
27~28日の週末、長野と群馬の県境付近に位置する高峰高原に上る小諸市のチェリーパークラインというワインディングロードを舞台にして、「浅間ヒルクライム」なるイベントが開かれました。
このイベント、基本は二輪を含むヒストリックカーによるヒルクライムだったので、僕もわが愛機1962年356B Super (75GT)を駆って出場したのでありますね。
27日朝、東京から3時間ほどで高峰高原に辿り着いてみると、一番上の囲みの写真のように冷たい雨と濃い霧に覆われていて一体どうなることかと思いましたが、幸い時が経つにつれて天気は回復していき、その日の午後にはすぐ上の写真のようなドライな路面を生み出してくれたのです。
それにしても、わが356Bを囲むようにパークした2台のディーノ246GTや、その右の和製アバルトというべきフィアット600改など、ここに集まった出場車は素晴らしくバラエティに富んでいました。
ディーノが手前に、その奥に356Aがいて、その後方にミニ・マーコスやフィアット軍団が並んでいるこの写真は、峠の麓近くの広場でスタートを待つコンペティターたち、という図でありますね。
実はこの浅間ヒルクライム、もともとはチェリーパークラインの占有許可を取って、ヨーロッパのヒルクライムのようにコースを封鎖して走る予定のイベントだったのですが、10月に入って警察からの占有許可が使用許可に格下げされてしまい、一般車と併走することになってしまったとのこと。
とはいえ、当日は麓のスタート地点で警察官が一般車とコンペティターとの交通整理を買って出るなど、今後の可能性につながるかのようなシーンが見られたのが、僕には好ましく思えました。
イタリアのミッレミリアやタルガ・フローリオのリバイバルイベントは、主催地の警察の全面的な協力によって成り立っていて、日本でもああいう状況が生み出せるといいのですが、今回のプレイベントが事故もなく成功裏に終わったので、幸い次回以降への期待が高まったような気がします。
再び高峰高原パーキングのカットですが、後ろ姿は手前からアバルト1000TCR、わが356B、その奥がアルファ・ジュリアSS、さらにその奥の奥にアルファTZ1の魅惑のプロフィールが。一方、前列のディーノの横にいるイエローのオープンは、わが旧友のホンダS800ベースのコニリオですね。
ちなみに356B Super(75GT)、75psエンジンは非力ながら絶好調なのに加えて、脚のチューンが功を奏して抜群のハンドリングを示し、実に気持ちよく丘を駆け上がったこと、報告しておきましょう。
Posted at 2012/10/29 21:12:19 | |
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