報告するチャンスを逸していたけれど、先月の後半、ちょっと珍しいクラシックミニに乗りました。
奥にある黒いのは珍しくもなんともない現代のミニ・クーパー・クラブマン、つまり僕のクルマなんですが、珍しいのは手前の黄緑色のクルマの方で、その名もミニ1000クラブマン・エステート、その1974年型であります。
つまりこの2台、新旧ミニのワゴンバージョンというわけですが、ネーミングをよく見てみると奇妙なことに気づくはずです。
いうまでもなく現代のミニは、「クラブマン」というのがステーションワゴンを示すバリエーション名として使われています。
ところがクラシックミニの場合はそうではなく、「クラブマン」というのはこのクルマのように角張ったノーズにフルワイズのグリルを持って1969年にデビューした新シリーズの呼び名で、車名の最後に付いた「エステート」がワゴンであることを意味していたんですね。
もちろん普通のノーズのクラシックミニにもエステートはあったし、その他にカントリーマンやトラヴェラーといった、ボディ後半部に木枠の装飾を施した高級モデルなんかも存在していました。
だからニューミニのワゴンバージョンはクラブマンではなく、本当はエステートもしくはカントリーマン、あるいはトラヴェラーといった車名を与えられるべきだった、と思うのでありますね、僕は。
それはともかくとして、この1974年ミニ1000クラブマン・エステート、実は様々なモディファイがなされていて、なかなかドライビングの愉しいクラシックな街乗りエステートに仕立てられているのでした。
もっと詳しく知りたい方は、現在発売中の自動車誌『Tipo』6月号の「Dramatic Scene」のページをチェックしてみてください。
Posted at 2011/05/08 16:30:47 | |
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