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Agent ジンのブログ一覧

2018年06月29日 イイね!

♯逆転のシュート【土壇場での決勝トーナメント進出】

♯逆転のシュート【土壇場での決勝トーナメント進出】昨日の日本時間深夜におこなわれたサッカーW杯決勝トーナメント進出をかけた日本対ポーランドの一戦、日本は後半に1点を取られ、別会場で同時進行されていたセネガル対コロンビアが0-0で後半も試合終了に近づいていました。このまま日本代表のW杯は終了かと思っていた時、コロンビアが残り時間少ない後半に1点を取って、日本は土壇場で2位に浮上、薄氷を踏むような流れで決勝トーナメント進出を決めました。前回セネガル戦で本田が同点ゴールを決めていなければ、この結果はなかったわけで、昨日のポーランド戦の川島のスーパーセーブがなければやはり決勝には行けなかったことになります。二人とも色々叩かれる立場でしたが、終わってみれば結果的には良かったと言えるのではないでしょうか。なにはともあれ、もう少し楽しめる時間が増えたということで良かったです。

ということで、今日はサッカーに絡めたウルトラマンストーリー紹介です。紹介するのは2006年5月6日放送のウルトラマンメビウス第5話「逆転のシュート」です。GUYSのジョージ隊員は入隊以前はスペインリーグに所属するプロサッカー選手でした。しかしスタンドプレーばかり目立つ孤高のプレーヤーとして嫌われ者となってしまい、バッシングの対象になってしまいます。そして引退、GUYSへと入隊しますが、そこでもスタンドプレーをしてしまい、リュウ隊員と衝突、GUYSを辞めようとしてしまいます。しかしミライによってジョージ隊員は思いとどまり、怪獣サドラ相手に持ち前の動体視力を発揮します。そして殉職したと思われていたセリザワ前隊長の登場とハンターナイトツルギがこの回で初めて登場します。これ以降、敵なのか味方なのかわからない謎の戦士ハンターナイトツルギが度々登場することとなります。それでは今日は「逆転のシュート」のストーリー紹介です。



ある夜、謎の女が宇宙から怪獣ディノゾールを地球へ呼び出そうとしていた。しかし、ディノゾールは地球へ向かう途中、ハンターナイトツルギのナイトシュートによって倒された。



その頃GUYS本部ではGUYSの戦いぶりやウルトラマンメビウスが世間で認められはじめ、週刊誌でも特集が組まれ隊員たちはそれを見ながら喜んでいた。しかしジョージ隊員だけはその輪に入らず、不機嫌そうに本部から出て行ってしまう。



リュウ隊員は放っておけと突き放すが、ミライは大切な仲間だとリュウ隊員に耳を貸さずジョージを追いかけていく。ジョージ隊員はGUYSの敷地にあるサッカーグランドにいた。ジョージ隊員はかつて、サッカーのスペインリーグに所属し、3年連続得点王になった実力の持ち主だったが、その能力ゆえにチームプレイより自分の個の力で試合を作ろうとしてしまい、それが自分本位のプレーだとチームメイトやマスコミから非難を浴びた過去があった。



グランドでジョージ隊員を発見したミライは必殺の流星シュートを見せてくれとゴールの前に立ちはだかる。ゴール脇にはミライの後を追いかけてきたマリナ隊員とテッペイ隊員とコノミ隊員の姿もあった。しかし素人のミライに馬鹿にされたと感じたジョージ隊員は笑えないジョークだと告げ怒ってその場から立ち去ってしまう。



そんな時、本部にミサキ総監代行から霧吹山に怪獣が出現した可能性があると緊急連絡が入り、GUYSはガンフェニックスで出動することとなった。



現場は深い霧に包まれ、電磁波による影響でレーダーも使えない状況になっていた。しかしジョージ隊員の動体視力は怪獣の動きを見逃さなかった。本部のドキュメントMATのファイルにはその怪獣と同種族の岩石怪獣サドラの記録が残っていた。そのデータにより、サドラの弱点は左右の耳の先端だとサコミズ隊長から隊員たちに知らされる。しかし霧が深くレーダーも使えない状況で隊員たちは不利な展開だったが、ジョージ隊員は自分にはサドラの動きが見えると強気になりスタンドプレーに走ってしまう。ジョージ隊員は狙いを定め、バリアブルパンサーを発射する。しかしバリアブルパンサーがサドラに直撃する直前、突然地上から光線が発射され相殺されてしまう。地上にいたのは謎の女だった。その隙にサドラは霧で煙幕を張り姿をくらましてしまう。



霧の影響を受け、リュウ隊員とミライは地上へと降りることとなってしまう。一方マリナ隊員はガンウィンガーの中で獣が獲物を食べる時のような嫌な音を聞く。それは謎の女がサドラを捕食する音だった。



林の中でミライは謎の女に遭遇するが、謎の女は霧の中に姿を消してしまう。リュウ隊員も林の中で何者かの気配を感じ、トライガーショットに手をかけた。そして振り向きざまにトライガーショットを構えると、その先には殉職したはずのセリザワ前隊長の姿があったが、すぐにその姿は消えてしまう。



その後本部へと戻った隊員たちだったが、リュウ隊員は独断でバリアブルパンサーを発射し外してしまったジョージ隊員に詰め寄る。ジョージ隊員は地上から何者かによって妨害されたと言い返すが、それを言い訳だと捉えたリュウ隊員はさらに怒ってしまう。するとジョージ隊員はもうGUYSには自分の居場所は無いと吐き捨て本部から出て行ってしまう。ミライがそれを追いかけようとするが、リュウ隊員に絶対に追うなと強くクギを刺され立ち止まってしまう。悪い空気の漂う本部だったが、そんな中サコミズ隊長が大好物であるコーヒー豆を切らしてしまったことに気付き、マリナ隊員を呼びコーヒー豆を買ってきてくれるよう頼んだ。それはジョージ隊員の元にマリナ隊員を行かせるため、サコミズ隊長が機転を利かせたものだった。



ジョージ隊員は基地内のロッカールームで荷物を整理し出て行こうとしていた。そこにマリナ隊員が現れ、ジョージ隊員の荷物から週刊誌を取り出した。週刊誌にはスペインリーグ時代のジョージ隊員のことが書かれていて、記事によるとジョージ隊員はスタンドプレーばかりでチームメイトから嫌われていて、プライドの高いジョージ隊員は引退の理由を怪我ではなくGUYS入隊を言い訳にしていたという内容が書かれていた。それを見たマリナ隊員は最近ジョージ隊員が機嫌を悪くしていた原因が週刊誌のせいであることに気付く。しかしジョージ隊員は世間がどう言おうが自分には関係ないと開き直り、さらにチームメイトから嫌われていたのは事実で、チームプレイは自分には向いていないと告げロッカールームから出て行く。ロッカールームを出ると、目の前にミライが立っていた。ミライは自分とサッカーで勝負してほしいと言うが、そのジョークは聞き飽きたと言いジョージ隊員は立ち去ろうとする。するとミライは逃げるのかとジョージ隊員に食い下がる。そして自分と勝負するのが怖いのかとジョージ隊員に言うと、ジョージ隊員は遂に勝負を受けることを承諾した。



勝負はPKでジョージ隊員が蹴り、3本のうち1本でもミライが止められたらミライの勝利というルールになった。そしてマリナ隊員が見守る中、グランドで勝負がはじまった。1本目のシュートでミライは球筋を確認し、2本目のシュートでミライはシュートに反応し止めようとするが、ジョージ隊員のシュートの威力でゴールに押し込まれてしまう。そして3本目の勝負でジョージ隊員は自分の全ての力をぶつけシュートを放つが、あろうことかシュートを外してしまい、ジョージ隊員は潔く負けを認めた。



その夜、ジョージ隊員は本部へと戻ってきた。みんなジョージ隊員を歓迎したが、リュウ隊員一人だけはジョージ隊員を許していなかった。その頃、東多摩ニュータウンに謎の女が現れた。すると謎の女に吸い寄せられるかのようにサドラも出現する。サドラから街を守るためGUYSはガンフェニックスで出動する。サドラを発見した隊員たちはガンフェニックスを分離、ガンウィンガーとガンローダー2機でサドラに挑む。そしてリュウ隊員はガンウィンガーで攻撃するが、またしても地上から謎の女によって妨害され、さらに謎の女が放った光線でガンウィンガーは撃墜され不時着することになってしまう。ジョージ隊員はガンローダーでサドラに狙いを定め攻撃、命中させるが、サドラに背後をとられたガンローダーは叩き落とされそうになり絶体絶命のピンチを向かえてしまう。



その時ミライがウルトラマンメビウスに変身、間一髪サドラの前に立ちはだかり、ガンローダーを救う。しかしサドラは体から霧を発生させ姿をくらますと、ウルトラマンメビウスの背後から襲いかかる。サドラの霧と瞬間移動で翻弄されたウルトラマンメビウスはサドラの攻撃を受け続け、倒れ込んでしまう。そしてカラータイマーが点滅したウルトラマンメビウスにとどめを刺そうとサドラが迫る。その時、ジョージ隊員がサコミズ隊長にメテオール解禁の指示を仰ぐ。それを受けサコミズ隊長はメテオール解禁を指示、ガンローダーのマニューバモードを起動させたジョージ隊員は、サドラの攻撃を全て回避しながら近づくと、バリアブルパンサーを発射、見事サドラの弱点の耳の先端に命中させることに成功する。



そしてサドラが弱ったのを見たウルトラマンメビウスはメビュームシュートを発射、サドラは撃退された。サドラを倒し、ウルトラマンメビウスが飛び立とうとしたその時、突如背後に別のサドラが出現、さらに立て続けにもう1体サドラが出現し、エネルギーの残っていないウルトラマンメビウスはサドラに踏みつけられピンチになってしまう。



すると突然青色の光線が上空から放たれ、1体のサドラが撃退された。そして上空から青い鎧をまとったハンターナイトツルギが現れ、もう1体のサドラもハンターナイトツルギの放ったナイトシュートで倒された。ハンターナイトツルギはサドラを倒すとまた上空へと消えていった。



コーヒーの買い出しをマリナ隊員に頼むサコミズ隊長の表情がなんとも優しげで、素敵な紳士かつ上司って感じですね。ウルトラシリーズの防衛チームに登場する歴代の隊長の中でも一番と言っていいくらい優しそうな雰囲気のサコミズ隊長ですが、演じた俳優田中実はウルトラマンメビウス放送終了から5年後自殺してしまいました。他のウルトラシリーズでの活躍も見たかっただけに残念でした。
Posted at 2018/06/29 19:22:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | スポーツ | スポーツ
2018年06月28日 イイね!

♯怪獣殿下(前編)/怪獣殿下(後編)【強い大阪】

♯怪獣殿下(前編)/怪獣殿下(後編)【強い大阪】大阪北部を震源とする地震から10日。一昨日のニュースでも北海道や関東の沿岸などで30年以内の巨大地震の確率が高まっているということをやっていました。Xデーはいつどこにでも起こりうることを想定していないといけないというわけですね。

そして今日のウルトラシリーズエピソード紹介は、大阪は負けないという応援の意味を込めて、怪獣にも負けない大阪が描かれた1967年1月8日放送の初代ウルトラマン「怪獣殿下(前編)」と翌週1月15日放送の「怪獣殿下(後編)」を紹介します。大阪の観光名所である大阪城に現れたゴモラを科学特捜隊と自衛隊とウルトラマンが一致団結して倒します。当時の子どもには大阪城が狙われるシーンは衝撃だったようですが、それだけミニチュアの完成度も高かったといえます。それではゴモラにも負けない大阪が舞台となった「怪獣殿下」の紹介です。



大阪に怪獣オタクの少年で「怪獣殿下」というあだ名のオサムがいた。オサムは怪獣の存在を信じていたが、友達に怪獣なんていないと馬鹿にされていた。一方南太平洋にあるジョンスン島のジャングルでは阪神大学の中谷教授率いる学術調査隊が泊まり込みで調査をおこなっていた。科学特捜隊にアラシ隊員はその一行に射撃の腕前を見込まれて参加していた。



調査隊が島に入って4日目の夜、中谷教授とアラシ隊員はゴモラザウルスについて話しをしていた。ゴモラザウルスは1億5千万年前に存在していた生物だった。翌日調査隊が島を調査しているとゴモラザウルスが出現。アラシ隊員はスパイダーで攻撃しようとすると、中谷教授は攻撃するなとアラシ隊員をとめる。中谷教授はゴモラを生け捕りにするつもりだった。翌朝、日本でも毎日新聞の一面に「ゴモラは生きていた」という記事が出た。オサムはそれを切り抜き得意げに学校へと持って行く。そしてオサムの友達たちはそれまで怪獣などいないとオサムを馬鹿にしていたが、新聞にゴモラが載ったことでオサムを信用するようになる。その頃科学特捜隊では万博へゴモラを展示するため、ゴモラの空輸を依頼され、その作戦が練られていた。そしてゴモラはワシントン大学のスミス博士が発明したUNG麻酔弾で眠らせて運ぶことが決まった。しかしUNG麻酔弾はその効力が6時間とされていた。科学特捜隊はジョンスン島へと渡る。UNG麻酔弾もニューヨーク科学特捜隊支部からジョンスン島へと運ばれた。そして作戦は開始、アラシ隊員によって撃ち込まれたUNG麻酔弾でゴモラが眠るとゴモラはビートルで急いで空輸されることになった。六甲山では万一に備え非常線が張られていた。そこにオサムとその友達3人がゴモラを一目見ようとやって来る。オサムたちは警備員に止められてしまうが、そこに到着したフジ隊員と警備員が話している隙に非常線を越えて中へと入っていってしまう。一方空輸されていたゴモラは、あと少しで大阪に到着するという所で突然目を覚まし、ネットの中で暴れ始めてしまう。ビートル墜落の危機に、ムラマツ隊長は仕方なくゴモラを六甲山中に落下させる決断をする。



ゴモラが落下した付近にはオサムとその友達3人がいた。オサムの友達は空から落ちたゴモラは死んでしまったと話すが、大怪獣のゴモラが空から落ちたくらいでは死なないとオサムは主張する。オサムはそれを確かめるためゴモラの近くまで行こうとするが、友達2人は怖がって帰ってしまう。残った友達とオサムは2人でゴモラの落下地点まで行くこととなる。科学特捜隊と空輸に同行していた中谷教授も急いで落下地点へと向かう。中谷教授は暴れるゴモラを見て、落下の衝撃で本来の生活力を取り戻し恐るべき怪獣へと変貌したと話す。科学特捜隊はやむを得ずゴモラを攻撃することとなった。その時ハヤタがオサムとその友達を発見、家へと帰るよう促す。



科学特捜隊による集中攻撃を浴びたゴモラだったが、攻撃をやめると、そこにゴモラの姿は無かった。ゴモラは地中へと逃げてしまっていた。いつまたどこからゴモラが現れるか見通しのつかない大阪の街は恐怖で静まりかえっていた。そして大阪タワーにゴモラ対策本部が置かれ、科学特捜隊と中谷教授は大阪タワーへと向かった。その頃オサムとその友達が団地の空き地で怪獣ごっこをしていると、そこにゴモラが出現してしまう。オサムは友達に通報するよう言って、自分は見張りとしてその場に残った。そして暴れるゴモラをどうにかしようとオサムは空に向かって大声でウルトラマンを呼ぶ。するとそこにウルトラマンが飛んできて、ゴモラに立ち向かう。しかしゴモラの強力な尻尾で連打されウルトラマンはダメージを受け、動けなくなってしまう。



その時ハヤタがウルトラマンに変身する時に使うベータカプセルがオサムの元へと落ちてきた。オサムはそれを拾った。



ウルトラマンはゴモラの度重なる攻撃を受け、ふらつきながらもスペシウム光線を放とうとするが、その隙にゴモラは地中へと逃げてしまう。ゴモラが姿を消し、ウルトラマンは一度退散する。





そして後編へと続く。



ゴモラが現れた空き地へとアラシ隊員とイデ隊員が駆けつけるが、ゴモラは既に姿を消した後だった。科学特捜隊はゴモラ対策本部のある大阪タワーへと集結、そこでムラマツ隊長から次の作戦が指示された。フジ隊員は再度ニューヨーク科学特捜隊支部にUNG麻酔弾を発注し、ハヤタは本部へとマルス133と小型発信機を取りに、アラシ隊員は府警を通じて緊急避難命令を発令、そしてイデ隊員はビーコンを製作することとなった。



緊急避難命令を受け、オサムの家ではオサムの母が急いで荷物を整理し避難しようとするが、オサムの父はどこへ出るのかわからないのに逃げても同じだと全く動じず、部屋で釣り竿の手入れをしていた。そして一度出た場所にはもう出ないとまで言い、さらにウルトラマンが来て今度こそ倒してくれると呑気に気構えていた。



その後、何事も無く4時間が過ぎ、その間、ハヤタも本部から武器を持って戻り、イデ隊員のビーコンも完成した。作戦の準備が着々と進む中、ついに大阪市街にゴモラが出現する。



科学特捜隊はスパイダーとマルス133でゴモラを集中攻撃する。そしてハヤタが放ったマルス133によりゴモラ最大の武器である尻尾が切断される。





尻尾を切断されもがくゴモラは地中へと逃げようとする。そこへイデ隊員が開発したビーコンをアラシ隊員がゴモラに撃ち込んだ。



ビーコンの情報によると、地中へと逃げたゴモラは大阪城へと向かっていることがわかった。



ハヤタ、アラシ隊員、イデ隊員も大阪城方面へと急行する。その頃オサムの家ではラジオでゴモラが大阪城付近に向かっているというニュースを知り、オサムの母は父とオサムに避難を促すが、相変わらずオサムの父は自分たちの住んでいる場所には関係ないと他人事だった。オサムも机からベータカプセルを取り出すと、ウルトラマンに届けなければと両親の目を盗んで家から出て行ってしまう。


ゴモラ対策本部ではニューヨーク科学特捜隊支部から電話が入る。ムラマツ隊長がそれを受けるが、電話の内容はあろうことかUNG麻酔弾が在庫切れだという連絡だった。そしてゴモラは予想通り大阪城近くへと出現する。待機していた自衛隊が戦車で集中攻撃をするが、ゴモラは全く動じず、大阪城へと進行していく。





街では大阪府警が警備体制を敷いていたが、そこにベータカプセルを持ったオサムが現れ、警察官にベータカプセルを見せ、大事なものを届けたいと頼み込む。すると子どもの直感を信じた警察官はオサムをパトカーに乗せ大阪城へと向かう。大阪城では自衛隊や科学特捜隊の攻撃もむなしく大阪城がゴモラによってだんだんと破壊されていく。その時ゴモラを攻撃するハヤタのもとへベータカプセルを持ったオサムが駆けつける。オサムはウルトラマンの大切なものだと言ってベータカプセルをハヤタへ託す。



ハヤタはベータカプセルを受け取ると、オサムを安全な場所へと避難させ、ウルトラマンへと変身する。



最初の戦いではウルトラマンを圧倒し、エネルギー切れ寸前にまで追い込んだゴモラだったが、2度目は武器である尻尾を切断されていて、本来の力を発揮できず、逆にウルトラマンに簡単に投げ飛ばされてしまう。そして角を折られ弱ってしまいまたしても地中へと逃げ込もうとするが、地面を掘る力も残されていなかったゴモラはウルトラマンに再度投げ飛ばされ、その後スペシウム光線を受け倒された。





オサムはその後ハヤタからベータカプセルを届けてくれたお礼に特別に流星バッジをプレゼントしてあげた。

ちなみに東京近郊が舞台というイメージが多かったウルトラマンですが、この「怪獣殿下」は大阪ABC朝日放送から要請を受け大阪ロケが実現したという経緯があります。そしてオサム役の子役稲吉千春はのちのウルトラセブン第14話「闇に光る目」でもメインの子役であるヒロシ役を演じています。昭和の子役という雰囲気が特撮によくマッチしていた感じがします。

それからゴモラという名前は聖書に登場する「ソドムとゴモラ」が由来だそうです。ソドムの方もウルトラマンダイナの第21話「発熱怪獣3000度」に登場しています。ただしゴモラは実際に聖書に登場していますが、ジョンスン島という島は存在していないようで、劇中に登場する架空の島のようです。

また、この「怪獣殿下」のストーリーを彷彿とさせるストーリーがやはりウルトラマンダイナの「滅びの微笑」でも描かれています。こちらは阪神淡路大震災から復興した神戸・大阪を描いたストーリーで、平成シリーズでは珍しく戦車部隊による集中攻撃のシーンがあったり、ビーコンの替わりにモンスターキャッチャーで怪獣の居場所を特定したり、主役のアスカが変身アイテムリーフラッシャーをなくしてしまい、それを拾った子どもが大人の目を盗んでアスカまで届け、大阪城の敷地内で変身する点など数々のオマージュが見られます。こちらのストーリーはまだ未紹介なので、機会があればこちらも紹介します。
Posted at 2018/06/28 20:43:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ニュース | ニュース
2018年06月25日 イイね!

♯虹の怪獣魔境【白虹出現】

♯虹の怪獣魔境【白虹出現】アテンザの時は金曜の夜によく洗車してましたが、最近は土曜の朝に洗車することが増えています。先週は金曜が出張ということで、その前日木曜に洗車したため、今回は日曜の朝に洗いました。洗車していると、太陽の周りに白虹が出ていました。日暈といった方がわかりやすいですかね。綺麗に出るとたまにニュースになったりしますね。太陽の周りに出るので、まぶしくてじっくりとは見れませんが、リアガラスに反射したものならよく見えます。洗車の最中に急いで撮ったので、スマホでの撮影ということであまり綺麗に撮れなかったのが残念ですが。

今日は虹のような輪ということで、タイトルに虹がつく回を取り上げます。紹介するのは1997年3月1日放送のウルトラマンティガ第26話「虹の怪獣魔境」です。樹海に出現した虹の奥に出現した異次元空間に迷い込んでしまった家族にシルバゴンが迫ります。怪力でウルトラマンティガを圧倒するシルバゴンにも静止しているものは見えないという弱点がありました。その弱点がなければウルトラマンティガも危なかったのではと思わせる強敵でした。ちなみに家族が乗っていた車は当時ヒットした三菱のデリカです。



馬場家はその日、休日を利用して父の運転で山道をドライブしていた。その道中、虹を発見。息子のコウタと娘のリエが虹の方を通って行こうと言い出し、父はしぶしぶ回り道をすることになった。そして虹の出ている獅子鼻樹海方面へと車を走らせる。しかし車は気付かないうちに謎の異次元空間へと入って行ってしまう。



カーナビも反応せず、出口がわからなくなってしまう家族。夜になり、道端で大量の車を発見、父は助けを求めようと車を降りて、他の車の方へと歩いて行くが、車内には白骨化した遺体があった。



ことの重大さに気付いた家族だったが、そこに追い打ちを掛けるかのように怪獣シルバゴンが現れる。父は急いで車を急発進させるとシルバゴンが追いかけてきた。しかし異次元空間を何度も走り回っていたためガス欠を起こして車は停まってしまう。車が停まるとシルバゴンは追うのをやめ、去って行った。



その頃GUTSでは獅子鼻樹海で虹の中に車が消えたという目撃情報が入っていた。ヤズミ隊員が当時の気象データをモニターに出したが、その時の獅子鼻樹海では虹の出るような気象条件ではなかった。



獅子鼻樹海は強力磁場が発生していてガッツウイングでは危険というヤズミ隊員とムナカタ副隊長の意見で、GUTSはシャーロックとデラムで現場へ出動することとなった。獅子鼻樹海近くに到着したGUTSは目撃情報のあった場所へと向かおうとするが、寄せられた情報にあった道路は存在していなかった。通報は嘘だったのではとシンジョウ隊員が疑うが、ダイゴの虹が出たらまた異変が起こるかもしれないという一言で隊員たちは様子を見ることとなった。



一方遭難した馬場家は父が作った野草のスープで暖をとっていた。



その時上空に虹が出現、しかしレナ隊員は上下が逆さまだと不審に思う。隊員たちは寄せられた情報の場所へと再度向かうと、さっきまでは無かったはずの道路がいつのまにかできていた。GUTSはその怪しい道路を調査するためシャーロックとデラムでその道へと入って行く。



しかし異次元空間の中ではガギⅡが出現、ガギⅡの作り出した透明なドーム状のバリア内にコウタとリエが閉じ込められてしまい、母のミユキもガギⅡに襲われてしまう。



悲鳴を聞いたGUTSの隊員たちは車から降り、急いで悲鳴のする方へと走っていく。するとバリアに閉じ込められたコウタとリエを発見する。ダイゴがガッツハイパーでバリアを壊そうとするも、通常兵器ではバリアはびくともしなかった。そこに同じく悲鳴を聞いた父が駆けつけてきた。そこにシルバゴンが出現、ガギⅡに向かって進んでいくが、ガギⅡのバリアにぶつかると、シルバゴンは怪力でバリアを叩き割り中に侵入、ガギⅡに挑む。その隙にGUTSはシルバゴンが破壊したバリアの穴から中へ入り、コウタとリエを救出する。そして再度虹が出現、家族全員が助かったことを確認したGUTSは出口である虹に向かって車を走らせる。ガギⅡは両腕の触手でシルバゴンに挑むが、怪力のシルバゴンに触手を引きちぎられ、噛み殺されてしまう。



その様子を助手席から見ていたレナ隊員は、かつてウルトラマンティガを苦しめたガギを簡単に倒してしまったシルバゴンの強さに驚いていた。ガギⅡを倒したシルバゴンは、逃げるGUTSの車を追い始める。



シャーロックのダイゴとレナ隊員はおとりとなってシルバゴンを引き寄せセラック砲を発射するが、シルバゴンは全く臆せずシャーロックを踏みつぶす。ダイゴとレナ隊員は間一髪シャーロックから降り危機を回避するが、レナ隊員が土手から落ちて気を失ってしまう。



虹が少しずつ消え始め、家族を乗せたデラムは急いで異次元空間から脱出しようとするが、シルバゴンがそれに迫り来る。隊員たちや家族の危機を感じたダイゴはウルトラマンティガに変身、シルバゴンを止めようとするが怪力で弾き飛ばされてしまう。



シルバゴンの怪力に苦戦するウルトラマンティガは、シルバゴンの攻撃をかわしながら瞬時にゼペリオン光線を撃ち込む。光線を受け倒されたように見えたシルバゴンだったが、すぐさま復活してしまう。ウルトラマンティガはパワータイプにタイプチェンジしシルバゴンの怪力に対抗する。しかしパワータイプのウルトラマンティガとも互角に張り合うシルバゴンにウルトラマンティガのカラータイマーが鳴り始める。するとデラムを運転しているホリイ隊員がウルトラマンティガに向かってシルバゴンは動いているものしか見えないと叫ぶ。それによって形勢が逆転、ウルトラマンティガは攻撃と制止を繰り返しシルバゴンに有効打を与える。デラムはその間に異次元空間の脱出に成功する。そしてウルトラマンティガはシルバゴンをウルトラヘッドクラッシャーで地面へと叩きつけると、最後はティガバーニングダッシュで止めを刺した。





家族とともに獅子鼻樹海を脱したムナカタ副隊長とホリイ隊員はダイゴとレナ隊員を心配していたが、そこにダイゴがレナを背負って戻ってきた。



ムナカタ副隊長は二人の無事をイルマ隊長に報告、本部のイルマ隊長とヤズミ隊員もホッと一息つくことができた。

今日は他のものをアップする予定でしたが、昨日予定外の白虹が出たので、急遽「虹の怪獣魔境」を紹介しました。
Posted at 2018/06/25 20:49:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自然 | 日記
2018年06月23日 イイね!

♯バラージの青い石【ハリアーの青いオプション】

♯バラージの青い石【ハリアーの青いオプション】今日は純正オプションのセンターコンソールイルミネーションをアップしました。明らかに不人気であろうこのオプション、みんカラのパーツレビューでもあまり見かけません。あまり役に立たず値段だけやけに高いとなればそうなるのも当然ですが。今回は値引きの条件としてどうしても純正オプションを付けてほしいというお願いをされたので、これを選びました。エアロ以外で付けたい純正オプションなんて特になかったので、毒にも薬にもならないコイツをチョイスしました。フロアマットは前後縁高の社外品と決めていましたし、バイザーも今回は付けないと決めていたので選ぶのに苦労しました。そんなわけで特に思い入れの強いパーツでもないですし、あまり目につかない場所に装着するので存在感の薄いオプションパーツです。

今日のパーツは青くて丸いセンターコンソールイルミということで、ストーリー紹介では青くて丸い石がアイテムが活躍した初代ウルトラマン第7話「バラージの青い石」を紹介します。ウルトラシリーズでも珍しい中近東が舞台となった回で、登場するアントラーも素晴らしいデザインの怪獣です。昭和シリーズでは意外と古い時代の方が怪獣のクオリティが高いのですが、このアントラーもそのうちの一つです。初代ウルトラマンの怪獣の中でも間違いなく上位に入る優れた造形の怪獣です。そしてスペシウム光線も効かない強敵でしたが、ノアの神の持つ青い石が弱点という不思議な設定の怪獣でした。それでは1966年8月28日放送の「バラージの青い石」のストーリー紹介です。



中近東に巨大な隕石が落下、それ以来不思議な事件が多発していた。それを受け科学特捜隊にパリ本部からジム隊員が派遣された。ジム隊員は科学特捜隊を訪問、ムラマツ隊長に隕石の落下地点はバラージと呼ばれる町だった。科学特捜隊はフジ隊員を残し、ジム隊員とともにバラージの町へと向かう。しかしバラージまであと少しのところでビートルの前に光の壁が出現、ビートルは操縦不能に陥ってしまう。ムラマツ隊長の機転の利いた指示でビートルは間一髪脱出するが、無線機とエンジンが故障してしまい、墜落してしまう。墜落によりイデ隊員は負傷してしまった。ムラマツ隊長は負傷したイデ隊員に無線の修理を命じ、ジム隊員を含めた隊員たちとムラマツ隊長は歩いてバラージの町まで向かうこととなる。バラージの町に向かう途中、隊員たちは隕石らしき物体を発見、それを調べていたが、その頃ビートルに残っていたイデ隊員の前に怪獣アントラーが出現、驚いたイデ隊員はビートルから逃げ出し、ムラマツ隊長に連絡を入れる。ムラマツ隊長と隊員たちが慌ててイデ隊員の方へと向かうが、合流した時には既にアントラーは消えていた。



しかしイデ隊員の指さす方へと向かうと、巨大な穴が空いていて、そこにビートルが落下していた。アラシ隊員が穴の底の様子を見に行くと、砂地の窪みにに埋まってしまう。ハヤタがロープで救助しようとすると、穴の底からアントラーが出現、ムラマツ隊長がスパイダーを発射しその隙になんとかアラシ隊員は救出された。攻撃されたアントラーは虹色に輝く磁力光線を上空に発射、するとムラマツ隊長が手にしていたスパイダーがその光線に向かって吸い込まれてしまう。ムラマツ隊長は上空に現れた光の壁はアントラーが作り出したものだと気付いた。隊員たちは一旦その場から退散、そして再びバラージの町へと向け歩き出す。するとアララト山の麓でバラージの町を発見する。アララト山はノアの箱船が辿り着いた場所とされている山だった。隊員たちはバラージの町にあるお城へと向かうと、城門の前に現地の人たちが姿を見せるが、言語が通じず困っていた。そこに城からチャータムという女王のような人物が現れる。チャータムは日本語を話すことができた。チャータム一族はエスパー能力を代々受け継いでいたのだった。



チャータムは、昔のバラージ周辺には沢山の人が行き来していたが、アントラーの影響で人々が消えていき、今では老人ばかりになってしまったと隊員たちに説明した。ムラマツ隊長がなぜアントラーはバラージの町を襲わないのかと尋ねると、チャータムはノアの神のお陰だと話す。そしてチャータムは隊員たちを城の中へと案内する。そのお城の中にはウルトラマンそっくりのノアの神の像が建てられていた。ノアの神は手に青い石を持っていて、その石が魔除けとなってアントラーからバラージの町を守っていた。



隊員たちが昔からウルトラマンが地球を守ってくれていたのかと感心していると、アントラーが出現したとバラージの住民が駆け込んできた。そして突如お城を破壊しはじめるアントラー。チャータムはついにバラージが滅亡する時が来たと悟る。



隊員たちはスーパーガンでアントラーに攻撃するが、固い体表で覆われたアントラーには全く効かず、磁力光線でスーパーガンを巻き上げられてしまう。すると住民の一人がアントラーに向かって走って行くが、崩れてきた瓦礫が当たり倒れてしまう。ハヤタは住民を救助し安全な場所へと運ぶとウルトラマンに変身しアントラーの元へと飛んでいく。それを見たチャータムや住民たちはノアの神そっくりのウルトラマンに祈りを捧げ始める。アントラーは砂嵐を起こしウルトラマンの視界を遮ると、その隙に地中へと潜り、背後からウルトラマンを狙い始める。アントラーの奇襲攻撃と磁力光線で悪戦苦闘するウルトラマンはスペシウム光線を放つが、アントラーの固い体表にスペシウム光線も効かずウルトラマンは追い込まれてしまう。





そしてカラータイマーが点滅し、残り時間が少なくなったウルトラマンを見たチャータムは、城へと走り、ノアの神の持つ青い石を手に取ると、それをムラマツ隊長に渡し、ノアの神のお告げだと告げる。青い石を受け取ったムラマツ隊長がそれをアントラーに投げつけると、青い石が弱点だったアントラーはついに倒れた。



その後チャータムとバラージの住民たちに見送られ、隊員たちは迎えにきたフジ隊員のビートルで基地へと帰っていった。

アントラーのモチーフはクワガタムシとカブトムシなのに、名前の由来はアリを意味する「ant」なんだとか。ややこしい・・・。ちなみに平成でもウルトラマンマックスの第11話にほぼ同じ造形で登場し、やはり青い石で致命傷を受け倒されました。

パーツレビュー:センターコンソールイルミネーション
https://minkara.carview.co.jp/userid/343721/car/2541061/9281056/parts.aspx
Posted at 2018/06/23 16:27:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | ハリアー | クルマ
2018年06月21日 イイね!

♯地球より永遠に【黄色のゴム状硫黄】

♯地球より永遠に【黄色のゴム状硫黄】今日は超久々、4年ぶりに理科実験のカテゴリにブログを投稿します。先日硫黄の同素体を作製しました。このみんカラでも8年前に載せたことがありましたが、あの後新たな事実がわかり、実は教科書等の表記が一部変わりました。以前紹介した時はゴム状硫黄は黒褐色と紹介しましたが、現在は条件によってはゴム状硫黄は黄色になるという記載に変更されています。とはいえ、高校での実験においては高価な薬品は基本的に購入できないため現在でも黒褐色のゴム状硫黄を作製しています。でも教科書が黄色となった今、やはり作るなら黄色で、ということで黄色のゴム状硫黄を作製しました。使用する硫黄粉末がほんの僅かですが違うだけで全く違う色のものができます。ちなみに車のタイヤにも強度や弾性を高めるために硫黄が使われています。これはブリジストンのホームページでも記載されています。

さて、今日は硫黄ということで、硫黄怪獣サルファスの登場するエピソードを紹介します。ただ、今回はかなりマニアックな回になります。硫黄怪獣サルファスが登場するのは平成ウルトラセブン誕生30周年記念3部作という地上波放送ではなくビデオ作品の第2話「地球より永遠に」に登場する怪獣です。ビデオが発売されたのは1998年7月5日です。昭和のウルトラセブンを知っているとはじめは違和感を感じる部分があるのも事実ですが、かつてのフルハシ隊員が地球防衛軍の参謀として登場したり、ダンもダン本人として登場、BGMも昭和時代のものが使われています。1本だけしか視聴しないと違和感だけが残ってしまうかもしれませんが、全話視聴すると意外と平成ウルトラセブンというものも良い作品だなと思えてきます。なお、平成ウルトラセブンはビデオ作品ということで1本が20数分ではなく、約60分の作品になっています。ということで、スクリーンショットはいつもの4倍の32枚用意しましたので、切り取った映像とともにエピソードを紹介していきます。



長浦市近郊の不動岳から大量の硫黄ガスが発生、ウルトラ警備隊は調査のため現地へと向かった。ミズノ隊員が現場で大気の検査をすると、そのおよそ90%が硫化水素だった。



隊員たちが調査を終了し、基地へと帰ろうとしたその時、カザモリが上半身裸の不審な男を発見する。男は硫化水素の充満する現場で呼吸装置も無しに行動していた。カザモリは急いで後を追うが見失ってしまう。するとカザモリの背後に現れた男はカザモリを襲い、酸素マスクを外してしまう。カザモリは倒れてしまうが、シマ隊員とサトミ隊員によって追い詰められた男は麻酔弾を撃たれ眠らされる。



男は基地へと運ばれ、ミズノ隊員が男の体を解析した。その結果、男の体内から新種の硫黄細菌が検出された。新種の硫黄細菌は酸素を嫌い、硫化水素からエネルギーを作り出す性質があった。フルハシ参謀は宇宙人が人間を改造した可能性があると考え、シラガネ隊長に不動岳周辺の再調査を命じた。



その頃、不動岳近くの三崎町にダンが現れる。



三崎町には不景気なのにもかかわらず破格の待遇で求人をしている不思議な会社があり、そこに仕事を求めて集まった若者たちが行方不明になるという事件が多発しているという噂が広まっていた。ダンは三崎町にあるスナック「オリオン」へと入店、すると店内にいた若者たちが不穏な空気になる。ダンはその空気を背中で感じながら、カウンターに座りミルクを注文する。



するとママのナツミからミルクを飲んだら早くこの町から出た方がいいと言われるが、ダンは仕事を探さなければならいからそれは無理だと返す。その時ダンの背後から若者たちが襲いかかるが、ダンが若者たちを押さえ込むと店内の若者は全員退散していった。ナツミはダンに店に泊まっていくよう促す。ダンは店内に泊めてもらうこととなった。その夜、ダンがソファで寝ていると、突然夜中に電話が鳴り出す。ダンは一呼吸置いてから電話に出ると、受話器から「ウルトラセブン、ここにお前の居場所はない。この町からすぐに立ち去るのだ。」という声が聞こえてくる。ダンが誰だと尋ねると電話は切れた。その時店の2階からナツミの悲鳴が聞こえ、ダンは急いで2階へと向かう。するとそこは硫黄ガスが充満していて、倒れていたナツミの手には黄色い液体の入った目薬ビンがあった。間もなくしてパトカーが店へと近づいてくると、ダンは自分を陥れるワナだと勘付き、目薬ビンを手に取り急いでその場から立ち去った。



ダンはその後町を彷徨っていると、近くにある公衆電話がいきなり鳴り出した。不審に思ったダンは電話ボックスへと入り電話を取ると、先ほどと同じ声の主から「この町にいる限り、お前がかかわった人間は同じ目に遭う。」と宣告を受ける。



電話が切れると、ちょうどそこにタクシーが通りかかり、ダンに乗っていくよう誘う。ダンは文無しだと断るが、運転手はそれでも快くダンを乗車させた。そしてビジネスホテルまで送り届けると、運転手は自分の幼なじみがやっているホテルだからタダで泊めてくれると言い残しその場を去って行った。しかしその瞬間、ホテルが謎の爆発火災をおこしてしまう。三崎町でのスナック殺人事件はニュースになり、そのニュースをたまたまフルハシ参謀が見ていると、重要参考人としてダンの写真が映し出された。すぐにダンのことに気付いたフルハシ参謀は、不動岳周辺を調査中のシラガネ隊長にダンを探すよう頼んだ。シラガネ隊長は近くで調査していたサトミ隊員とカザモリを呼び、ダンの写真を見せ、ダンを探すよう指示した。カザモリは以前、ヴァリエル星人事件の時にダンと出会っていたが、調査の邪魔をされ、ダンを怪しんでいた。



ポインターで三崎町へと向かう車中、カザモリはダンを絶対捕まえると意気込んでいた。そしてポインターが橋にさしかかった時、車の前に突然ダンが飛び出し、カザモリは慌てて急ブレーキを掛ける。しかしカザモリとサトミ隊員が車を降りるとそこにダンの姿はなかった。カザモリが辺りを見渡していると、橋桁の隙間からダンらしき男が手招きしているのを発見、カザモリは一人橋の下へと降りていく。するとカザモリの背後にダンが現れ、怒ったカザモリがダンを捕まえようとするが逆に取り押さえられてしまう。そしてダンはカザモリと一心同体となる。



ダンが乗り移ったカザモリは一瞬にして車内へと戻ると、そこに戻ったサトミ隊員に三崎町にエイリアンの気配があり、一連の事件は奴らの仕業だと告げ、隊員服から私服に着替えるよう指示し急いで三崎町へと向かうよう話す。サトミ隊員は「カザモリ君に何がわかるの」と文句を言いながら渋々三崎町へと入る。しかし二人の後をつけてきた若い男3人が突然二人を襲おうとするが、カザモリによって取り押さえられてしまう。ダンが同化しているカザモリは超人の能力を身につけていた。男を取り押さえたカザモリは仕事が欲しいから案内してくれと男たちに言うと、男らはカザモリとサトミ隊員、そして仕事の募集に応募してきた若者たちをワゴン車に乗せ、老朽化した工場へと連れて行く。そしてカザモリたちに指示があるまで奥の部屋で待機するよう告げ姿を消した。



サトミ隊員はカザモリに何故この町が怪しいと思ったのかと尋ねると、カザモリは勘だとはぐらかす。すると呆れたサトミ隊員が部屋を出ようとするが、カザモリはそれを制止する。カザモリには出入り口の扉に普通の人間には見えない電気柵が見えていた。カザモリが上着を脱いで電気柵めがけて投げつけると柵に当たった上着から火花が飛び散った。その後若者たちが男たちに呼ばれ、部屋を出て行く。その様子を遠くから見るカザモリとサトミ隊員。すると男たちの中にナツミの姿があった。怪しげな空気に気付いた若者たちが逃げようとすると、男たちに捕まり、全員その場から連れ去られてしまった。サトミ隊員に部屋に残るよう指示し、カザモリは男たちの後を追った。そしてカザモリは防波堤でナツミを発見、ナツミは昔はこの町の人たちはみんな優しかったと話す。しかしそんな人たちはみんな出ていってしまったと話す。カザモリはナツミに何故この町から出て行かないんだと尋ねるとナツミは生まれた町だからと答えるが、ナツミは突然苦しみ出し、その場から去って行ってしまう。



カザモリとナツミの様子を遠くから見ていたサトミ隊員だったが、突如ガッツ星人が現れ、サトミ隊員はさらわれてしまう。サトミ隊員の悲鳴を聞いたカザモリは急いで工場へと戻る。工場内では隠れていた男たちがカザモリに襲いかかるが、それを倒しカザモリは工場の奥へと進んでいく。すると奥で苦しみながら何かを探すナツミの姿を発見する。カザモリはそれを見てナツミにこれが欲しいんだろと言って黄色い液体の入った目薬ビンを見せ、ナツミにそれを投げ渡す。それはダンがスナック「オリオン」で回収した目薬ビンだった。目薬ビンを受け取ったナツミは黄色い液体を目に落とす。苦しみから解放されたナツミはカザモリに自分たちは硫黄細菌のおかげで生きていられると話し始める。ナツミや工場の男らはガッツ星人によって硫黄細菌を移植させられた人間だった。ナツミは地球は汚れきってしまっていて生まれ変わる必要があると告げる。そしてガッツ星人により硫黄細菌を移植された新人類だけが新しい世紀を生き延びるんだと告げ姿を消してしまう。



その頃、工場内では若者たちが炉の中で硫黄細菌を植え付けられようとしていた。サトミ隊員も炉の中に入れられてしまう。カザモリはウルトラセブンに変身し炉の前に駆けつける。しかし再びそこにナツミが現れ、人類を滅ぼそうとしているのは地球そのものだと告げ、ウルトラセブンに理解を求めるが、ウルトラセブンがそれに応じないとみるや姿を消してしまう。そして入れ替わるようにして現れるガッツ星人。



ウルトラセブンはガッツ星人にエメリウム光線を放つが、光線はすり抜け、ガッツ星人は3体に分離、ウルトラセブンを取り囲む。ウルトラセブンはガッツ星人に光線を浴びせられ倒れてしまう。



そこにまたしてもナツミが現れる。ナツミはガッツ星人からのメッセージだというディスクをウルトラセブンに渡した。



その後基地内のポインターの車内で気を失ったカザモリが発見された。カザモリが持ち帰ったディスクはすぐさま解析にかけられた。解析の結果はすぐに参謀会議に諮られた。解析によるとマントルプリュームによって地球は火山活動が活発化し人類は10年以内に滅亡することがディスクには予言されていた。会議ではガッツ星人の力を借りて新人類として生き延びるかどうかの議論が続いた。そして多数決の結果、人類の未来を残すことは自分たち自身で努力し、ガッツ星人の力は借りないという結論に至った。



その結果を受け、ウルトラ警備隊と防衛軍は三崎町の工場へと乗り込む。門を強行突破すると、硫黄細菌を植え付けられた若者たちが襲いかかる。若者たちを麻酔弾で眠らせ、隊員たちは工場奥へと進んでいく。



そしてカザモリは炉からサトミ隊員を救出、サトミ隊員をシマ隊員とミズノ隊員に預け、奥に人がいないか見てくると言ってさらに奥へと突き進んでいく。



工場奥には黄色い液体の入った目薬ビンを握りしめたナツミがいた。



カザモリはナツミに工場を出ようと話しかける。しかしナツミは何も攻撃も破壊もしない地球に愛される新しい肉体を得ることができたのに、なぜそれを分かってくれないと拒否、その時シラガネ隊長がウルトラホークで工場にミサイルを撃ち込んだ。倒壊した工場からガッツ星人の宇宙船が出現する。



倒壊した工場ではナツミはカザモリに見守られながら息を引き取った。



ガッツ星人の宇宙船は不動岳へと向かうと、岩山に向かって光線を発射、岩山が割れ硫黄怪獣サルファスが出現する。シラガネ隊長は本部に残っていたルミ隊員に怪獣の分析を指示、ルミ隊員が分析するとサルファスも体内に硫黄細菌を持ち、そのエネルギーを利用していることが判明した。



サルファスはもともと地球にいた地底怪獣だったが、ガッツ星人によって硫黄細菌を植え付けられ凶暴化した硫黄怪獣だった。カザモリはウルトラアイを取り出すとウルトラセブンへと変身、サルファスの前に立ちはだかる。



サルファスは硫黄細菌ガスでウルトラセブンを苦しめる。



しかし立ち直ったウルトラセブンによって攻撃され、ワイドショットで倒れる。





しかし硫黄細菌ガスで耐久力を得ているサルファスはワイドショットを受けても再び立ち上がり、全身から高温のマントルスチームを発生させ空を覆い尽くしてしまう。



太陽エネルギーを遮られたウルトラセブンは額のビームランプが点滅、ピンチに陥る。それを見たシラガネ隊長はウルトラホークを急上昇させ気流を作り出しマントルスチームを除去する。ウルトラセブンは太陽エネルギーを吸収し体力を回復させるとサルファスに反撃を開始、最後はネオワイドショットでサルファスを倒した。





不利になったガッツ星人は宇宙船で逃げようとするが、それもシラガネ隊長のウルトラホークによって撃墜された。事件が解決しカザモリと一心同体となっていたダンはカザモリと分離する。そしてダンはカザモリの前に姿を現し、「人類は人類として立派に生きて欲しい。人類の未来の未来は君たち若者が決める。」と言い残し姿を消した。



隊員たちは基地へと戻ると、そこにフルハシ参謀が現れる。そしてカザモリに「カザモリ隊員に化けたお前はダンなんだろ」と詰め寄り周りの隊員たちを困惑させていた。



スナックや公衆電話など、平成と名はつくものの、色々な場面で時代を感じる描写が見られます。ただ無理なのはわかりますがポインターという名前をつけておきながら車両がCR-Vというのはちょっといただけないです。かわりにSNXも採用されていてそこはなかなか贅沢だなと思います。防衛チームの車両もまた時代を映しています。近年では日産のリーフが採用された例もあるくらいです。もっとも最近は防衛チームが存在しないものもあり、面白みが半減している点も否めません。来月からは新しいシリーズウルトラマンルーブが始まるようですが、どうやらまた斬新なシリーズになりそうです。

フォトギャラリー:硫黄の同素体~黄色のゴム状硫黄~
https://minkara.carview.co.jp/userid/343721/car/641598/4761628/photo.aspx
Posted at 2018/06/21 20:50:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 仕事(理科実験) | ビジネス/学習

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