【要約】
ボルテックスジェネレータに手を出し始めたお話。未だ検証中につき結果は後日。あと燃費測定は難しい。
【背景】
アルミテープ除電チューンで遊んでいたところ、みん友さんから「ボルテックスジェネレータは付けないの?(意:付けるよな?・・・な!)」と柔らかく暖かい圧力を背中に受け、手を出す事に。
俺の中の悪魔が「ボルテックスジェネレータで遊べ」と囁いている
【ボルテックスジェネレータとは】
ボルテックスジェネレータ、通称VG。
アルミテープ除電と並ぶお手軽チューンとして巷で人気の空力改善パーツです。
車が走ると後方に大きな渦が発生し、これが燃費の悪化や風切り音の発生、安定性低下の要因になります。
そこで車体に小さな突起をつけることで小さな渦を発生させ、大きな渦の発生を抑えたり後方へずらす。これがボルテックスジェネレータ(和訳:渦発生装着)の原理です。
vortexはカタカナ読みするとボーテクスですが、ドイツ語風に「ル」を読むのは何故なんだぜ
飛行機には早くから取り入れられてきたパーツですが、近年のトヨタ車にもさりげなく実装されています。燃費お化けのアクアはもちろん、箱型車や果てはランクルにまで。
新型ランクルのボルテックスジェネレータ(VG)
MX-30にもボルテックス的な突起がしっかり標準ジェネレートされていました。何気に嬉しい。
フロントの底面にさりげなくワンポイント
そしてこのVG、飛行機やトヨタ車でなくとも後付けでお手軽に体験できるパーツが色々売られています。
ど定番の星光産業様謹製ボルテックスジェネレータ
と言う訳で軽く調べたボルテックスジェネレータチューン、効果も確かな物の様ですし、手軽に面白く取り組めそうなので、悪魔の囁きに誘われて私もVGで遊ぶことにしました。
【目的の設定】
遊ぶにあたってまずは目的設定です。
アルミテープは走り心地改善を目的にしてました。ボルテックスジェネレータの場合は、
① 風切り音低減
②燃費改善
の2点を目的に取り組みます。
ついでに
③後方の泥跳ね巻き上げ低減
もできたらいいなぁ、くらいの意気込みです。
【①風切り音低減】
MX-30は通常走行時は風切り音がほぼしませんが、60km/hを超えたあたりから後方で「
ヴォー〜ゥオー」と風切り音が発生し、同乗者と長時間会話する高速道路では少々邪魔です。
マッドフラップ取り付け時 にも言及した、後方の空気の巻き込みによるものと思われます。
VGで後方の空気の流れを整えて、風切り音低減を目論みます。
音の計測器は用意しておらず、頼りない耳を頼りにフワっと体感測定です。
まずは試しにと、風切り音低減の声をよく聞く施工箇所、ドアミラーにVGを付けてみました。
結果・・・変化なし!それもそのはず、MX-30は元々ドアミラーから風切り音が聞こえないので。無いものは減らない。
カサンドラの鬼の泣き声も聞こえない
空力的に良く考えられたドアミラーということが再確認できました。
まぁドアミラーは軽いジャブで、本命は後部の風切り音です。現在検証中で、今のところ良い結果は出せていませんが追ってご報告します。
【②燃費改善】
マイルドハイブリッドながらも燃費は今一つのMX-30。モーターの恩恵を受けない高速走行時は特に顕著で、16〜18km/L程度です。
街乗りメインの車種ですし、知ってて購入したので不満は無いのですが、VGで燃費改善できれば、毎月の日本車売上ランキング外になって久しいMX-30の後押しができるかもと期待しています。
とあるサイトでは「VGによる燃費改善効果は1%程度」との情報もありますが、みんから諸先輩の証言を見るに、10%くらいは改善できるのではと期待していますが果たして。
あちこちに貼って効果測定中。今のところ成果無し
【燃費測定方法】
これまでまともに燃費測定した事がありませんでしたが、いざ始めると何と難しい世界なのかと頭を抱えます。
アクセルワークの微妙な操作で燃費が変わるのは勿論、周囲の交通状況、気温、湿度、風向きなど、様々な要素で燃費はコロコロ変動します。
なるべく同一条件になるよう以下の工夫をしました。
・クルーズコントロールで速度一定
・深夜帯
・気温は4℃〜-1℃、風速4m/秒以下
・エアコンオフ、風量1、温度24
・ブレーキ踏んだらやり直し
・決まったポイントで燃費計をリセット
・風向き対策で往復の平均
・車線変更は最小限
・燃料は85%以上
・各走行前に15分のクールダウン
・検証前に毎回未施工状態の燃費を計測
上記で往復20キロのコースを走行します。
ほぼ直線で高低差もほとんどなし。なかなか良いコースが近くにあり僥倖。
周囲の車に影響されない、迷惑にならない速度として65km/hと90km/hの2パターンで走行します。
これだけ条件を整えれば大丈夫だろうとタカを括っていましたが、さにあらず。未施工状態で同じ日に同条件で走っても±0.4km/Lくらいの変動が生じるので度し難い。
オーゼンの髪型がエアロスタビライジングフィンに見えてきた今日この頃
という事は最低でも0.5km/Lくらいの変化が無いと効果があったとは言えません。変動率で言うと3%以上です。この時点で上述の「燃費改善効果は1%」説の壁を越える必要がある、と・・・。
走行距離を100kmくらいに延長すれば変動も収束するでしょうが、金銭的時間的要因もさることながら、交通量、高低差、コーナーなどの変動要因が増えてしまいますし、この辺りが妥協点と判断します。
測定結果はそのうち経絡秘孔図的にご報告差し上げます。
【雑記】
ブログタイトルは皆さん良くご存知の雑誌「BURRN!」の超不人気コラム「プログレッシブロックへのいざない」からのオマージュです。
ピンと来た貴方はキングクリムゾン時をすっ飛ばす
おっと犬画像を忘れてました、危ない危ない
Posted at 2023/02/01 00:09:15 | |
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