普段使いしているソニーのRX-100がどうも怪しくなってきました。
問題なく使えているのですが、時々かったるいことがあるのですよ。
おそらく、時として雨の中で使用したことで、湿気が内部に回って傷んでしまったのではないかと。
レンズ鏡胴が伸縮するタイプは、どんなことをしてもボディ内部に水滴が入るのを止められないですからねぇ。
悲しいかな、コンデジはあくまで撮る道具に過ぎないので、そろそろ後継機を探す旅に出ることにしますよ。
RX-100の前に使っていたのがリコーのGRデジタルでした。
フイルムカメラ時代の高級機、GRの系譜を受け継ぎ、デジタルカメラのほとんどが半年くらいでどんどんモデルチェンジを繰り返すのに対して、2年以上もモデルチェンジしないことやズーム機能を搭載しないことで、高級スナップシューターとしての名声を得て、プロの写真家や芸能人がこぞって買い求めると言う社会現象を引き起こしたカメラでした。
それでも、初代GRDに始まってGRD2、GRD3と、結局GRD4まで行ったのかな。
私が持っていたのはGRD3でした。
何年かぶりに取り出して電池を入れてみたら、ちゃんと起動するのですが、やはり合焦スピードが遅くなっていますよ。
一度修理しようとカメラ屋さんに持って行ったら、買った方が安いかもしれませんよと言われ…
カメラもクルマも悲しい時代になりましたねぇ。
んで、現在のGRですが、Dと言う文字が外れて単なるGRになっているようで…
高級機なのにお世辞にも大きいとは言えなかったセンサーが、APS-Cサイズへと圧倒的に大型化したようです。
GR、GR2と、現行型はGR3まで行っているようです。
フイルムカメラ時代のGRと比べても、911並みに伝統的なフォルムが継承されていて、とても好感が持てます。
こんなことやるカメラは、あとはライカくらいのものですよ。
クルマではちょっと見当たらないですねぇ。
GR2からGR3へと、どのように進化したのかと言えば…
興味のない人にはほとんど分からないところがまてイイのですが…
何と、サイズが小型化されているようで…
内蔵ストロボを撤去すると言う思い切ったことをやることで省スペースを図ったようです。
クルマなんて、モデルチェンジのたびにぶくぶくと膨れ上がって、そのハンディをカバーするためにハイパワー化するといった意味のないことを繰り返してばかりですから、少しは見習ってほしいくらいです。
現行のGR3は当然値段も高いし、私は現行のGR3でなくてGR2でもいいかなぁと思ったのであります。
GR3から搭載されるようになった手ブレ補正がないのだけは残念なのですが、登場以来、手ブレ補正などと言う小細工には目もくれなかった最後のGRとも言えるし…
それに…
何てったって、ジーアールツーですよ(笑)
リアルで見た記憶はほとんど失いかけているのですが、ちょっと怖かったように記憶しています。
ロボットなのに大作少年の命令を無視して、ギロチン帝王と心中した衝撃的なラストは少しだけ覚えています。
GRくらいに、受け継がれ蓄積されてきた歴史があると、カメラそのものなんてそっちのけで、そのストーリー自体を楽しめるようになりますね。
カメラとしての機能とは何も関係ないのですが、消耗品であっても何らかの付加価値が欲しいと言うか、そこに余分なお金を支払うわけですからね(笑)
いや、まだ麻酔銃(クレジットカードとも言う)をぶっ放しちゃったわけではありませんから。
ブログ一覧 |
カメラ | クルマ
Posted at
2022/08/13 14:25:57