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吉田 匠のブログ一覧

2011年10月08日 イイね!

新しいBMW1シリーズはどんなクルマか。

新しいBMW1シリーズはどんなクルマか。イタリアから帰ってきた翌々日に房総半島で試乗したのが、7年ぶりにモデルチェンジした新型BMW1シリーズでした。

その概要を簡潔に説明すると、先代よりホイールベースを30㎜延長したシャシーにひと回り大きいボディを着せ、基本はMINIのそれと同じ1.6リッター直噴直4ターボを縦置きして後輪を駆動する、Cセグメントのプレミアムな5ドアハッチバックということになりまして、いわば先代の洗練進化型ということになるでしょうか。

ウサギといおうかヤギといおうか、非獰猛系の動物の顔を連想させるフェイスを持つそのスタイリングは、ある意味で先代よりアクが強く、好き嫌いが分かれるのではないかと思われますね。

僕ですか、僕はまぁいってみれば後者で、正直なところあまり好みの顔ではないですね、これは。



ところがですね~、ドライビングしてみると実にいいクルマなんですな、これが。

僕が乗ったのは136psエンジン搭載のベーシックモデル、116iのSportだったんですが、パフォーマンスはこれでまったく充分なのに加えて、基本が同じはずのエンジンはMINIよりずっと静かだし、乗り心地もしっとりとしているうえに、ハンドリングもナチュラルで洗練されているという、当然といえば当然ですが、MINIとはまったく違う “小さなBMW” のドライビング感覚を味わわせてくれたのでした。

その洗練を生んでいる大きな要素のひとつといえるのが日本仕様に標準装備のATで、なんとこれ1.6リッターの小型車なのに8段ATを搭載しているのでありますね、贅沢なことに。

その最大の理由が燃費にあるのは間違いなく、わずか1.6リッターの実用車なのにまるで昔のV8を積んだアメ車のようにハイギアリングで、トップ8速ではメーターの100km/hはたった1750rpmで回っているにすぎないのですから、そりゃあクルージング燃費はいいに違いありません。

僕自身はMINIクーパー・クラブマンの方がずっと好みですが、このヤギ顔が嫌いではない諸兄は、試しに一度ステアリングを握ってみる価値のあるクルマではないかと思いました。

そうそう、下の写真にバックに見えるドイツ風の場所、千葉県にある「東京ドイツ村」なのでした。
Posted at 2011/10/08 17:21:09 | コメント(13) | トラックバック(0) | 日記
2011年10月06日 イイね!

“TARGA FLORIO” 出撃、その2。



ECO TARGA FLORIO のオーガナイザーがスポーツカー親爺のチームのために用意してくれたのがこのクルマ、1957年FIAT1100TV、イタリア語読みで “フィアット・ミッレチェント・ティーヴ” でした。

フィアット1100は1953年にデビュー、ボディにたび重なるフェイスリフトを受けながら1969年まで生産されたロングセラーでしたが、この1957年型のボディはプレス部分は基本的に初期型と共通ながらモール類やカラーリングが若干きらびやかになった、シリーズ2と呼ぶべき2世代目のものであります。

それは当時のフィアットの主任設計者、ダンテ・ジアコーザがスタイリングまで手掛けたという、全長4m弱のモノコックボディのフロントに1.1リッターOHV直4エンジンを積み、4段ギアボックスを介して後輪を駆動するオーソドックスな設計の小型実用4ドアセダンですが、そこはそれイタリアン、しかもあの鬼才ジアコーザの作品とあって、なんとも軽妙な雰囲気に仕上がっているではありませんか。

ではこのフィアット1100TV、いったいどんな走りを見せてくれたのかについては、このナンバー125のナビゲーターであり、今回のタルガ・フローリオ出撃を企画した超本人でもある自動車誌『GENROQ』のN編集長が僕のデジカメを駆使して助手席から収録した動画で、ぜひ味わってみてください。



ドライビングの舞台は、1ラップ72kmのピッコロ・マドニエの前半のハイライト、チェルダの街を抜けて雄大な景色のなかを走るアップダウンの激しい高原のワインディングロードで、車高の低いレーシングカーだと床を擦らずに走るのは不可能なほど荒れた部分のある、ミューの低い路面が続きます。
Posted at 2011/10/06 17:47:13 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2011年10月05日 イイね!

早いもので、あれからもう1年が経っていた。

早いもので、あれからもう1年が経っていた。ふと思い出したら、今日10月5日は、事務所を現在の場所に引っ越してから、ちょうど1年目に当たる日でありました。

そこで、去年10月5日の写真を画像のファイルから引っ張り出してきてアップしてみたら、部屋中に無数の段ボール箱が積まれていて足の置き場もない状態だったのを、まざまざと思い出しました。

ここスパルタンラボ、今でも家から毎日やってくるたびに僕を新鮮な気分にさせてくれて、とても気に入っていますが、それにしても1年が経つのなんて早いものだと、あらためて実感したのでした。
Posted at 2011/10/05 21:35:45 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2011年10月03日 イイね!

スポーツカー親爺 “TARGA FLORIO” に出撃。



458スパイダーに試乗後、9月26日早朝にボローニャからシチリア島のパレルモに飛んだ理由は、正式名称「ECO TARGA FLORIO」なるイベントに出撃、つまりドライバーとして参加するためでした。

TARGA FLORIO=タルガ・フローリオといえば、シチリア島の公道を舞台に1906年に始まったロードレースで、戦後は1973年までスポーツカーのワールドチャンピオンシップイベントとして開かれていた、ミッレミリアより長い歴史を持つイタリア屈指のクラシックレースであります。

そのタルガ・フローリオがヒストリックカーイベントとして最初に甦ったのは1986年のことで、このロマン溢れるシチリアのロードレースに昔から憧れていた僕は、フリーランスになった1年後のその年、自費を投じて遥かシチリアまで飛んで、それを夢中で取材および観戦したものでした。



ところが、そのリバイバル版タルガ・フローリオの主催者が今年から替わり、新たなイベントとしてリニューアルされるに当たって、そこにドライバーとして参加しませんかという話を、後にその名を記すある自動車誌からもらったのでした。

これまでとオーガナイズのやり方が違うというところに若干の不安を感じはしたものの、あのタルガ・フローリオにドライバーとして出撃できるという魅力には、もちろん逆らうことなどできません。

そこで早朝のボローニャから飛んだ29日の午後2時半過ぎ、僕は写真のクルマのコクピットに収まってそのステアリングを握り、かつてのスタート&フィニッシュ地点だったここFloriopoliから、ピッコロ・マドニエと呼ばれる1ラップ72km余りの過酷な公道サーキットに走り出たのです。



そこで質問 : スポーツカー親爺がステアリングを握るこのクルマ、車名を想像できる超エンスージアスト、あるいは車名が分かる超々エンスージアストは、ぜひぜひコメントを寄せてください。

一番上の写真のダッシュボードとメーターパネルとウインドシールドの形状、すぐ上の写真にある隣のポルシェ550スパイダーを望むサイドウィンドーのカタチ、といったところがヒントになるでしょうか。

ちなみに一番上の写真に見える巨大なJAEGER/ABARTHのタコメーターは、本来のメーターを隠してしまっていることからも容易に想像できるようにノンスタンダード、つまり後付けパーツであります。

以上、スポーツカー親爺の「TARGA FLORIO」参戦リポート第1回は西ヨーロッパ時間10時45分、イタリアから日本への帰路の中継点であるドイツ、フランクフルト空港近くのホテルからのアップでした。
Posted at 2011/10/03 17:45:35 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
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