それは4月初旬のことですが、最新のマセラティ・グラントゥーリズモSに乗って、群馬県南部の大泉町に棲息する同じマセラティGTのヒストリックモデル、1962年型3500GTに乗りにいきました。
いうまでもなく向かって右のメタリック系マルーンが3500GTで、このフロントグリルが現代のグラントゥーリズモのフロントスタイルのモチーフになっているわけだけどいやいやたしかにカッコいい。
手前のグラントゥーリズモは奥山デザイナーが在籍していた時代のピニンファリーナの作品ですが、奥の3500GTのボディは、ミラノのカロッツェリア・トゥーリングのデザインと製作によるもの。
しかも3500GTのトゥーリングボディ、スーパーレッジェーラなる超軽量構造のアルミ製なんです。
3500GTのエンジンがこれ、排気量3.5リッターのDOHCストレート6で、220~235psを発生します。
このエンジン、パワーはまあそこそこだけど、トルキーで、よく吼えて、なかなか気持ちがいい。
これが3500GTのダッシュボードで、メーターパネルはわりと普通ですが、中央から助手席側に流れていくアシストグリップが大胆なデザインで、その分岐点にある穴はなんとシガーライター!
フロアトンネルから生えるのは、この時代としては先進的なZF製5段MTの短めのシフトレバーですが、コクピットを別アングルから見たい方は、僕の facebook のページを覗いてみてください。
この長いトランクルーク、見た目のとおりかなり荷物は収まりそうだし、キャビンは見かけと違ってリアシートに大人がさほど無理なく座れるなど、意外なほど使えそうなクルマなのでありますね。
この新旧マセラティGTに関するリポート、4月26日発売の自動車誌『LE VOLANT』6月号の「C&C」のページに載るので、興味のある方もそれほどでない方も、ぜひぜひチェックしてみてください。
ところで僕のブログのファン、いつの間にか600人を超えて、吉田由美お姉さんには遠く及ばないものの、どうやら男性ライターのなかではダントツの1位であるらしい。皆さんどうもありがとう!!
Posted at 2012/04/19 01:43:01 | |
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