クルマなんて運転する前…
お酒なんて飲み始める前…
小僧の頃に舶来を意識したモノって…
釣り道具でした。
何でも箱根の芦ノ湖でブラックバスっちゅう外国の魚が釣れるらしい…
それも、餌ではなくルアーっちゅうもので…
今も忘れない、初めての芦ノ湖で…
湖水に放り込んだへドンのスーパーソニックにブラックバスが食いついた…
まさにビギナーズラック…
その後、とんと釣れなかった…
やがて、ターゲットはブラックバスから鱒へ…
ルアーもスプーンやスピナーに…
もちろん日本製のルアーもあったけれど…
やっぱりスウェーデンのABU(トビーやドロッベン)にフィンランドのラパラに…
フランスのメップスやルブレックスはカッコ良かった…
高かったけどね(笑)
ルアーだけでなく、リールも外国のものはカッコ良かったなぁ…
ABUのカーディナル…
川で鱒を釣るには、有名なベイトリールのアンバサダーよりこっちでしたよ。
カチッとしていて、いかにも丈夫そうで武骨な姿は…
まさに北欧デザイン…
カッコイイとは言えないけど、やっぱりカッコ良かった…
そして、フランスのリール…
ミッチェルです。
308と408があって、まさにライカM3とM4みたいなもの…
大きさは変わらないけれど、408はハイギアードだったと…
釣りキチ三平君も使っていましたね。
アメリカのガルシアの竿とのコンビは、切っても切れないものでした。
ミッチェル408を手に入れたのは、少しお金にも余裕ができた大学生の頃…
カーディナル3も併せて手に入れて、小僧の頃に叶えられなかった欲望を一気に満たしたものでした。
んで、このミッチェル408…
角の取れた丸い姿に、つまみやすいハンドル、そしてハンドルの付け根に取り付けられたカウンターウェイト…
何とも優美で…
ハンドルを回すとスプールが上下するのですが、単調に上下するのではなくて、ちょっと変則的な動きをします。
昔のルノーやプジョーのワイパーみたいに…
そして、ベイルの回転によって全体がブルブルと振動するのがまた良かった…
これに比べたら、カーディナルなんて真面目過ぎて面白くない…
今思えば、フランスだったのだなぁと…
カーディナルもミッチェルも、もうどこかに行ってしまったかもしれないけれど、ミッチェルはまた手に入れてみたいですね。
そう言われてみれば、ドイツのリールって見なかったなぁ…
Posted at 2018/08/02 22:54:16 | |
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