたということで良かったです。
ということで、今日はサッカーに絡めたウルトラマンストーリー紹介です。紹介するのは2006年5月6日放送のウルトラマンメビウス第5話「逆転のシュート」です。GUYSのジョージ隊員は入隊以前はスペインリーグに所属するプロサッカー選手でした。しかしスタンドプレーばかり目立つ孤高のプレーヤーとして嫌われ者となってしまい、バッシングの対象になってしまいます。そして引退、GUYSへと入隊しますが、そこでもスタンドプレーをしてしまい、リュウ隊員と衝突、GUYSを辞めようとしてしまいます。しかしミライによってジョージ隊員は思いとどまり、怪獣サドラ相手に持ち前の動体視力を発揮します。そして殉職したと思われていたセリザワ前隊長の登場とハンターナイトツルギがこの回で初めて登場します。これ以降、敵なのか味方なのかわからない謎の戦士ハンターナイトツルギが度々登場することとなります。それでは今日は「逆転のシュート」のストーリー紹介です。
ある夜、謎の女が宇宙から怪獣ディノゾールを地球へ呼び出そうとしていた。しかし、ディノゾールは地球へ向かう途中、ハンターナイトツルギのナイトシュートによって倒された。
その頃GUYS本部ではGUYSの戦いぶりやウルトラマンメビウスが世間で認められはじめ、週刊誌でも特集が組まれ隊員たちはそれを見ながら喜んでいた。しかしジョージ隊員だけはその輪に入らず、不機嫌そうに本部から出て行ってしまう。
リュウ隊員は放っておけと突き放すが、ミライは大切な仲間だとリュウ隊員に耳を貸さずジョージを追いかけていく。ジョージ隊員はGUYSの敷地にあるサッカーグランドにいた。ジョージ隊員はかつて、サッカーのスペインリーグに所属し、3年連続得点王になった実力の持ち主だったが、その能力ゆえにチームプレイより自分の個の力で試合を作ろうとしてしまい、それが自分本位のプレーだとチームメイトやマスコミから非難を浴びた過去があった。
グランドでジョージ隊員を発見したミライは必殺の流星シュートを見せてくれとゴールの前に立ちはだかる。ゴール脇にはミライの後を追いかけてきたマリナ隊員とテッペイ隊員とコノミ隊員の姿もあった。しかし素人のミライに馬鹿にされたと感じたジョージ隊員は笑えないジョークだと告げ怒ってその場から立ち去ってしまう。
そんな時、本部にミサキ総監代行から霧吹山に怪獣が出現した可能性があると緊急連絡が入り、GUYSはガンフェニックスで出動することとなった。
現場は深い霧に包まれ、電磁波による影響でレーダーも使えない状況になっていた。しかしジョージ隊員の動体視力は怪獣の動きを見逃さなかった。本部のドキュメントMATのファイルにはその怪獣と同種族の岩石怪獣サドラの記録が残っていた。そのデータにより、サドラの弱点は左右の耳の先端だとサコミズ隊長から隊員たちに知らされる。しかし霧が深くレーダーも使えない状況で隊員たちは不利な展開だったが、ジョージ隊員は自分にはサドラの動きが見えると強気になりスタンドプレーに走ってしまう。ジョージ隊員は狙いを定め、バリアブルパンサーを発射する。しかしバリアブルパンサーがサドラに直撃する直前、突然地上から光線が発射され相殺されてしまう。地上にいたのは謎の女だった。その隙にサドラは霧で煙幕を張り姿をくらましてしまう。
霧の影響を受け、リュウ隊員とミライは地上へと降りることとなってしまう。一方マリナ隊員はガンウィンガーの中で獣が獲物を食べる時のような嫌な音を聞く。それは謎の女がサドラを捕食する音だった。
林の中でミライは謎の女に遭遇するが、謎の女は霧の中に姿を消してしまう。リュウ隊員も林の中で何者かの気配を感じ、トライガーショットに手をかけた。そして振り向きざまにトライガーショットを構えると、その先には殉職したはずのセリザワ前隊長の姿があったが、すぐにその姿は消えてしまう。
その後本部へと戻った隊員たちだったが、リュウ隊員は独断でバリアブルパンサーを発射し外してしまったジョージ隊員に詰め寄る。ジョージ隊員は地上から何者かによって妨害されたと言い返すが、それを言い訳だと捉えたリュウ隊員はさらに怒ってしまう。するとジョージ隊員はもうGUYSには自分の居場所は無いと吐き捨て本部から出て行ってしまう。ミライがそれを追いかけようとするが、リュウ隊員に絶対に追うなと強くクギを刺され立ち止まってしまう。悪い空気の漂う本部だったが、そんな中サコミズ隊長が大好物であるコーヒー豆を切らしてしまったことに気付き、マリナ隊員を呼びコーヒー豆を買ってきてくれるよう頼んだ。それはジョージ隊員の元にマリナ隊員を行かせるため、サコミズ隊長が機転を利かせたものだった。
ジョージ隊員は基地内のロッカールームで荷物を整理し出て行こうとしていた。そこにマリナ隊員が現れ、ジョージ隊員の荷物から週刊誌を取り出した。週刊誌にはスペインリーグ時代のジョージ隊員のことが書かれていて、記事によるとジョージ隊員はスタンドプレーばかりでチームメイトから嫌われていて、プライドの高いジョージ隊員は引退の理由を怪我ではなくGUYS入隊を言い訳にしていたという内容が書かれていた。それを見たマリナ隊員は最近ジョージ隊員が機嫌を悪くしていた原因が週刊誌のせいであることに気付く。しかしジョージ隊員は世間がどう言おうが自分には関係ないと開き直り、さらにチームメイトから嫌われていたのは事実で、チームプレイは自分には向いていないと告げロッカールームから出て行く。ロッカールームを出ると、目の前にミライが立っていた。ミライは自分とサッカーで勝負してほしいと言うが、そのジョークは聞き飽きたと言いジョージ隊員は立ち去ろうとする。するとミライは逃げるのかとジョージ隊員に食い下がる。そして自分と勝負するのが怖いのかとジョージ隊員に言うと、ジョージ隊員は遂に勝負を受けることを承諾した。
勝負はPKでジョージ隊員が蹴り、3本のうち1本でもミライが止められたらミライの勝利というルールになった。そしてマリナ隊員が見守る中、グランドで勝負がはじまった。1本目のシュートでミライは球筋を確認し、2本目のシュートでミライはシュートに反応し止めようとするが、ジョージ隊員のシュートの威力でゴールに押し込まれてしまう。そして3本目の勝負でジョージ隊員は自分の全ての力をぶつけシュートを放つが、あろうことかシュートを外してしまい、ジョージ隊員は潔く負けを認めた。
その夜、ジョージ隊員は本部へと戻ってきた。みんなジョージ隊員を歓迎したが、リュウ隊員一人だけはジョージ隊員を許していなかった。その頃、東多摩ニュータウンに謎の女が現れた。すると謎の女に吸い寄せられるかのようにサドラも出現する。サドラから街を守るためGUYSはガンフェニックスで出動する。サドラを発見した隊員たちはガンフェニックスを分離、ガンウィンガーとガンローダー2機でサドラに挑む。そしてリュウ隊員はガンウィンガーで攻撃するが、またしても地上から謎の女によって妨害され、さらに謎の女が放った光線でガンウィンガーは撃墜され不時着することになってしまう。ジョージ隊員はガンローダーでサドラに狙いを定め攻撃、命中させるが、サドラに背後をとられたガンローダーは叩き落とされそうになり絶体絶命のピンチを向かえてしまう。
その時ミライがウルトラマンメビウスに変身、間一髪サドラの前に立ちはだかり、ガンローダーを救う。しかしサドラは体から霧を発生させ姿をくらますと、ウルトラマンメビウスの背後から襲いかかる。サドラの霧と瞬間移動で翻弄されたウルトラマンメビウスはサドラの攻撃を受け続け、倒れ込んでしまう。そしてカラータイマーが点滅したウルトラマンメビウスにとどめを刺そうとサドラが迫る。その時、ジョージ隊員がサコミズ隊長にメテオール解禁の指示を仰ぐ。それを受けサコミズ隊長はメテオール解禁を指示、ガンローダーのマニューバモードを起動させたジョージ隊員は、サドラの攻撃を全て回避しながら近づくと、バリアブルパンサーを発射、見事サドラの弱点の耳の先端に命中させることに成功する。
そしてサドラが弱ったのを見たウルトラマンメビウスはメビュームシュートを発射、サドラは撃退された。サドラを倒し、ウルトラマンメビウスが飛び立とうとしたその時、突如背後に別のサドラが出現、さらに立て続けにもう1体サドラが出現し、エネルギーの残っていないウルトラマンメビウスはサドラに踏みつけられピンチになってしまう。
すると突然青色の光線が上空から放たれ、1体のサドラが撃退された。そして上空から青い鎧をまとったハンターナイトツルギが現れ、もう1体のサドラもハンターナイトツルギの放ったナイトシュートで倒された。ハンターナイトツルギはサドラを倒すとまた上空へと消えていった。
コーヒーの買い出しをマリナ隊員に頼むサコミズ隊長の表情がなんとも優しげで、素敵な紳士かつ上司って感じですね。ウルトラシリーズの防衛チームに登場する歴代の隊長の中でも一番と言っていいくらい優しそうな雰囲気のサコミズ隊長ですが、演じた俳優田中実はウルトラマンメビウス放送終了から5年後自殺してしまいました。他のウルトラシリーズでの活躍も見たかっただけに残念でした。
Posted at 2018/06/29 19:22:11 | |
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