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吉田 匠のブログ一覧

2012年10月29日 イイね!

「浅間ヒルクライム」に出場した。

「浅間ヒルクライム」に出場した。27~28日の週末、長野と群馬の県境付近に位置する高峰高原に上る小諸市のチェリーパークラインというワインディングロードを舞台にして、「浅間ヒルクライム」なるイベントが開かれました。

このイベント、基本は二輪を含むヒストリックカーによるヒルクライムだったので、僕もわが愛機1962年356B Super (75GT)を駆って出場したのでありますね。



27日朝、東京から3時間ほどで高峰高原に辿り着いてみると、一番上の囲みの写真のように冷たい雨と濃い霧に覆われていて一体どうなることかと思いましたが、幸い時が経つにつれて天気は回復していき、その日の午後にはすぐ上の写真のようなドライな路面を生み出してくれたのです。

それにしても、わが356Bを囲むようにパークした2台のディーノ246GTや、その右の和製アバルトというべきフィアット600改など、ここに集まった出場車は素晴らしくバラエティに富んでいました。



ディーノが手前に、その奥に356Aがいて、その後方にミニ・マーコスやフィアット軍団が並んでいるこの写真は、峠の麓近くの広場でスタートを待つコンペティターたち、という図でありますね。

実はこの浅間ヒルクライム、もともとはチェリーパークラインの占有許可を取って、ヨーロッパのヒルクライムのようにコースを封鎖して走る予定のイベントだったのですが、10月に入って警察からの占有許可が使用許可に格下げされてしまい、一般車と併走することになってしまったとのこと。



とはいえ、当日は麓のスタート地点で警察官が一般車とコンペティターとの交通整理を買って出るなど、今後の可能性につながるかのようなシーンが見られたのが、僕には好ましく思えました。

イタリアのミッレミリアやタルガ・フローリオのリバイバルイベントは、主催地の警察の全面的な協力によって成り立っていて、日本でもああいう状況が生み出せるといいのですが、今回のプレイベントが事故もなく成功裏に終わったので、幸い次回以降への期待が高まったような気がします。



再び高峰高原パーキングのカットですが、後ろ姿は手前からアバルト1000TCR、わが356B、その奥がアルファ・ジュリアSS、さらにその奥の奥にアルファTZ1の魅惑のプロフィールが。一方、前列のディーノの横にいるイエローのオープンは、わが旧友のホンダS800ベースのコニリオですね。

ちなみに356B Super(75GT)、75psエンジンは非力ながら絶好調なのに加えて、脚のチューンが功を奏して抜群のハンドリングを示し、実に気持ちよく丘を駆け上がったこと、報告しておきましょう。
Posted at 2012/10/29 21:12:19 | コメント(19) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月26日 イイね!

10月のヒストリックカーその2、フィアット1100フルア・クーペ。



キャトルに対する10月のヒストリックカーのもう一台がこれ、1953年フィアット1100フルア・クーペ。

1953年に発表されたフィアット1100ベルリーナは非常に優れた小型セダンで、それをベースに使ったスポーツカーが50年代のイタリアから数多く出現したのですが、これはそのひとつ、ピエトロ・フルアがデザイン&製作したスチール製ボディを架装した小量生産のスポーツクーペであります。



個人的な印象を正直に書くと、異様に大きいエアインテークが目につくフロントスタイルは少々スポーツカーらしさに欠けると思うのですが、ドアを開いてコクピットに収まってみたら驚きました。

どうですこの結晶塗装を施したダッシュボードやメーターあるいはスイッチ類の、まるでフェラーリのコクピットかと錯覚するようなゴージャスで凝ったデザインと造り。ピエトロ・フルアというデザイナーは、インテリアの造作に丹精を込めた人物だったのではないかと想像した次第であります。



スポーツカーとしてはやや長めのこのプロポーションから想像するに、シャシーはフィアット1100用をほぼそのまま使っていると思われますが、後にフルアがデザインすることになるボルボP1800を彷彿とさせるルーフラインやテールエンドを持つリアスタイルは、なかなか魅力的だといえます。

よくチューンされた1.1リッター直4による意外や活発なドライビング感覚その他に興味のある読者諸兄は、今月26日発売の『GENROQ』12月号、「VINTAGE IMPRESSION」のページをよろしく!
Posted at 2012/10/26 13:11:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月25日 イイね!

10月のヒストリックカーその1、ルノー・キャトル。



10月に乗ったヒストリックカーのひとつはルノーの小型大衆車キャトル、それも1961年にデビューしたキャトルの最も初期のモデルである1962年R4L=ルノー4Lというヴィンテッジな一台でした。

フランス本国で1992年まで、モロッコとスロベニアでは94年まで造られ、累計813万台余りも生産されたというルノー・キャトルは、4ドア+テールゲートを持つ簡潔極まるこのボディのスタイリングを一度も変えなかったのですが、その生涯をつうじて数回だけ変更したのがグリルを中心とするフロントスタイルで、この62年型の顔つきこそデビュー直後のオリジナルのフェイスなのでした。



簡潔なのはエクステリアだけでなく、インテリアも同様で、特にこの初期型はこのとおり。747cc直4と組み合わせられた3段MTを、ダッシュから生えるシフトレバーの押し引きで操作するのです。

シートはライバルのシトロエン2CVと同じくハンモック型ですが、座り心地はなかなか良好でした。



現車が実走行距離3万6000km強というコンディションのいいクルマだったことも幸いして、サスペンションの柔らかさとストロークの長さを連想させるプロフィールのとおり乗り心地はすこぶるソフトかつフラットで快適、しかも747ccエンジンと3段MTの組み合わせによる動力性能も都内の流れに乗るのに不足なく、癒しに満ちたそのドライビング感覚にすっかり魅了されたのでありました。

実は1970年代後半、ヨーロッパ出張に出るたびにキャトルが欲しくなっていたという話を含むキャトルとカングーの新旧対比リポートは、今月26日発売の『LE VOLANT』12月号に掲載です!
Posted at 2012/10/25 12:35:34 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月21日 イイね!

駆け抜けるハイブリッド、背中を押し出すディーゼル。

駆け抜けるハイブリッド、背中を押し出すディーゼル。先週の後半、BMW3シリーズに加わった新バリエーションのプレス試乗会が御殿場をベースにして開かれ、生憎の雨の箱根を走ってきました。

3シリーズの新バリエーションとは、ハイブリッドモデルの“Active Hybrid 3”と、ディーゼルモデルの320dでしたが、いずれもなかなか印象深いクルマでありました。



Active Hybrid 3 は、3リッターのストレート6に電気モーターをプラスして、総合で340psのパワーと45.9kgmのトルクを生み出すパワーユニットに8段ATを組み合わせて後輪を駆動するクルマで、0-100km/h加速はヨーロッパ仕様の直6モデル335iの5.5秒を凌ぐ5.3秒という俊足を誇っています。

75km/hまではモーターだけで走行可能である一方、スロットルを深く踏み込めば上記の加速を発揮して猛然と加速するいわば “駆け抜けるハイブリッド” でして、ヨーロッパのパフォーマンスブランドによるハイブリッドカー作りのひとつの典型を示してしているかのようなクルマに思えました。



もうひとつのバリエーションが320dでして、世界一厳しいといわれる日本のディーゼル排ガスの新長期規制をクリアした184psと38.7kgmを発生する2リッター直4ターボディーゼルに、これも惜しげもなく8段ATを組み合わせ、JC08モードで19.4km/ℓ という好燃費をマークするとされています。

こちらは、低回転から太いトルクを捻り出すターボディーゼルの特性を生かすように踏み込めば、背中を押し出すようなネットリとした力強い加速感を振る舞ってくれるのが魅力的でありました。



エンジン音は明らかにガソリンとは異なっていて、常にディーゼル独特のザワメキが耳に入ってきますが、だからといって特に耳障りには感じませんでした。ボディにはセダンとツーリングの2種類があり、最も安いモデルは470万円からという戦略的なプライスも気になる一台だといえます。
Posted at 2012/10/21 20:33:22 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月13日 イイね!

ACCRに向けて、356B Super(75GT)の近況。



日本のヒストリックカーラリーとしては初めて、本格的なスペシャルステージが設けられたACCR=Alpine Classic Car Rally なるイベントが11月16、17、18日、東京と群馬県の山間部を往復するコースで開かれるんですが、実は僕もわが1962年356B Super(75GT)を駆ってそこに参戦します。

上の写真は10月6日、群馬サイクルスポーツセンターで開かれたそのプラクティスのときのカットで、手前から911用フラット6を積んだ356改、アルピーヌA110、ランチア・フルヴィアHF1.6、等々。

僕はこのとき,、後方にその姿が写っている某自動車専門誌編集部のライトブルーのフォルクスワーゲンup!に乗っていったので、ウチの356B Super(75GT)はこの日ここにはやってきていません。



とはいえわが356BもACCR参戦の準備は着々と進めていて、これはその一例。アメリカのワークショップから購入した4点式ストリート用ロールバーを装着した、コクピット後方の様子であります。



それに加えて、同じくアメリカからサスペンション関連のパーツを輸入して組み込み、コーナリングアビリティの向上を図ったのですが、これについては後日、詳しく報告しますので、乞うご期待!
Posted at 2012/10/13 01:55:46 | コメント(5) | トラックバック(1) | 日記
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