
先週から今週に掛けての1週間近く、BMW のEV、i3 の広報車を借りて、乗っていました。
i3 には、電機モーターだけの標準型と、それに補助エンジンが備わるレンジエクステンダー=REXの2種類があるのですが、僕が借りたのは後者でした。
で、そのBMW i3 レンジエクステンダーを、都内での足とか、ちょっと遠くの取材に出掛けるときの足とかに使っていたわけですが、実はこれ、かなりドライビングの気持ちいいクルマなのですよ。
カーボンの骨格を持つボディによる軽量、バッテリーを床下に搭載したことによる低重心、リアアクスル部分にモーターとコントローラーを搭載したリアエンジン配置の後輪駆動、大径で細めのタイヤ、などがもたらすシャープなハンドリングと、踏み込むと同時に背中を押し出すような加速を振舞ってくれる電機モーターの強烈なトルク等々が、i3の fnu to drive の理由なのであります。
i3 のドライビングが愉しいもうひとつの理由は、ワンペダルドライビング。ブレーキング時の回生が強力なために、クルマを止めるのにほとんどブレーキペダルを踏む必要がない。つまり、スロットル、じゃなくて、アクセルペダルひとつでスピードをコントロールできるんですよ、このクルマは。
とはいえそこはEV、航続距離に限りがあるという弱点はつきまといます。借りたのはレンジエクステンダーなので、バッテリー残量が少なくなったら補助エンジンを掛けてモーターに電気を送り込むことができるけれど、それでも航続距離を200㎞まで伸ばすのは難しいでしょうね、多分。写真は足柄SAで急速充電するの図ですが、エンジン車と同じようなハイペースで走ったら、補助エンジンのガソリンを2リッター強消費し、バッテリーを14%ほど残して、都心に帰り着いたのでした。
Posted at 2014/10/26 02:06:22 | |
トラックバック(0) | 日記