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porschevikiのブログ一覧

2020年07月09日 イイね!

悔いはないけれど…

悔いはないけれど…クラッシックなカメラと言えば、黒い貼り革のボディにシルバークロームの軍艦部と底蓋と言ったスタイルを思い浮かべる人が多いと思いますが、全身ブラックペイントもなかなかカッコイイものです。

ライカでも戦前のバルナックライカ、ポルシェで言えば356のようなものですが、このブラックペイントは、無茶苦茶品質が高かった。

艶々でなおかつ強靭…

ドイツの工業製品って凄いなぁと。


戦前に鳴り物入りで登場したM型ライカは確かにカメラとしては凄かった…

基本的にシルバークロームだったのですが、少量、ブラックペイントのものも作って、これが後に珍重されて、ブラックペイントのM3、M2、M4は今でもとっても高価です。

んでもね…




何故かこのブラックペイントのM型は塗料の質が悪いのか下地処理が悪いのか、塗装が浮いてきて剥がれてしまう個体が実に多い…

こうやって、真鍮の地金が露出してしまう…

普通に見たら、単なるオンボロなのですが、これこそが紛れもないホンモノのブラックペイントの証となり、かえって珍重されると…

どうしても黒ヌリが欲しい人のために、クロームメッキを剥離してブラックのエナメルで塗装したものもあって、これは後ヌリと呼ばれてオリジナルとは区別されました。


こうやって刷り込まれてきたものだから、ニコンF2を買うときは黒ヌリにしたし、Dfのブラックはヌリではなかったからシルバーにしたし、F-1はそもそもブラックしかなかったから望むところだったわけで…




しかして、着弾したNew F-1は、ブラックはブラックでもヌリがちょっと違った…

旧F-1は艶のあるエナメル塗装だったのに対して、これは独特な艶消しの塗装…

調べてみると、より耐久性のある特殊な塗料が使われているのだと…

軍用の塗料だったりして(笑)

確かに、爪の先でゴシゴシやっても塗料が剥離してくることはないし、耐久性はあるのかもしれないけれど…

やっぱり艶のあるエナメル塗料で塗ってほしかったなぁ…


…と言うことで、旧F-1にした方が良かったかなぁ…な~んて、カメラの機能とは何ら関係のないことでちょっぴり後悔したりするのでありました。


Posted at 2020/07/09 20:45:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | カメラ | クルマ
2020年07月08日 イイね!

今さら気付くなんて…

今さら気付くなんて…あんまりキヤノンばかり撫でていると、嫉妬されちゃうからね(笑)

君が一番だと言っていたじゃないのよ~とね。

仕方ないので、F-1だけでなくF2も出して眺めていたら…

ははは、今さら気付くなんて、いかにマトモに使っていないかってことですね(笑)



ほら…

ピントリングの回転の方向が…

キヤノンとニコンでは逆だ…

つまり、∞無限遠にするためには、カメラを機正面から見て…

キヤノンは時計回りに回すと…

これに対してニコンは反時計回りに回す…


オートフォーカスが登場する前のマニュアル機では、最も重要な操作であったピント合わせの操作が、どうして統一できなかったのか…


ほかのメーカーで見ると、オリンパスやミノルタ、ライカはキヤノンと同じ…

これに対してペンタックスがニコンと同じ…


これはどうやら、キヤノンがライカに、ニコンがコンタックスに合わせたのだと…


どっちに付くかで運命が決まる…

この場合、やっぱりライカに付いた方が正解だったのかなぁ。

VHSに対するベータみたいに、APSカメラみたいに、ミニディスクみたいに、メモリースティックみたいに淘汰されていくのか…

社運をかけちゃうとエライことになっちゃう…


結局は、みんなオートフォーカスになっちゃったので、右回転だろうと左回転だろうと実害はないみたいですね。


それにしても、今になってこんなことに気付くなんて、とってもハズカスイ…
Posted at 2020/07/08 20:50:08 | コメント(4) | トラックバック(0) | カメラ | クルマ
2020年07月06日 イイね!

何が違うのか…

何が違うのか…New F-1…またやってしまったわけですが、改めて考えてみると、このカメラを買うと言う行為は、クルマを買うのとちょっと違う…

何が違うのだろう…

それは…

掌の上に乗せて感じる重量感…



小僧の頃、超合金と言うおもちゃがありました。

マジンガーZなどのロボットの「お人形」なのですが、プラスチックではなく金属でできているので、手に取るとやたらと重い…

投げたりしたら怪我をするので危ないから、今はないのでしょうね。

ただ、その分、プラモデルよりちょっと高価だったから、そう簡単には買ってもらえなかった…

熱を出して主治医、あ、これはホンモノの主治医ね。そこに行って注射をしてもらい、その帰りに、初めて超合金を買ってもらいました。

買ってもらったのはライディーン…

足の関節が曲がって、ちゃんとゴッドバードになるんですよ。

ライディーンにはなかったロケットパンチは不要だと思ったけどね(笑)

手に取った時の重量感には、心底痺れましたねぇ。

この感覚は、その後の人生にずっと残りました。

注射ではなく、超合金のおかげで、病気がみるみる快復したのは言うまでもありません。


Nゲージの機関車にキヤノンA-1…

大人になってからのライカM3にハッセルブラッドにローライ…

掌に感じる重量感って格別です。


バイクやクルマは掌に乗らないし、ホンモノの電車や飛行機だって…ねぇ。

こんなことあんまり考えたこともなかったけど、New F-1を触っていて、あ、なるほど、全てはこの重さなんだなぁと…
Posted at 2020/07/06 21:51:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | カメラ | クルマ
2020年07月05日 イイね!

増車しました。

増車しました。いや、ホント、麻酔銃と言うのは便利なもので…

どうしてもないと困るものではないのだけれど…

ついつい人差し指を数ミリ痙攣させただけで、取引成立…

あとは翌日に玄関でピンポ~ンと…

まだ麻酔は醒めていません…

醒めないのをいいことに、ついポチポチと…

塵も積もれば…

カードの請求を見るたびに噛み締める言葉です。


いやいや、左のA-1は大昔に新品で買ったものなのですよ。

いわゆるワンオーナー…

一度関東カメラでオーバーホールしてもらったのだけれど、電池を入れたら、通電しているもののファインダーにはエラー表示が…

完全電子化されたカメラなので、空シャッターも切れないのですよ。トホホ…


んで、もう一方は、F-1…

最初にF-1が登場してから10年後にフルモデルチェンジした、NEW F-1と言うやつです。

また同じようなカメラを・・・と聞こえてきそう、と言うか既に言われちゃっているのですが、911で言えば930と964でどう違おうが、フェラーリで言えば308と328でどう違おうが、そんなことどうでもイイ、似たようなもんじゃんかよと…

んでも、実際に手に取ってみて、全く別モノだと言うことがよく分かりましたよ。




以前に並べたこれ…

A-1とNEWF-1の電池カバーなのですが、左のA-1のが基本的にプラスチックなのに対して、F-1は総金属製…

ここに限らず、F-1は手で触れるところのほぼ全てが金属でできている…

ひたすらプロのニーズを満足させることを考え、アマチュアのことなんてこれっぽっちも考えていない男の仕事場が掌に乗ってしまうことの面白さ…

SR71、軍用機を思わせるような艶消しの塗装…

この表面の仕上げには賛否両論あるのかもしれないけれど、ライカでも、とろりとしたブラックペイントも、M4やM5のやや艶を抑えたブラッククロームもそれぞれ良さがあるのであって、このF-1を手にして、今は手元にはないブラッククローム仕上げのM5を思い出しました。


…と、まだまだ話題は尽きないのですが、今回はこの程度で。


ニコン、ニコンと騒いでいたお前はいったいどこに行っちゃったのか…

オイラは博愛主義なのさ。
Posted at 2020/07/05 13:26:21 | コメント(4) | トラックバック(0) | カメラ | クルマ
2020年07月05日 イイね!

まばたきしないで…(続き)

まばたきしないで…(続き)カメラを好きではない人にとっては、どうでも良い話の続きですが…

一眼レフカメラを一眼レフカメラたらしめているレンズから入った光をファインダーに導くミラー…

シャッターの音だと思っていたあの「カシャッ」という音が、実はミラーの上下する音だった…

そのミラーが固定されている画期的なカメラが50年以上前にあったと…


このへんまで書いて昨夜はおやすみと…


んで、その後、一眼レフカメラはこぞってこのペリクルミラーを採用したのかと言うと…

そうでもなかった…

ミラーショックをゼロにできるこの方式は、秒間何コマという連写を常用するプロカメラマンにとっては重宝でも、どうしても暗くなってしまうファインダーの見え味は受け入れられなかったのでしょう。


そして、時代はオートフォーカスの時代になり…

こんなのが出た…




EOS RTです。

1987年に発売されたキヤノン初のオートフォーカス機、EOS650の後継機のEOS630にこのペリクルミラーを搭載し、プロ写真家向けに1989年に2万5千台限定で発売されたもので、価格はベースモデルのEOS630の3万円高にとどめ、外見はRTと金文字で書かれている以外は何も変わらない…


かくして、それほどブームになったわけでもなかったはずのEOS RTですが、中古カメラブーム華やかなりし頃に、ライカ同盟の赤瀬川源平氏がRTを手に入れて、そのことを書いたことがきっかけで私の知るところになったのですよ。

ライカに一途な思いを寄せていた私にしてみれば、多少ローライやハッセルブラッドに目移りすることはあっても、キヤノン、それもEOS630なんて全くアウト・オブ・眼中だったのですが、このRTには打ちのめされました。

クルマのエンジンで言えば、吸排気のバルブをなくしちゃったみたいなものですからね。違うか(笑)

36枚撮りのフイルムをあっという間に撮り尽くしてしまうなんて、間違っても自分でやるはずもないのですが、ほら、時速250キロで巡航できると思いながらチンタラ走らせているのと同じですよ。

三台目のライカには手が出なくても、RTなら買えるかなと、会社を休んで開店一番に駆け付けた銀座松屋の中古カメラ市で、RTを探したのですが…

ないのですよこれが(笑)

同じことを考える人がそれだけいたと言うことなのでしょうね。

あっても、プレミアが付いてるのか、ちょっと手を出す気になれない…

チープなプラスチック製で、外見はEOS630そのものなのに…

新車時にはそれほどの価格差があったわけでもない964カレラRSに、今は何千万円もの値段が付いているようなものですね。

普通の人には分かりませんからね。

こんなことになることが最初から分かっていればキヤノンさんももっと作ったかもしれないのですが、それで儲かるのは中古カメラ屋なのであって、キヤノン本体が儲かるわけじゃない。


トヨタ2000GTだって、作るのに手間はかかるし、あまりいいことがないから作るのをやめたのであって、現在1台何億円で取引されていようと、トヨタ自体が儲かるわけじゃない…


そのRT…今でも市場で見つかりますが、他のフイルムカメラと同様、価格はかなりお得に…


ポワ~ン…


おっと、いけない(笑)
Posted at 2020/07/05 10:54:07 | コメント(6) | トラックバック(0) | カメラ | クルマ

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